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道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

情熱の熾火

2022年10月15日 | 恋愛
男女の間柄ほど理屈に合わない関係も珍しい。恋愛感情は常に理性を凌ぐ。人間同士の関係で、およそ恋愛関係ほど不条理な男女関係もない。恋愛関係は、当事者男女がお互いの相手に対する情熱を同時に自覚共有しなくては成立しないし維持も出来ない。長い期間交際していても、どちらかの恋情に熱が感じられないのなら、恋愛は終わっているのだろう。早々に仕舞う方が双方の為である。相手の情熱が感じられない交際は、恋の泉のほとり . . . 本文を読む
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恋の失速

2022年04月26日 | 恋愛
恋人に嫌われたのでも、双方に異性との問題が生じた訳でもないのに、何故か恋情が消失し、熱愛していた恋人と別れてしまった苦い体験をおもちの方は、男女ほぼ同数おられることだろう。遠い昔の、若い頃の恋愛を思い出していただきたい。順調円満な男女の仲なのに、一方の恋情が突然冷めて恋が失われるのはどういうことなのだろう?恋愛につきものの、不可思議な現象である。若い男女の恋では、どちらの側の恋情にも、航空機が失速 . . . 本文を読む
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両想い

2020年12月21日 | 恋愛
これでも若い頃は、ご多分に漏れず情熱の炎が熾んで、思い焦がれたり懊悩に苦しむことが一再ならず、夜も眠れず食も細ることがあった。シャイな癖にアグレッシブな性質というのは誤解を招きがち。愧じ多き時代のことは、懐かしくもあり忸怩たる思いばかり。熱の発生が著しく減った現在では、その頃いったいどのような情動に衝き動かされていたのか、漠然としか思い出せない。どうしてもその時の実感が甦らない。人間は熱がなくなる . . . 本文を読む
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恋というもの

2020年02月28日 | 恋愛
新型コロナウイルスのTV報道を連日視聴していると、外出を避けていることと相俟って、かなり気が滅入ってくる。こんな時は、とうの昔に過ぎ去った恋のことでも考えてみようと思った。恋という言葉の意味・感情を忘れてしまう前に、書き留めさせていただく。恋について、忌憚なくかつ衒いなくそれを書けるのは、遥か昔に恋と無縁になった老人の特権である。恋が現実のものであるときは、冷静に考えたり論評をしたりすることは、到 . . . 本文を読む
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岡惚れ

2018年09月05日 | 恋愛
つらつら顧みるに、幼稚園の頃から、岡惚れする質(タチ)だった。学校時代は一貫して岡惚れ時代。結婚しても岡惚れ癖は熄まなかった。老いたら熄むと思っていたら、齢の分だけ岡惚れ対象の年齢幅が拡がっていることに気付き、我ながら呆れ果てた。辞書によると、岡惚れの「岡」は「傍ら」を意味し、岡惚れとはよく知らない異性や特に付き合いのない異性に、傍らから見ただけで惚れてしまうことだという。つまり傍らから刹那的に恋 . . . 本文を読む
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