南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



一時

 九州新幹線の全線開通がいよいよ来年3月に迫り、熊本市富合町の車両基地も完成。新型車両『さくら』も「博多-新八代」間で試運転が開始されるなど、九州在住の私としては喜ばしいニュースが続いている。

 そして先日、航空機に対抗すべく、JR西・JR九州が『さくら』をも上回る上級列車『みずほ』を発表した。九州内は「小倉」「博多」「熊本」「鹿児島中央」にしか停車しないという、まさに新幹線の特急版だ。停車駅を極力減らすことで、「熊本-新大阪」間は約3時間、「鹿児島中央-新大阪」間は約3時間45分で結ぶという。これならば、航空機にも十分太刀打ちできるのではないだろうか。
 ちなみに『みずほ』は、過去に「東京-熊本」間を走っていた寝台特急の名称。平成6年に廃止された後は『はやぶさ』(東京-西鹿児島)がそれに置き換わった。

 『みずほ』『さくら』『つばめ』は東海道・山陽新幹線の『のぞみ』『ひかり』『こだま』のような関係になると思われる。なんか九州にも新時代がやってきたような気が!


 だが、このようにこれから九州が盛り上がろうとする中、それに水を差す人物が出現した…。鹿児島県知事だ。定例会見で次のような主旨の発言をしたという。
 「なんで名称が『みずほ』なのか。『みずほ』は熊本で止まってたやつだ。だから私は嫌いだ。JRが事前に相談したならば私は反対しただろう」

 何でこんなこと言うんだろう。仮にも県知事ともあろう人物が…。

 私は熊本・鹿児島の両県に長年住んだことのある人間として、非常に悲しくなった。
 そして鹿児島県知事の思慮のなさ、人物スケールの小ささにあきれた。


 これから来たるべき道州制を見据えて九州が1つとなっていかないといけないのに、たかが車両の名称ごときのことで、情けない。
 知事さんがそんなに不満ならば、いっそのこと寝台特急『みずほ』に倣い、「熊本」発着にしたらどうだろうか。「熊本-新大阪」でいいのでは。
 年に数回鹿児島へ行く私は、「熊本」を出たら次は「鹿児島中央」という特急新幹線『みずほ』はとても魅力的で大歓迎だったんだが、県知事様が嫌がるんじゃ、それが運行されなくなっても我慢しますよ。

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