今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

「楽しい」っていう感情を思い出した。

2011-05-22 23:07:13 | タラの日記

ようこそ、卯月です。

昨日いつものクリニックに行って、先生にまたいっぱい聞いてもらった。
「頭ではわかってるんだ。わかってることを、人からいろいろ言われたくないから、誰とも話したくない。わかってるのに感情がついていかない。こういうふうに考えたらとか、こんなふうに受け止めればいいんだと思うのに、できない。できないことがつらい」と話した。
「先生はいつも私の話を聞いてくれる。受け止めてくれる。受け入れてくれる。応援してくれる。先生に何も不満はないの。でも、今、私は誰かに甘えたい。今の私が素直に甘えられて、安心させてもらえるのはA先生(臨床心理士さん)だと思うんだ。私がA先生のカウンセリングを受けることを許可してくれる?」

A先生というのは、息子が小学1年生で不登校になって市の教育センターに相談に行ってたときの私の担当の相談員だった心理士さんで、その後ずうっとお世話になった方。
今は、私が行ってるカウンセリングスクールの講師と、併設の相談室の室長をしている(私が今のスクールを選んだのは、彼女の母校であり勤務先であることからだ)。
先週、今の私の状況と「話を聞いていただけませんか」というメールを送ったら、「主治医の先生の許可がもらえればカウンセリングできますよ」とお返事をいただいたのだった。

それで主治医の先生に聞いたわけなのだが、快く許可をくださった。
「何年も会っていないA先生に会うというのは、よっぽどのことなんでしょうね。会えるの楽しみですね」と、やさしく言ってくださった。
私は主治医の先生にも甘えたくて、帰り際「『何もかもあなたのせいじゃない』と言ってほしい」とお願いしてみた。
「『自分を責めるのをやめましょう』っていつも言っていますが、それはつまりそういうことですよ。あなたのせいじゃありません」と言ってくださった。

来週にでもA先生にメールして、日程の調整をお願いしよう、と思いながら帰った。

そして今日。
実は今日は、カウンセリングスクールの母体のNPOの定例総会の日。
総会の前にイベントとして、卒業生の被災地ボランティアの体験談というか講演があるので、申し込みをしていた。
昨夜、高くはないものの熱が出たのと、雨の予報だったのと、なんとなく人の集まるところに行くのがいやだったので、出かけるギリギリまで迷ったのだけど、行ってみた。
教室に行ってみたら、一緒に申し込んだはずのクラスメイトは誰も来てなくて、「うそー! コワイ。帰りたい」。
青くなりながら、なんとか私のクラスの担当講師の先生に「こんにちは」と挨拶をしたら、教室の前のほうに座ってた女性がこちらを振り向いた。
あ。。。。
A先生ではないか!

定例総会だから、もしかしたらお会いできるかもとは思ってたけど、ここ7~8年ほどは電話やメールのやりとりはたまにあれど、顔を合わせることがなかったので、もう、感動の再会。

結局、講演の後に続く総会、その後のパーティーと、クラスの人は誰もいなくて、パーティーはさすがに逃げて帰ろうかと思ったんだけど、A先生が「大丈夫だよ。こっちにおいでよ」と言ってくれて、飲み物を持ってきてくれたり、「ピザ2切れもらっちゃったから1つあげるね」とか「あっちのも食べてみる?」「これおいしいよ」と、ずっとそばにいてくれたので、私もしだいに慣れて、A先生が先に帰られた後も、いろんな先輩が声をかけて話の輪に入れてくれたので、なんだか心が温かくなった。楽しい、って思えた。
クラスの担当講師の先生とも初めて1対1でお喋りできて、すごく親しみが持てたし、「定例総会はなかなかみんな来ないんだけど、受け持ちのクラスの人が1人でも来てくれると本当にうれしいのよ。タラさんのことはA先生がすごく心配してると聞いてたけど、クラスのムードメーカーになってくれてるし」と手を握ってくれて(女性です、念のため)、とてもうれしかった。

帰る、となかなか言い出せずに残っていると、先輩たちが「入ったばかりで今日来るの勇気がいったでしょう。疲れたでしょう」「2回しか授業受けてないのに、ここまでがんばれてすごいよ」「お家、遠いんでしょう。もうキミは十分がんばった。あとは任せて帰りたまえ」とか言ってくれて、ありがたく帰ることに。

帰り道、A先生からケータイに「お疲れさま。先に帰っちゃったけど大丈夫だった?」とメール。みんなが私を気遣ってくれていることが、本当にうれしかった。
疲れた、でもそれ以上に、なんかたくさんのものをもらった、いい一日だった。
この学校に入って、本当によかった。やったね(ガッツポーズ)!

なんだか震災後、日増しに性格が悪くなって、心が腐ってゆく気がして、自分が許せなかった。
でも、今日はなんか、許された気がした。

はしゃいだ分、明日はまた落ちるかな。
でも、今日という日に感謝。ありがとうの気持ちを胸に抱いて寝ます。
おやすみなさい。