明け方に雨が降ったようだ。シャッターを開けたら、道も草木もしっとりと濡れていた。まだ5時台だから涼しい。
急に意欲が湧いて、久しぶりに、2km先の佐鳴湖まで段子川の岸辺を往復した。かつて壮年の頃は、毎朝歩いた懐かしい定番散歩コースである。
川中にいる水鳥と両岸の草木など、観察の対象が多く、歩行の退屈を紛らすことができる。
まず目についたのが黄色のオオマツヨイグサ。夏の終わりを告げていた。
段子川の河口の手前の橋で折り返し、対岸の道を戻る。
川端に桑の木が生えていた。いつも感心する精力旺盛な木である。
川端に桑の木が生えていた。いつも感心する精力旺盛な木である。
かつて娘の学習課題を手伝って、蚕の猛烈な食欲の激しさを目の当たりにした時、桑がこの世に無ければ、蚕の食欲を満たせないと痛感した。桑と蚕の精妙な組み合わせに、自然という造物主の無限の力を感じた。それに似た例は、ほかにも無数にある。人間が自然崇拝に帰結するのは、至極尤もなことである。
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