波浮から葉山へ帰還

楽しかったクルージングも最終日。ホームポートの葉山マリーナへ向かいます

朝、スコールがありました。
あたり一面この世の終わりみたいな真っ黒な雲に覆われ、首筋にヒューーーっと冷たい風を感じたと思ったら、大粒の雨が落ちてきて、あっという間に土砂降りに。日本列島亜熱帯化を目の当たりにするような、トロピカル・シャワーです。でも10分もしたらウソみたいに晴れ、またみんみんゼミが鳴き始めました。
雨やむのを待って、午前6時半に波浮港を葉山に向けてドックアウト。


夏空~!!上空は風が強いみたいです。

今日は雲がモクモクたくさんあって、絵心(写真心?)をくすぐられます。空は、青く晴れあがっていればいいってもんじゃなく・・・。雲があると青空もグッと引き立ちますね。なんて素人愛好家ながら(^_^;)


朝ビー? 雨上がりは空気が澄んでます~

夏のスコールのあとって、雨を吸い込んだ土や濡れた木や草の独特な匂いがして、トロピカルな空気が漂います。南の島へ到着した飛行機のタラップを降りたときの、あの匂いです。雨上がりで空気も澄んでいて、とても気持ちよい朝。


ここはミクロネシアか?!って感じのトロピカルムードがむんむんな大島


雨雲が移動して、遠くの海の上にシャワーかけてます


今日は、この後南西の強風が予想されてるけど、今のところまだ穏やかな海です。それに葉山への進路は約10度なので、よっぽどデンジャラスな時化にならない限り、イケイケ・かっ飛びのダウンウインドです。

風早を越えて暫くすると、案の定風があがってきて、大波を食らうようになってきました。ロデオボーイ乗ってるみたいです(^_^;)。ライジャケ・ハーネス着用。見慣れた景色が近づいてきた頃には一面白波で、ヨットなんて誰も走ってません~。上りだったら、叩かれて大波かぶってビチョビチョですね。つくづくラッキーな航海でした。
午後、無事に葉山到着。楽しいクルージング旅行も終わりです。順調な楽しい航海でした。

今回は、ホビ号で久々の遠出でした。黄金週間に新島に行こうと計画していたけど、天候が悪くいけなかったのでリベンジです。自分たちのフネで、自分たちで計画して、みんなで協力しながら、「不自由だけど自由」なフネの上の生活を楽しむのは、サイコーの楽しみであり、勉強でもあります。昔、末席クルーだった頃は、泊地でNHK第2放送の気象通報を聞いて天気図用紙に怪しい地上天気図(-_-;) を書いたりしたものです。速くて聞き取りにくくてとても追いつかないから、カセットテープに録音したりして。今は、携帯電話もGPSも当たり前で便利な世の中だけど、キカイに頼りすぎもいけませんね。

それでも、入港ガイドを見ながら初めて入る泊地へドキドキしながらアプローチしたり、接岸、もやい、アンカリング、風のこと、波のこと、潮のこと、天気のこと・・・色々気にしながら狭いフネの上で仲間と快適に楽しく過ごせるように、自分のできることを探して、工夫して、協力しないとやっていけません。そういう意味でクルージングは、 「海の総合学習」 って感じです。たった4日間のクルージングでも、自分のショボいセーリイング・キャリアを豊かにして、思い出に彩りを添えてくれます。マリーナのすぐ沖でブイばかり廻ってないで、これからも、たまには遠くへ行きたいです~!!

旅のメンバー:
ビール先生、総長、サイトーさん、わたし

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