道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

低体温症

2019年01月10日 |  山歩き
山歩きに熱中していた40代の頃、低体温症というものを実際に体験した。新年を迎えた初山行で、静岡県と長野県の県境にある熊伏山(1653m)に登った時のことだった。県境青崩峠の稜線は、南の静岡県側の傾斜がなだらかで、北の長野県側は絶壁が谷底まで落ち込んでいる、非対称地形の山稜だった。 寒中とはいえ、暖かい太陽を浴びて標高1500m前後の稜線を歩いていると、日射しで汗をかくほど体温が上がる。右手の . . . 本文を読む
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多賀大社

2019年01月08日 | 民俗・芸能
毎月一回の近江歴史探訪を四年も累ねながら、未だに多賀大社を訪れていないのは、聊か気が引けるものがあった。理由は単純、米原駅から1時間足らずの、いつでも参拝できる交通の便にある。いつでも出来ると思っていることは、なかなか出来ない。年賀の賑わいが去った今、急遽出かけてみる気になった。 米原駅で近江鉄道に乗り換え、多賀大社前駅に初めて降りた。冬の遠州が快晴の日の江州の空は、概ね雪雲に覆われる。伊吹山や . . . 本文を読む
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八百万の神

2019年01月02日 | 人文考察
正月を迎え、神社に参拝などすると、「大和言葉」の響きと意味に思いを新たにする。 大和言葉は、中国から漢語が入る前の、日本人が用いていた真正の日本語だから、私たちの耳には心地好く感じられる。自然現象や感情などを表すとき、大和言葉でないと的確に表現できないことがよくある。日本人の感情は、本当は大和言葉でなければ伝えられないものだろう。正月は、中国由来の語音から束の間遠ざかるとき、自分たちの遠い先 . . . 本文を読む
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新年のご挨拶

2019年01月01日 | ご挨拶ほか
明けましておめでとうございます。 昨年中は当ブログをご閲覧いただき、有難うございました。今年もよろしくお願い致します。 今朝一番の来客は、キジバトのカップルでした。 スズメよりも早く起き出すのは、身体が大きく、体熱が蓄えられているからでしょうか? . . . 本文を読む
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