キンリョウヘンにニホンミツバチの探索蜂が来た。花粉を纏って巣に戻り、仲間にキンリョウヘンの所在情報を伝えるのだろうか?じっとしていないニホンミツバチの特徴と習性の一端を、間近に見ることができた。中国原産のキンリョウヘンに、ニホンミツバチが誘引されるということは、大陸と列島が陸続きだった頃の、原種トウヨウミツバチの時代に獲得した習性ではないか。列島が大陸から分離し、ニホンミツバチがトウヨウミツバチの . . . 本文を読む
ランの一種、金陵編(キンリョウヘン)の花が咲いた。今年は花茎を5本も伸ばしている。この中国原産のランは、ニホンミツバチを誘引するランとして知られている。さる知り合いの庭の梅の木にニホンミツバチが密集し、分蜂球をつくったのを目撃したことから、ニホンミツバチの特異な生態に興味をもった。セイヨウミツバチに比べると、野外でニホンミツバチを見る機会は少ない。早速ニホンミツバチの観察のためにこのランを買い求め . . . 本文を読む
川の土堤の枯草の色が、ほんの僅か赤みを帯びている。よくよく注意していないと変化に気づかない。節分を過ぎる頃から、雨が降る度にほんのり赤みがさしてくるのである。早春の先駆けを、林床の草花や木々の芽吹きに見るのでなく、枯草の赤らみに認めるようになったのは、ここ数年のことである。まさか土に還るほかない枯草に、春の先駆けを見出そうとは、思ってもみなかった。車での遠出も山歩きもできなくなって初めて知ったこと . . . 本文を読む
かつて当ブログで「タンニン鉄」についてご案内した。タンニン鉄 - 道々の枝折老生は毎日ティーカップに3杯も5杯も飲むほどの紅茶好き。紅茶の出がらしがすぐ溜まる。ユーチューブの動画で、茶葉の溶液と鉄釘とを反応させタンニン鉄の水溶液をつくり、...goo blog このタンニン鉄、土壌中の微生物を活性化し、植物の健康に対して有効に働くらしく、今では老生の植物栽培の切り札となっている。鉢植え . . . 本文を読む
植物であれ動物であれ、双方の基本的な栄養吸収のメカニズムに微生物が関与していることは興味深い。どちらも、肥料や食物などの有機物を無機物に変える過程で、微生物(バクテリア)が大きな役割を果たしているらしい。植物の場合は、土壌中の有機物をバクテリアが無機物に変えたものを水と共に根から吸収している。動物の場合は消化器官が具わっており、食物は消化器官から分泌される消化酵素で消化する仕組みを備えているが、消 . . . 本文を読む