南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 最近、みなさんも気づいているとおり、震災報道の合間に流れるCMがAC(公共広告機構)ばかりになっている。多くのスポンサーがこの大震災の状況で自社CMを流すことを遠慮している結果、非営利のACばかりになっているらしい。
 同様の状況は、阪神・淡路大震災の時にもあったという。
 確かにこんな時に、無駄に明るいCMや自画自賛のCMは、視聴者に悪い印象を与えそうだ。だからといって民放は番組編成上、CMを一切流さないという訳にはかないようだ。

 
 ACのCMが鬱陶しいと言う人もいるし、中には脅迫まがいのことまでやっているような輩もいるらしい。
 確かに同じCMばかりでちょっとしつこいというか、ウンザリするというか、そういう気持ちも分かる。しかもACのCMは、人の道を問うような正道を行く内容のものばかりで、この震災の重苦しい雰囲気をさらに停滞させるような気もしなくもない。

 でも実は、私は個人的にACのCMは好きだったりする。
 「こんにちワン」「ありがとウサギ」「こんばんワニ」「さようなライオン」の『まほうのことば』が耳から離れない。お風呂で思わず口ずさんでしまう。
 『思いやり』『こだまでしょうか』『子どもへの手当て』『子宮頸がん検診』『オシム監督』『自転車も車』『あしながおじさん』『知層』… もうすっかり覚えてしまった。

 最近では、豊田エリーの『ぱなしのはなし』も頭から離れなかった。
 10数年くらい前の『捨てる世紀で終わるんですか』や前園真聖の『いじめカッコ悪い』とかも。
 ずっと昔(小さい頃?)の、日本昔ばなし風の『もったいないお化け』や『つんつん娘』なんかもまた見てみたい。
 これはACのCMではなかった(?)ような気がするけど、同種のCMの『あなたは覚せい剤やめますか。それとも人間やめますか』はあまりに衝撃的だった。



 どうだろう?
 平時の「パチンコ」や「携帯ゲーム」や「サラ金」や「法律事務所」とかの、いかにも人の金を当てにしているような癪に障るCMよりはるかにマシだと思うのは私だけだろうか。
 それにそんなにACのCMがイヤならば、NHKを見ればいいのにね。

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