よむよま

よむ・よまない、それから。

大河ドラマ「真田丸」第28回

2016-07-19 21:18:27 | 見る
大河ドラマ「真田丸」第28回 受難

逃げ出した秀次は信繁たちにも助けられ、秀吉も謹慎だけで許すつもりでいたのに、
自分で自分を追い詰めたあげく、ひとり自害してしまった。
我が身内と思っていたのに、その手を離れ、差し伸べた手の内に戻ってこなかった秀次に、秀吉の怒りが爆発した。
妻、側室、子どもたち、侍女までも、死刑にした。

一人だけ、あの利発な娘が隠し部屋(秀次はキリシタンで、隠し礼拝堂)に潜んでいて生き延びた。
信繁は秀吉から、大谷刑部の娘を正室にと勧められたのにかこつけて、その娘を側室にしたいと申し出て許可を得る。

秀次の妻たちを死なせたあと、わあわあ泣いてる秀吉。
このコヒさんに泣けた。
そこへ、大谷家の姫をもらうのと一緒に、亡き関白の娘を自分にくれと申し出る信繁、
再び怒りが噴き出そうとする秀吉、
ここ、二人の真剣勝負って感じだった。
結局、男子が生まれたら殺せとは言わん、すぐ出家させろと言う(つまり許した)、
コヒさんの頬に涙がこぼれるの。
ここでまた泣けてしまった。

この娘を、三成はほんとに側室にしちゃえばと言ったけど、
信繁は秀吉の気が変わることを怖れて、呂宋助左衛門に頼んでルソンへ連れて行ってもらう、
というところで、三谷さんの一番好きな大河ドラマ「黄金の日々」から幸四郎の助左衛門の再登場でした。

秀次の新納慎也くんも、繊細な人柄を演じて、見せ場も十分、よかった。
キリスト教の絵を大事にしてて、その中に十字架上のキリストの絵があったから、タイトルの「受難」はそのあたりもあるのかな。

逃げている間、真田家にかくまわれたり、高野山に信幸がお供してたりしてて、
「叔父に振り回されてここまで来てしまった」と嘆く秀次に、信幸が、
「私も父に振り回され、最初の嫁は病弱、二度目の嫁は気心が知れず、その舅は怖ろしく」なんて言うオカシイ場面も。
二人は気持ちが通じ合ってた。

オカシイといえば、真田家の母上(高畑淳子)、公家の娘と言っていた出自がどうやらアヤシイようす。
でも、三成の奥方と姉妹じゃなかった?

オカシイといえば、秀次の死後、形見の絵を受け取って泣くきりに信繁が言う、
「追い打ちをかけるようだが」がおかしかったわ。
大谷刑部の娘を妻に迎える、加えて秀次の娘を側室に迎えると、きりに告げる、それを
「追い打ちをかけるようだが」って。(^▽^;)

死を望むようになっている秀次を信繁が説得するシーン、
あなたは豊臣家に「なくてはならぬお方」と言った瞬間、
うわ、山南さんだ!
なくてはならぬお方って声、言い方で、ひゃ~ん山南さん!と思ってしまった。
そして大坂へ戻るように言われた時の秀次のセリフ、
「もはや大坂に私の居場所はない」
山南さんだ。
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