葉山から新島へ

新島港の西側、地内島です。

黒こげになって、(^_^;)元気にクルージングから戻ってきました!連日天候に恵まれ、最終日こそ吹かれましたが、ゲリラ台風の発生直前に無事葉山へ辿り着き、すべて順調な楽しい休暇でした。現地レポートができなかったので、楽しかった夏休みクルージングを少しずつ振り返ります~。

月曜日の夕方、鎌倉花火大会を海の上から見物するため遼艇が続々集まる中、汗だくになって準備。まず、クルージングには超!便利なジブファーラーをセット。普段はレースのために封印していますが、マストにのぼってハリヤードをリストレーナーに通し、下ろしてあるアッパースイベルもセットし、かな~りくたびれたファーリングジェノアをセット。給水、給油、買出し、荷物積み込みを完了したのは午後9時ごろ。それから逗子デニで作戦会議をして、午後11時15分ドックアウト!まずは新島を目指します。直線では50マイル程だけど、一度伊豆半島に寄せてから徐々に南へ向けることにします。

暗いうちはビール先生とわたしの二人ワッチ。風弱く、フラット。南下するには絶好のコンディションです。あんまり急ぐと暗いうちに本船航路に突入してしまうので、気持ちスロットルをおとして機走でトコトコ行きます。江ノ島灯台、三崎灯台は確認できたけど、その後だんだんガスってきて、すぐに見えてくるはずの初島灯台もなかなか見えません。その後、辛い辛いゼロヨンワッチの時間帯になると、低いところが完全にガスの中に入ってしまい、岸の明かりも灯台も全く見えず・・・。
眠い中、目標物ナシでまっすぐ走るのは結構しんどいけど、でも空には星が見えてるので、夜光虫をかき分けながらマストとシュラウドに星を合わせて走ります。オートパイロットがあれば楽チンなんだろうけど、こういう経験も普段はなかなかしないので、いい勉強になります~。

川奈にとっついてから暫く伊豆半島に沿って進み、稲取すぎたあたりで夜が明けてきたので、新島の西側を狙います。朝食後、オフワッチになり1時間半くらい爆睡。その後、2週間前にパールレースで回航した利島・鵜渡根を左に見て、いよいよ新島に近付いてきました。


ウォー!新島見えてきました。

風が東に振れて、さわやかウィンドが吹いてきました!ここでフルセイルでセーリングを始めます。波と風と 「Israel Kamakawiwo'ole」 の透き通る声をBGMに至福のセーリング・タイム。あぁ、生きててよかったなぁ。なんて思ったりして。
右手に地内島を見ながら、本村の新島港に入港します。マストが何本か見えますが、まだガラガラです。スターンアンカーの槍付けで13:00過ぎ、無事新島港にもやいを取りました。


早速、野菜カリーとキンキンに冷えたサングリアでランチです

その後は隣のビーチに泳ぎに行ったり、オーニングの日影でお昼寝したり、まったりドリンキンしたりと思い思いの時間を過ごします。
そうそう、新島に来てびっくらこいたことが1つあります。それは、ガイジン観光客がいっぱいいることでした。ポルトガル語かスペイン語を話す若い海遊び系のダンシと、スタイル抜群の水着のジョシがビーチや通りにたくさんいて、ここホントに新島なの?って感じでした。タクシーの運ちゃんによると、少し前に外国人向けのガイドで新島が紹介されたらしく、それから人気のサーフスポットにたくさん訪れるようになったとか。


港のすぐお隣の前浜ビーチに夕陽が沈みます。

夕方、ちょっとだけ涼しくなってから、湯の浜露天風呂にテクテク歩いていきました。水着着用の露天風呂だけど、シャワーや更衣室もあって岩場にいくつもの湯船があってこれはこれで楽しいですね。24時間利用できて、しかも無料!ということで、ここでもたくさんのガイジンが居て、育ちの良い?葉山っ子たちは多少気後れしたりして。ワハハ。

温泉に入ってサッパリし、夕飯もガッツリ食べて、酒屋で氷をゲットしてフネに戻りました。島の夜は案外涼しくて快適なお泊りヨットでした。すっかり野生児になって、楽しい夜。明日は式根島探訪です。
 

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