イカす家屋

外壁が縦はめ板式の一般的な家屋である。
この古い家屋のどこがイカしているかというと、細長く突き出た空母の艦橋のような部屋のデザインである。ここはたぶんトイレであろう。おそらく建築当時は汲み取り式だったので、少しでも部屋の中心から遠ざけるための工夫だと思う。

イカスモンだったらここを書斎にしてみたい。一畳ほどの「城」である。窓も外が見えるぐらい大きくして道行く人を見下ろしながらこまい工作をしたり読書したりしたら楽しそうである。

GR DIGITALで撮影。