よむよま

よむ・よまない、それから。

赤坂大歌舞伎

2013-03-12 19:48:46 | 見る
勘九郎3役早変わりの赤坂大歌舞伎「怪談乳房榎」を見てきました。
楽しかったぁ!
2年前ですか、一度見てるけど、そのときよりずっとこなれた感じで、
おもしろくなってました。

席が一番前列の上手側の端だったもんで、後半の滝のシーンの前になったら、
水よけの大きなビニールが配られました。
本水の滝に入って大立ち回り、ばっちゃん!ばっちゃん!と水を跳ね散らかすので、
そこにくると前列全員サッとビニールを頭の上まで上げてよけるの。
来たゾ!サッ!とビニールを掲げ、
半透明のビニール越しに勘ちゃんを見ました。
オモシロカッタ。!(^^)!

悪役の獅童が勘ちゃん(このときは3役のうち、実直な下男)に酒をおごってだまし、
言うことをきかせようとする場面で、
「さあ、この料理も食べてくれ」と言うのですが、
獅童がわざわざ膝を進めて勘ちゃんのそばに寄ってきて言うの。
「これは、赤坂の柿山のあられだ、さあ、食べてくれ」
柿山というのは、赤坂にあるおせんべ屋さん。ちと高級。
はあ?と目を剥いている勘ちゃんに獅童がわざわざもう一度言います、
「これは、赤坂の柿山のあられだ、さあ、食べてくれ」
さあさあと勧められて、勘ちゃん1枚口に入れました。
おせんべですから、そうそう、すっと飲み込めないの。
でも、セリフを続けなくちゃ。
ぶふっ!ごふっ!となりながら、
「大変だよ、口の中の水分が全部取られちゃって」
もごもご、獅童に文句言ってた。
ここは獅童がいたずら仕掛けてもいい場面なんだね!
大うけでした。(*^▽^*)

勘ちゃんは藤原くんにも無茶ぶりされてたね、「ろくでなし啄木」で。
そういうのがオモシロイ人だから?(^m^)

終幕はこの下男がひそかに育てた坊ちゃんとともに、敵の獅童を討つ。
勘ちゃん、子役の子の背中をハッとたたいてきっかけを与え、
一緒に見得を切るというのをやってた。
こどもの扱いが上手。いまに七緒八クンがこの役をやるかもね。

おみやげに買った青野の「粋な黒べい」(スマステで紹介してた)とACT最中。

コメント
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