メディア遊歩道

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映画・僕は、君のためにこそ死ににいく

2007-05-19 22:15:48 | Weblog
MOVIXのポイントがたまったので、木曜日のメンズデーでない土曜日にも映画が見れる。

で、石原都知事の特攻賛美映画見たのだが、これ、「O+E」という光学技術雑誌の映画評を読まなければ映画館で見ることはなかった。

あの映画評はオプチカル技術を重要視した解説で、私が今や一番信頼する映画評である。

そこで、戦闘場面を賛美していたので、見なければ、と。

映画は長く、戦闘場面は短い。まあ、ストーリーと予算配分から仕方ないのだが、

「男たちの大和」の経験、データが生き、また「硫黄島2部作」が先行して日本舞台の戦闘場面描いた影響もあり、要所を手堅く、作品意図に沿い映像化していた。


特に、特攻用隼の汚さが凄い。こんな汚い継ぎ接ぎだらけの日本の戦闘機、特攻機を映画で見るのは初めてです。

そして、華麗な特攻ではなく、失敗する、みっともない攻撃として特攻を描いている。

我が子がこんな犬死にだと親は耐えられないだろう。今だから描ける

トップの判断が間違っていると、末端でどんな悲惨なことになるか。
「男たちの大和」でも考えさせられたが。
責任は中間管理職以下が取らされる。

他人事じゃなく。


隼ファン必見です。
女優は都知事の趣味かアイドル系はなく年増ぞろい。そのぶん安心して作品世界に浸れる。


カメラは固定で、舞台劇を見せるかの演出だが、芸達者集めているからそんな演出にしたのだろう。


陸軍指定食堂が特攻情報局となる悲しさ。


で、靖国で再会エンドとならず、まだ映画は続く。


戦後は遠くなりにけりです。我が子が特攻させられないよう、私が特攻しないよう、気をつけねば。



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