今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

「愛している」は生きる者の言葉

2008-08-17 17:32:31 | タラの日記
こんばんは、卯月です。
今日は買い出しに行くはずでしたが、娘が出かけるからついでに買い物してくるよ、と言うので頼んでしまって、また一日家でゴロゴロしていました。
でも、明日からまた仕事だし、気分的にはもう日常に戻っている感じで、緊張感があります。
…と言いつつも、昼からお風呂に入ったり、おやつをいっぱい食べたりしていたんだけれど。

昨日は、お義姉さんたちは夫のお墓参りに行ったんだろうなあ。
私は今年もパスしてしまった。
お墓を建てて6年、まだ3回しか行ったことありません。

お墓を建てたのは私だし、場所とかどんなお墓にするかとか、ほとんど私が決めて、それなりに夫にとっても私にとってもいいお墓ができたと思っていたのだけれど、お墓というハードが気に入ってても、故人をしのぶというソフト面の整理がついていないと、お墓参りはできないものですね。
私はあのお墓に行って、悲しみにくれて納骨した時の自分とかを思い出すのがいやなのです。逃げたい。遠く逃げたい、ひたすら。
夫を亡くして7年、まだ心の整理がつかない私です。
いつになったら穏やかな気持ちで夫を思い出すことができるのかなあ。

やさしい人だった。
でもあの人は確かにこの世にいたのだろうか。存在していたのだろうか。ときどき、私が空想で創りあげた架空の人物だったのかもしれない、とわからなくなる時があります。そうでないことは、一緒に暮らしている子どもたちが物語ってくれているのだけれど、お父さんに似てくる息子や娘を見ていてもなお、わからなくなります。
私は初めから独りだったのではないのか。ずっとずっと、過去も未来も、独りぼっちなのではないのか。

彼のことを思い出すと、もう一生、誰からも「愛している」と言われることはないのだ、もう死ぬまで、誰からも抱きしめてもらうことはないのだ、とあらためて孤独の深さを思い知るのです。
「あなたを愛しています」という遺書を残して、都会のビルの10階から舞った彼。

そんなのずるい、「愛している」というのは生きていく者にのみ許された言葉のはず、自ら死んでいく者が「愛している」と言って逝くのはルール違反だ。残された私は、どう応えればいいんだ。そんなのずるい。そんな呪いのような言葉で私を縛って逝くのはずるい。
愛するというのは生きることだ。私はもし今、彼に会えたら、そう言って横っ面のひとつも張り倒してやるだろう。私は死んでいくやつになんか愛されたってうれしくも何ともないんだよ。

いつか夫のことが許せるようになるだろうか。
いつか誰かが、私を愛してくれるだろうか。わからない。

なんだか暗い話になってしまってごめんなさい。
雨のせいかなあ。

これから、鶏肉と厚揚げとピーマンの味噌炒めを作ります。得意料理のひとつです。DSナビのおじさんに教えてもらいました。おいしいよん。

ではまたね。
明日は仕事だあ。連休が終わるのが寂しいような、日常が戻ってくるのがホッとするような、複雑な気分だニャ。
急に涼しくなったから、みなさまお身体に気をつけてお過ごしくださいね。

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2 コメント

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7年になるのですね (かのこ)
2008-08-18 20:12:29
タラさんのご主人が、なくなって、7年・・・
月日の経つのは、あっと言う間ですね。
でも、やっぱり、それなりに、色々あったことでしょう。
気持ちの整理が付くのには、まだまだかもしれませんね。

愛してるって、言い逃げはずるいよ、応えられないじゃない!
そんな気持ちも、湧いてくるかもしれませんね。

私は、本当の意味で、人を愛したことがないのでしょう。
愛し愛されることに、とても憧れというか、渇望しています。
愛されたことも、ないのだと思います。
だから、愛が何ものなのか、本当は、分かってないのかもしれません。

ほんと、急に涼しくなりましたね。
秋の虫が、鳴いています。
タラさんも、お体、大切にお過ごし下さいね。

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かのこさま。 (タラ)
2008-08-18 22:02:09
いつもコメントありがとうございます。
愛するってどういうことなのか、私にも実はよくわかっていないような気がします。
夫は私を愛してくれていたと思うのだけれど、私はそれに応えられていなかったと思います。
今、愛について考える時、真に愛してるのは子どもたちだなあと感じます。これは本能的なもので、感情とはまた違うものなのかな。わかりません。
かのこさんも、お子さんのことは大切に思っていらっしゃるのではないかなと思います。
また来てくださいね、待っています。
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