パリのシャンゼリゼ通りは夕刻になると
混む
特にクリスマスの時期はクリスマス市やライトアップもありさらに混む。
フェランディ校からホテルに帰り、スーツから着替えることもなくすぐ出発。
第一回食べ歩き研修です。
この日は各自で選んだお店に行き食べてくるという研修。
担任の先生にアドバイスをもらって決めたお店、
レ・ブキニストに向かいます。
先生かJTBの人か誰か付き添いがいるのかと思っていたらなんのなんの
ホテルからタクシーに乗せられポッと2人で夜のパリに放り出されました。
悲劇はここから始まった・・・
タクシーの運ちゃんは若い兄ちゃん。
乗り込み行き先を伝えるととりあえず行き先をナビで登録。
ガンガンにかかったラジオの音量を下げることなく、出発。
渋滞する道にイライラした態度を見せるもラジオに合わせて歌いだし
隙間を見つけては猛スピードで駆け出してみたりバス専用道路を突っ走ってみたり
暇があれば携帯をいじり、友人らしき人から電話がかかってきたら
こっちがフランス語を分からないことをいいことに躊躇なく出てしゃべりまくる
只でさえ時間が押しててイライラしてるのにさらにイライラ・・・
さらにさらに、ナビを全く無視して逆方向ばかり進んでいくので
一回英語で『ほんとにこっちであってるの?』的なことを言ってみたけれど
英語はわからないようだったけどなんとなく意味はとれたようで
『この時期のパリはいっつも混むんだよ』的なことをフランス語でへらへら言われた。
怪しく思ってもどうすることもできず、その間もメーターはどんどん上がっていき
結局予約時間30分おくれ、苦痛のタクシー乗車時間1時間でようやく到着
料金 40ユーロ(約5000円)
ぼったくられました
なぜなら帰りの所要時間は10分程度、料金は 10ユーロ
ともあれお店には無事着いたわけで
とりあえず中に入ると店員さんたちが迎えてくれます。
シンプルでモダンな感じの店内
堅苦しくはない雰囲気で結構好きでした。
メニューはあらかじめJTBの人がうちの学校の趣旨を伝えてあり、
この研修のためだけの特別メニューを頼んでくれています。
まず出てきたのはマッシュルームのポタージュ
イライラした体がちょっとほっとします。
次に出てきたのはまたもやきのこのスープ
???
さっきと一緒でない??
隣の友人をみてみると友人も?と感じたらしく腑に落ちない顔をしてました。
たらのソテーとマッシュポテト
う~ん色合いあんましよくないなぁ・・・
あまりぱっとしない味なのに何故かうっとくる
牛フィレステーキ
上にのってるのは杏や干しブドウなどを甘いソースで煮てあるもの
あぁ・・・無理・・・
肉は柔らかかったのですが、昼のフェランディ校のランチがまだ残っているうえ、
たらでうっときていて、微妙な歯ごたえと味の果物達・・・
ごめんなさい残しました
デザートはまたまたチョコレートのムースアイス
これはまだあっさりした甘味でよかったです。
食後のコーヒー
食べ終わってJTBのひとに言われたとおり
『タクシーをお願いします。』とお願いしたのに、
いっこうに呼んでくれる気配がなく、
しばらくまっていたら、
『もうお勘定は事前に済んでるから帰っていいよ。さぁ出て出て!』
と、極寒の夜のパリにポイっと放り出されました。
お店の前でしばらくタクシーを待ってみましたがこないので、
道に出てつかまえてみようと思ってもなかなかつかまらず、
右も左もわからない街で途方にくれてしまいました。
しばらくウロウロしてやっとのことで1台つかまえ、
ようやくホテルにたどり着いたら23時半すぎ。
前日の飛行機の疲れとこの日の早起きと、
タクシーのイライラと料理のがっかり感で疲労困憊。
もう二度とパリには来ない!!
本気で思いました。
研修2日目にして早くもホームシックです
『まぁでも、明日はモンサンミッシェルやし・・・』
と、とりあえず2人で励ましあいながら、ベットにバタンキューでした。