本年一年のご高覧、まことに有難うございました。
今年は数えるほどしか佐鳴湖に行かなかったので、ギリギリ大晦日の今日、風花も舞う寒風をついて、公園に向かった。静岡気象台は静岡県が今季最低-12℃の寒気団に覆われたと発表している。
公園まで500mほどの道角を、一輪車に乗った老人男性が、私の行く公園の方向に曲がった。26インチぐらいだろうか?颯爽とした後ろ姿に息を呑み、思わず追いかけたが、すぐ見えなくなった。
公園内の芝生広場に入ると、あずまやに件の男性が休息していた。常の癖で、好奇心を隠さず話しかける。
いつも車で公園に来て、湖の周りのアスファルト路を走っていると云う。年齢を尋ねると、71歳とのこと。「お元気ですねぇ」と敬意をこめて語りかけたら、「いや、脊柱管狭窄症があって、低周波治療器を付けて乗っています」と明かしてくれた。かれこれ7年くらい一輪車に乗っているらしい。
この人の病に負けない気概に感服した。
了承を得て、ブログに載せるため乗車姿を撮らせてもらった。男性は見る間に遠ざかっていった。まことにカツコ好い。
一輪車は、歩くよりも脊柱には負担がかからないのだろうか?
同じあずまやで休んでいた老人が、「あの人は前はスケボーもやっていた」と教えてくれた。
葦が刈り取られた冬の湖面に水鳥の数は少なく、湖岸の林にも小鳥の姿を見かけなかったが、新年を前に滅多に見られない高齢者の元気なパフォーマンスに出会え、元気のおこぼれにあずかった。帰路は寒さを感じなかった。
来年も、よろしくお願い致します。
脳内は、加速度増して劣化
せめて歩く事で身体機能劣化に抗いしてます。医師から、若い頃からの山登りが支えている。
願わくば歩行中の死です。
わたしは70歳で山登りを罷めましたが、
好奇心に突き動かされ平地を歩きます。
歩くことは絶えず脳を刺激しますね。