南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 先週から始まったNHK大河ドラマ「平清盛」。

 正直、いまいちよく分からないというか、ちょっと難しい時代の話だし、あまり期待はしていなかったのだが、意外や意外、とても面白かった!
 まず、平清盛=白河法皇の落し胤説を堂々と採用している点に興味をそそられた。それと、最近では珍しいくらい血がドバドバ吹き出すところもリアルでいいかも。


 さて、その放送に対し、兵庫県知事が「汚い」という趣旨の発言をした。

 確かに、出演者の格好から雰囲気、よく分からない霞(?)煙(?)、はたまた画面まで、お世辞にも綺麗だとは言えない。むしろ、仰るとおり汚いと思う。清盛の父・平忠盛(中井貴一)なんて、いかにも公家に使われる武士らしく、返り血のついた服をずっと着続けているし、舞子(吹石一恵)が亡くなるシーンも血まみれだし。
 でも、時代劇を撮影するとなると、遠くにある現代の建物なんかを霞ませるのに、ああいう演出をしてるんじゃないかと勝手に想像するんだけど。

 でもね、「汚い」だなんて、県知事サマともあろうお方が、軽々しく発言するようなことじゃないと思うけどね。
 正直「ナニサマ?」って感じ。

 結局、大河ドラマ人気にあやかって、兵庫県の観光PRをしたいもんだから、汚いイメージをやめてほしいと言ってるんでしょうね。
 平清盛と兵庫県。そんなに関係が深いとも思わないけどね。
 それよりもさ、県知事とか政治家のフトコロとか周囲の方が、よっぽど汚れていると思うのは私だけでしょうか??



 画面の汚さなんかよりも気になったのは、白河法皇ら皇族を「王家」という呼称で表現している点だ。

 「王」と聞くと「皇帝」より下で「公」より上のランクというイメージがする。
 昔の中国では、中国の最高権力者が「皇帝」で、周辺諸国は「王」や「公」を名乗っていた。朝鮮も朝鮮国王だし、明の皇帝が秀吉をして「日本国王となす」との書状を送ったこともある。

 日本の天皇は、ランク的には「皇帝」に当たる。天皇の英訳はエンペラー(皇帝)だ。
 だから、日本の公共放送NHKが「王家」という呼称を使っていることには違和感を感じてしまった。

 でも、古代の天皇の呼び方は「大王(おおきみ)」とかを使っていたから、平安時代の頃がどうだったかはよく分からないね。

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