硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

選挙に行く理由。

2022-07-09 22:06:26 | 日記
明日は参議院選挙投票日。だれに投票しようか迷っている。珍しく地元テレビの政見放送もしっかり見ていろいろ考える。

基本的な事として、今回は参院選挙なのだから、その役割は衆議院で可決された法案を吟味する事にある。したがって、衆議院で過半数を占めている政党に票を投じてしまうと、民主主義であるから、衆議院で可決された法案が通りやすくなる。
だから、法案を吟味してもらえるようにするには国会を意図的に「ねじれ」させておかなければならない。
それが真の民主主義国家であるのではと思う。

そして、野党と呼称されている様々な党のどこに票を投じればいいのかであるが、これが難しい。
自分の考えに一番近い政党に票を投じるのが正しいと思うが、政治家を目指す人が当選した途端に政治屋に変わってしまう危険性もあるのでうかつには票を投じれない。

白票でもよいのであるが、それならば、人気のある党に投じるのと同じになってしまうので、やはり、どこかには票を投じたい。

僕の願いは、平和で退屈で平凡な社会。

蛇口をひねれば飲み水が出て、電気のスイッチを入れれば明かりが付き、排泄がしたくなったらトイレで排泄ができて、お腹が減ったら、働いたお金と交換して、食べ物を食べる事ができて、少しの贅沢と暇つぶしができるそんな社会。

当たり前じゃないかと思うかもしれない。でも、それは先人たちの犠牲の上にその社会は成り立っているだけであって、現代に生きる人たちが破壊しようと思えばたやすく破壊できる世の中である。

誰に票を投じたって何も変わりはしない。それはわかっている。
でも、考えて一票を投じれば、僕の思想は守られる。

まだ、時間はある。布団の中で眠りにつくまでじっくりと吟味したい。