eskapi-blog (てくてく京都♪)

京都にある多国籍料理店、eskapi店主の徒然日記です。

八坂庚申堂

2009-02-05 | 京都のお寺・神社

さぁ、母の願いを叶えましょうの旅2日目です。

今回ど~しても行きたいところがあるということで、

バスに乗り降り立ったのは東山。

 

母の願いを叶える前にちょっとだけ私の願いを叶えてもらおうと

安井金比羅宮へ。

無事縁切りをすませてから向かったのはこちら

八坂の塔!ではなくてそのふもとにあるコチラ↓

八坂庚申堂。

母はど~うしてもここに来たかったらしい。

 

近くの舞妓体験の撮影場所に使われているので、

この日も着いた時に2人撮影してはりました

見猿、聞か猿、言わ猿の三猿を安置する本尊に

庚申尊と呼ばれる青面金剛童子が祀られています

 

ここで有名なのはくくり猿ですね。

母はくくり猿がど~しても欲しかったんだとか。

境内のいたるところに奉納されたくくり猿が吊られています。

ちなみにこの木像は賓頭盧尊者(びんづるそんじゃ=おびんづるさん)

お釈迦様の弟子で神通力第一と言われている十六羅漢の1人で、

古代からなで仏として人々に親しまれているんですって。

腰痛の人は腰、頭痛の人は頭、縁結びを願う人は手、など

願うところをなでて拝むと良いそうですよ~

 

くくり猿は、お猿さんが手足をくくられて動けない姿を表したもの。

欲のままに行動するお猿さんの姿を人間の欲望に例えてあって、

人間の中の欲望が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているんです。



願い事をかなえようと努力している時、

それを妨げるように欲望の心が沸き起こるんですが、

その欲望をくくりつけ、庚申さんにコントロールしてもらうためのお守りなんです。

くくり猿に願いを託してそれを叶える秘訣は、欲を1つ我慢することだとか。

 

う~ん、それがなかなか難しんだよねぇ・・・

 

お参りを済ませてから母はまっすぐ社務所へ。

ちっちゃいくくり猿のストラップと、9連のくくり猿を買いました。

ついでに私の分も

部屋の一番よく目に付くところに飾りました。

 

くくり猿は5連のものが多いのですが、

9連の猿は苦(9)が去る(猿)っていう意味で作られたんだとか。

さぁ、願いを叶えるために欲を1つ我慢しないとね~

 

境内には早咲きの梅がちらほら

そろそろまた自転車の旅を始めなきゃいけない時期かな?

 

さて、そろそろ次なる母の願いを叶えに次の場所へ!