硝子戸の外へ。

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差別や格差。

2018-01-15 21:31:38 | 日記
つい先日「ナイロビの蜂」という映画を観た後、トランプさんの差別発言騒動が報じられていた。

「ナイロビの蜂」は2005年の映画なのでご存知の方も多いかと思いますが、貧しさゆえに搾取される人々が存在する国をこの21世紀に観ると、どうすることもできない現実なのだと思うと同時に、スラムの人々は生きる為に懸命に生きているんだと云う事が伝わってきます。

また、貧しさゆえに、平然と賄賂を要求したり汚職をしたりする役人や、人を動物と同じように殺す事で対価を得る人が存在する事も事実なようです。

トランプさんは果たしてどちらをさして批判しているのでしょうか。それともすべての人を含めているのでしょうか。

この映画のように、列強国が大きな対価を得る為に、貧しい人々から生命を搾取しているのだとしたら、批判できるでしょうか。

また、馬や歩行が主な移動手段としている民族に、サブマシンガンが渡っているのはなぜでしょうか。

物語はミステリーサスペンスでもあり、純粋なラブストーリーでもあるけれど、そこに託された多くのメッセージは多くの人々に届いているだろうか。

レイチェル・ワイズの魅力も打ち消してしまった『ナイロビの蜂』。いろいろ考えてみて思ったのは、恐らくこの先も人種差別は無くならないであろうし、社会的格差は広がるばかりであり、格差や人種差別がなくならなければ多様性社会というのも世界全体規模としては構築できないのではないかと思う。

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