メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

映画・パイレーツ・オブ・カリビアン・アット・ワールズ・エンド

2007-05-25 22:27:09 | Weblog
5月24日、パイレーツオブカリビアン3の公開前夜祭で、しかもMOVIXのメンズデーで千円で見られるのだ。

これはオトク感がある。
で、わたしは1作も2作も見ていないのだが、ILMの特撮を大画面で見られりゃいいかと。
スパイダーマンもそうだし、米国サマーシーズンの大作を時差なしで見られる、いい時代になったものだ。スパイダーマンは米国より先に公開だし。
スターウォーズは最後まで7月公開だった。先行オールナイトで6月に見られたとはいえ。
これも海賊版対策ということで、海賊版により日本の映画ファンは映画を早く見られて良いこともある。
この海賊映画もまたすぐ海賊版が出回るだろうけど。
で、面白かったかというと、「ILM担当のところどころだけ」としか言いようがない。途中、1、2作を見てない人にはどうでもいいつじつまあわせや引用が延々あって退屈で寝てしまいそう。
そんなツジツマ合わせより海賊アクションすべきだろうに!
というか、ダルくて寝てしまって大砲の轟きで目が覚めた。
そこからは怒涛のアクションで眠らずに済んだ。
で、エンドタイトルの最後まで見ましょう。ちゃんと1ネタ仕込んであります。

これはまた別の続編の予告か。


それよりディズニーランドのアトラクションを映画版に改装して欲しい。


小説を映画化し、それがまた小説化されていく例も沢山あります。なら、原作のカリブの海賊アトラクションもノベライズならぬアトラクナイズして欲しいよね。


だって今のディズニーランドのカリブの海賊は何処も混んでいる時の避難場所になっているから。

映画・パッチギ-LOVE&PEACE-

2007-05-21 12:49:40 | Weblog
MOVIXキャンペーンで20日は千円均一。なので土日と連日のMOVIX通い。

前作が面白かったので劇場で二回みた。
そして先日の地上波ハイビジョン放送を見てまた涙してしまった。
ということで、続編は期待高まってしまったにも関わらず、さらに泣き笑いの頻度、レベルがアップしていた。
ひとつの場面で泣いたり笑ったり、忙がしく、盛り込まれたギャグを全部フォロー出来ず。

それを、録音が悪いという批評もありますが。

それより、日本語発声と韓国語+日本語字幕の往復が頻繁でちょっとつらい。

在日の人はあんな風に日本語と韓国語混ぜて使う、のであろうけれど・・・


筋ジスの子供が病気を知るシーンはあざとく泣かされ、スクリーンがよく見えなかったではないか。

作品のなかで
「大空のサムライ」
と言う特攻賛美映画が撮影・試写が行われるのだが、前日見た
「僕は、君のために死ににいく」
の真逆なパロディとなっていて、公開日合わせたのか?
すげ~当て付けだ。

戦闘場面も、B29のモデルのデータは僕は~から流用しているのではないか?
それはいいけど、在日で特攻する青年が可愛そう。

戦争という狂気に身を委ねた人生き延びた人、セットで鑑賞をおすすめします。

僕は~を先に見ること。あまりに見事にテーマをひっくりがえしているため、パッチギ2見たあと僕は~を見るとヒキツルでしょう。

20年前のテレビ界、芸能界の再現、
ヤラセの水着大会やら米国テレビのパクリのクイズ番組やら、
も面白い。
ペヤングソース焼きそばは20年前からあった!

国士舘ならぬ国土舘との抗争の再現など、念入りで、この問題が根深いことが分かる。

在日さんも、あんな喧嘩っぱやいんじゃ、嫌われますよね。
まあ、国体を言い出さないだけ増しか。

パッチギ3は南北統一後に作られるのだろうか?

あと、仮面ライダーアマゾンも特別出演します。基本設定が、自衛隊と米軍のパロディとも取れる、ウルトラマンは出番なしでした。



映画・僕は、君のためにこそ死ににいく

2007-05-19 22:15:48 | Weblog
MOVIXのポイントがたまったので、木曜日のメンズデーでない土曜日にも映画が見れる。

で、石原都知事の特攻賛美映画見たのだが、これ、「O+E」という光学技術雑誌の映画評を読まなければ映画館で見ることはなかった。

あの映画評はオプチカル技術を重要視した解説で、私が今や一番信頼する映画評である。

そこで、戦闘場面を賛美していたので、見なければ、と。

映画は長く、戦闘場面は短い。まあ、ストーリーと予算配分から仕方ないのだが、

「男たちの大和」の経験、データが生き、また「硫黄島2部作」が先行して日本舞台の戦闘場面描いた影響もあり、要所を手堅く、作品意図に沿い映像化していた。


特に、特攻用隼の汚さが凄い。こんな汚い継ぎ接ぎだらけの日本の戦闘機、特攻機を映画で見るのは初めてです。

そして、華麗な特攻ではなく、失敗する、みっともない攻撃として特攻を描いている。

我が子がこんな犬死にだと親は耐えられないだろう。今だから描ける

トップの判断が間違っていると、末端でどんな悲惨なことになるか。
「男たちの大和」でも考えさせられたが。
責任は中間管理職以下が取らされる。

他人事じゃなく。


隼ファン必見です。
女優は都知事の趣味かアイドル系はなく年増ぞろい。そのぶん安心して作品世界に浸れる。


カメラは固定で、舞台劇を見せるかの演出だが、芸達者集めているからそんな演出にしたのだろう。


陸軍指定食堂が特攻情報局となる悲しさ。


で、靖国で再会エンドとならず、まだ映画は続く。


戦後は遠くなりにけりです。我が子が特攻させられないよう、私が特攻しないよう、気をつけねば。



トリウッド、杉並アニメミュージアム、東京オペラシティ(5月6日)

