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2007年に起きた認知症の男性(91歳)が列車にはねられ死亡し、JR東海がその妻と長男に損害賠償を求めた裁判で、最高裁は遺族への賠償を命じた一審・二審を破棄し、JR東海側の訴えを逆転棄却する判決を言い渡した。
一審・二審は、家族の介護の実態を知らない無知な裁判官による高圧的で血も涙もない判決だったので、今回、すごくまともな判決が出てとても安心した。
バカガキが線路に自転車を投げ込んだのであれば、そりゃ1千万円でも1億円でもJRは加害者に賠償請求すればいいさ。
だが、認知症で徘徊癖のある人を周りの家族がちゃんと監督しろというのは全くのお門違い。奥さんも要介護判定が出ているし、別居している長男にも非がないのは当たり前。
だったら、老人や子供が簡単に線路内に立ち入れる環境をつくっている鉄道会社側、ひいてはそれを認可している国の責任の方がはるかに大きいのではなかろうか?
線路がそこにあることで、地域社会コミュニティを分断している迷惑施設でもあるしね。
今回、JR東海側は「迷惑料払え」と裁判やるよりも、「高齢者が容易に立ち入ることができる欠陥施設のせいで人命を奪ってしまって申し訳ない」と、まずは謝るべき立場なんじゃないの?
今回、もし一審・二審を支持するような変な判決が出たら大変だった。だって、これが今後の裁判の基準になるかも知れないしね。
日本が突入している超高齢化社会に対応できるよう、国も鉄道会社も頑張ってほしい。
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■今日の行動
仕事
■今日の買い物
なし
■今日の献立
朝:なし
昼:お手製弁当
夕:寄せ鍋、鴨焼き肉
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