南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 昨日の午後に東北地方を中心に起きた、観測史上最大の未曾有の大地震。そして甚大な被害をもたらした大津波。
 テレビに映し出されたあまりにひどい映像に一晩中食い入り、もう言葉が出なかった。

 東京に住む弟の無事は確認できたが、昨夜は停電の影響で会社から帰宅するのに歩いて4時間以上もかかり、ようやく帰宅できたのは23時を回っていたという。


 自然災害の前には、人間は何と無力なのだろうか。
 建築に携わる人間として、住宅の耐震化に対して「この建物はこの部分の壁が弱いから筋交いを入れた方がよい」「基礎を強固にした方がよい」「屋根を軽い金属に葺替えたらいい」などと考えることがあったが、それもこれも津波に対しては全く意味がないことを思い知らされた。


 九州に住む自分には何が出来るだろうか?
 今すぐには何も思いつかない。

 とりあえず、騒ぎ立てないで普段どおりの生活を送ることだろうか。
 だが、東北の方々が苦しんでいる中、普通に食事ができ、普通にテレビが見れ、普通にお風呂に入れ、普通に布団で眠れることが申し訳なくてしょうがない…。
 週末が明けたら、まずは寄付をしにいこう。

 地震大国日本。いつどこでこのような地震が起こるか分からない。明日はこちらで起こるかも知れない。
 そう考えると、少しのことで腹を立て、喧嘩などをして険悪な感情のまま今日に別れるなんてするべきじゃない。明日仲直りすればいいなんて、それでは遅いかも知れないのだ。
 常に今日を精一杯生きなければ…。後悔のないように。

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