職場での休憩中。スマホを観ていたおじさんが、少し興奮気味に元宰相の悲報を口に出した。
近くには僕しかいなかったので、それに対して、「因果応報。仕方がないですよ」と答えた。すると、「そんな考え方は遺憾だろう」と、責められた。
家に帰ると妻が、「なんだか悲しい」と僕に言った。テレビは特番が放映されていた。
「悲しくないの? 」と問われたので「何も感じない」と答えると、怪訝そうに僕を見て「なんで」と言った。
僕は、政治を語る事とは、自身の思想を語る事であると思っている。
しかし、思想を口にしなければならない時、常に少数派になってしまう僕。
だからデリケートな話題にはなるべく口を噤むようにしている。
歴史から得た知見をもって、思想を語ってくれるのであればいくらでも耳を傾けるし、止揚を目指す事もできると思うが、ありふれた上面の情報に、感情を乗せて思想を語られると、頭が痛くなり気分も悪くなり、その場から逃げ出したくなる衝動に駆られる。
僕が批判される理由もわかる。たしかに功績は大きいし富裕層には恩恵も多く、支持率の高さから考えても人望も厚い人であろう。
しかし、英雄視され、神格化され、国民が熱狂すれば、誰かの思うつぼである。
隣国との緊張が高まる中、こういう時こそ、冷静になり、515事件からたった90年しか経っていないのであるから、その後国がどうなっていったのかを十分に鑑みなければならないのではないかと思うが、このような考え方も、きっと少数派なのではないかと思うし、理解されにくいのではと思う。
ただ、言えるのは、どんな思想であろうとも、殺人は違法であるし犯罪であるのだから、法治国家である日本では、公平な裁判と、法によって裁かれなければならない。
近くには僕しかいなかったので、それに対して、「因果応報。仕方がないですよ」と答えた。すると、「そんな考え方は遺憾だろう」と、責められた。
家に帰ると妻が、「なんだか悲しい」と僕に言った。テレビは特番が放映されていた。
「悲しくないの? 」と問われたので「何も感じない」と答えると、怪訝そうに僕を見て「なんで」と言った。
僕は、政治を語る事とは、自身の思想を語る事であると思っている。
しかし、思想を口にしなければならない時、常に少数派になってしまう僕。
だからデリケートな話題にはなるべく口を噤むようにしている。
歴史から得た知見をもって、思想を語ってくれるのであればいくらでも耳を傾けるし、止揚を目指す事もできると思うが、ありふれた上面の情報に、感情を乗せて思想を語られると、頭が痛くなり気分も悪くなり、その場から逃げ出したくなる衝動に駆られる。
僕が批判される理由もわかる。たしかに功績は大きいし富裕層には恩恵も多く、支持率の高さから考えても人望も厚い人であろう。
しかし、英雄視され、神格化され、国民が熱狂すれば、誰かの思うつぼである。
隣国との緊張が高まる中、こういう時こそ、冷静になり、515事件からたった90年しか経っていないのであるから、その後国がどうなっていったのかを十分に鑑みなければならないのではないかと思うが、このような考え方も、きっと少数派なのではないかと思うし、理解されにくいのではと思う。
ただ、言えるのは、どんな思想であろうとも、殺人は違法であるし犯罪であるのだから、法治国家である日本では、公平な裁判と、法によって裁かれなければならない。