寒中に外で野鳥を観察するほどの愛鳥家でもないので、横着を決め込み、窓辺近くの餌台に来る野鳥を暖かい部屋の中から観て楽しんでいる。陽のある間、彼らは入れ替わり立ち替わりやって来る。中でも最もポピュラーなスズメの行動は、つぶさに観察すると意外に可愛い。
大きさの順
に挙げると、キジバト、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラ、メジロとなる。それぞれの鳥の食性に違いがあり、餌は大雑把に3種あたえる。キジバト、スズメは穀物やパンくずが好きで、ヒヨドリ(この鳥は貪食でパンも米も食べる)とメジロは果実、
シジュウカラやムクドリはピーナッツやクルミなど脂肪の多い木の実や動物質のものを好む。
鳥は頻繁に食事する生き物だが、これまでの観察では、概して人間が食事する時間帯の朝、昼、夕(日暮れ前)に多めの量を食べるようだ。
ある時、昼食を摂りながら餌台に目を遣ると、スズメが6、7羽群がって競い合うように餌箱に嘴を突っ込んでいた。中には警戒心を忘れ全身を餌箱の中に容れ、飽食するまで出てこないのもいた。
身体の大きいキジバトは鷹揚で、ヒヨドリやムクドリのように他の小鳥を追い払ったりしない。スズメたちも、キジバトの食事が終わるのを静かに待っている。食性が似ていることが親近感をもたらすのだろうか?
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