2007-05-07 08:59:30 | Weblog
5月6日のゴールデンウィーク最終日を締め括るべく三カ所を巡る。
下北沢駅から南下し、トリウッドのささやかな看板を発見。
12時半のドイツアニメ短編上映に間に合う。
ビデオプロジェクター上映で色は死んでいるが、内容は商業的に完成したもので、ドイツのメディア芸術製作力が分かる。

下北沢駅南のラーメン一龍で昼食。久しぶりなので商業街ちょい眺める。衣料品の店は殆んどがハロゲンランプで電球色(暖色系)の照明であった。

新宿経由で荻窪へ。
雨ふりだが、荻窪も久しぶりで、懐かしい街なのでミュージアムまで歩く。
ここ、結婚式場付き区民会館の、三階四階を改造したものと気付く。

コロコロコミックの特集で、藤子Fの原画は4ページ分。「ゲームセンターあらし」の暑苦しい、迫力ある原画が見れて嬉しい。

入場無料で、アニメのありきたりな展示や提言だけでなく、アニメの撮影や色塗り、編集などの体験が出来、DVDライブラリ(トルンカなど多数)漫画・アニメ雑誌もあり、その気で来れば一日でも何日でもいられそう・・・
アニメ製作のソフトを試す。近所らしき子供がアニメの腕前を競いあう。

ノルシュテインの「こんな施設がロシアになくて悲しい」とのコメントが悲しい。

毎日先着30名プレゼントのコロコロコミックポスターとポケットティッシュ貰う。

雨の日曜日の午後、入場者は少なかった!

次、新宿経由初台へ。東京オペラシティのギャラリーで、藤森照信の路上観察学会展。

色々な建築実践記録あり、路上観察学会のスライドショーありでこれまた盛り沢山です。
もっとじっくり見たかったが、家庭の事情でやむなく帰宅した。

ゴールデンウィーク最終日はアートに締め括ることが出来た!


日本橋HDDVDプラネタリウム

2007-05-06 19:32:02 | Weblog
日本橋HDDVDプラネタリウムは東京駅と神田駅の中間、地下鉄三越前の上、三井タワーの向かいにある。

作品は2本です。

(1)純プラネタリウムな大メガスター2製作者みずからナレーションする【800円

(2)米国製宇宙旅行CG映画付き【千円】

で、このプラネタリウムの投影ドームは、ありがちな半球ではなくかなり平たく、お皿を裏返した感じです。

それが、プラネタリウムの星空の回転には有効です。

星空が周辺で速く、中央でゆっくりです。

で、地平線に消える星が自分に迫るように感じられます。

500万個の星がです。

星の解像度の高さとピントの深さが両立しているメガスター2ならでは、他に真似できない効果です!


あまりに美し過ぎて、フッと夢の世界に誘われそうになりますが、そこは堪えてマブタを開いて見るべし!

米国CGは、宇宙をいろんな尺度で見せてくれて、まさに我々は星のカケラであることを実感させる。

終了後、日本橋のビルの谷間から濁った夕暮れ空を見上げて、地上の人間の小さな振る舞いと宇宙をどうしても比較してしまうのでした。


【演劇】ドリル魂(扉座)

2007-05-06 19:26:06 | Weblog
4月28日
新宿東口紀伊国屋ホール二時の回

久しぶりの紀伊国屋ホールです。
昔は野田秀樹全盛の頃は、ステージカブリツキの位置に座布団敷いて、野田秀樹のセリフと共に飛び散る唾を浴びながらワル・キュー・レの演劇を見上げていたのは遠い日の思いで。

扉座も勿論ここで・・・フォーティンブラスを見たはず。

で、新作「ドリル魂」はパンフによればミュージカルを目指すがミュージカルをリスペクトするあまり、まだミュージカルとは名乗らないけれど、歌って踊れるようになった扉座を見てくれ!

という意欲満々な作品です。

冒頭、客席前から二列まで、ヘルメットとマスクが配られる。

マイヘルメット持参の客もいる。

ということで、いやおう無く期待がもりあがる。

ドラマはステージでなく、工事現場で起こっている!


シルクド・ソレイユもあるでよ。二度も!

工事現場の恋には、世界最大の手作り指輪が似合う。(コンクリ製)

耐震偽装、引きこもり、計画倒産、帝国陸軍の亡霊、様々な現場の問題を歌って踊って解決する!

これは奉納ミュージカルだった!

という事で「日本ものづくり協会推薦」的な演劇はスカッと終わる。

カーテンコールでは再演の予告もあり、見逃した人は扉座ホームページを要チェックだ。

出店では座長・横内謙介みずから自著をサインしながら売っていて、買い求めたついでに聞くと、奥さんは学校の先生という堅い商売。
その分、夫はステージで夢を追い掛けていられるですね! と、納得です。

再演狙いの方は、最前列狙い、マイヘルメット用意していきましょう。

青少年に教育効果ありますね。ちょい説教臭いとこあるけど、建物か建て直し出来るように、人生も建て直し出来るよ!

と歌いあげてますし、工事現場の騒音で、眠気も醒めるでしょうから。