硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

彼は夢の中で生きてゆきたかったのだろうか。

2014-07-24 09:09:06 | 日記
少女を誘拐し、その少女の事を「妻」と言ったという事に得も言われぬ感情を抱いた。

なぜ妻なのか。また、調教という言葉が彼にとってどんなことを意味していたのだろうか。

恐怖が「愛」に変わりえる事があるのだろうか。

調教によって「愛」は芽生えるとでもいうのだろうか。

そんな夢物語のようなことはありはしない。もし、それが出来る男なら、少女を誘拐する必要などなかったであろう。

二次元の少女は年を取らず、思考もそのままで、見た者の理想を永遠にとどめておいてくれるが、少女は生きているし、思考も広がり成長もしてゆく。

おそらく彼はそのズレを受け入れられないと思う。

なぜなら、彼はきっと自分の描いた夢の中で生きてゆきたかったのだろうから・・・。