南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 熊本県立美術館で「ナスカ文明展」が開かれているということで、行ってみた。
 ナスカの地上絵…。世界中に一度は行ってみたい場所がたくさんあるが、ナスカもその1つである。きっとみんなもそうでしょ?

 肌色の地に黒や赤の線で模様が描かれた焼き物。その模様を表した織物。高い文明を持っていたことが容易に想像できる。
 それをスペインだったか、大航海時代のヨーロッパが土足で踏み込んで破壊して財宝を持ち去って…。いつの世も白人は酷いことするなあ。

 ポスターに載っていた赤ちゃんのミイラと対面。
 保存状態がよく、驚いたことに眼球まで残っているそうである。きっと幼くして亡くなった赤ちゃんを想い、両親や親族が大事にしたのだろう。
 ミイラといえば、以前、中国湖南省の馬王堆遺跡の女性ミイラを見たことがあるが、この時は遠くからしか見ることができなかったので、こんなに間近で見たのは今回が初めてである。
 他には戦争で取った相手の将の首級のミイラなどもあり、ちょっと恐ろしい気もしたが、日本だって戦国時代はそれが日常だっただろうから…。

 最後はいよいよ地上絵のコーナー。
 なぜ上空からしか見ないと分からないような規模の地上絵を古代ナスカ人は描いたのか…。本当に宇宙人が関係しているのか…。話題は尽きない。
 しかし、近代以降、開発などによって地上絵が破壊されつつあるという。せっかくの遺産。大事にしていきたいものだ。

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