メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

【映画】ブラック・ダリア、トリスタンとイゾルデ@新文芸座

2006-12-30 22:32:25 | Weblog
12/30
トンデモ映画祭に協力した人に抽選で当たった文芸座の12月中有効の招待券で鑑賞しました。旧文芸座は学生の頃けっこう通っていました。
文芸地下でスーパーSF大会見てル・ピリエで寺山修司の演劇みてロシア超大作映画を見て。
潰れて、生まれ変わってから、初めての来訪です。
最初、入り口の表示がパチンコ屋に比べて小さ過ぎで、見落としてしまった。
映画2本立てで見るのも久しぶり。

(1)
デ・パルマの「ブラック・ダリア」は、予告編だとツイン・ピークスみたいな話かと思ったら、レズがメインのホモ話だった。

なんだコリャな展開で、ラスト前の謎ときもなんだか蛇足です。
マイノリティ・レポートの謎ときやホラー映画の後説明みたいでゲンナリ。
どうしても説明しないと気がすまないのでしょう。
60年前は何処でもモルグでも階段でも煙草が吸えたという嫌煙権指定映画のようだ。
途中イヤラシイ気分にさせてはもらったけど、デ・パルマ映画としては下の方だな。



(2)
トリスタンとイゾルデ
これは良い。
キング・アーサーはまるで七人の侍アーサー、みたいだったけど、これは戦闘場面のCGの作りこみ、チェコに作ったセットが素晴らしく、少女漫画でかつて何度も描かれた話だが、リアルな画像と高いファンタジー性の合体とで描かれた。

これは良い。

ということで新文芸座初体験でした。

でも、二本立てとは言えかかる電車賃で近所の映画館で映画見れちゃうから、次回は何時になるか・・・

ウルトラマンメビウス、ウルトラの父降臨

2006-12-30 22:29:16 | Weblog
さすがにトナカイにソリ、ではなかったが、無事再降臨を果たしたウルトラの父。

降臨祭会場は近所の多摩センターでした。

ここは、ヤッツケ隊基地から買い出しに来れる所だったのですね!

戦闘は、若葉台付近のようです。
今通勤快速で通過したばかりですが、何も変わりませんでした。
(あたりまえだ)


父つながりの泣かせるストーリー、そしてウルトラの父の最後のセリフにもう感涙ほとばしりそう。

こりゃ、多摩センター商店会に提案して毎年ウルトラの父降臨祭を開催させよう。
最近京王相模原線沿線で他の駅前の方が栄えて地盤沈下しているところだから。
それでも今年の多摩センターのハロウィーンは、タマジャック(TAMA JACK)の活躍で少し盛り返した所だったからね。

北朝鮮拉致事件映画祭「めぐみ」

2006-12-01 21:07:04 | Weblog
MOVIXのメンズデーにて。

最近ちょっと忙しいのと、CATVのパワーレンジャーロストギャラクシーを見るのに忙しいのとで、MOVIXは久しぶりです。

にしては重い映画だが、前から見たかった映画なので。

客は十人程。メンズデーのレイトショーだと女性はほとんどいないのだが、ここでは年輩の女性がチラホラ。

内容が内容ですから。

ノラビッツ・ミニッツという短い人形アニメが新作の冬バージョンになっていた。

これで通算3作目だ。

あまり面白くないのだが松竹はなぜこれを本編の前に上映するのだろう。

でも、不愉快な黒涙少女(海賊版撲滅キャンペーン)は上映しないのだから良しとしよう。

あの少女は見たくない!

で、本編です。

BBCのビデオドキュメンタリーをフィルム変換したので見づらい所はあるが、しかし今のビデオ変換技術は進化しており目がチカチカすることはなかった。

横田めぐみさんをメインに拉致被害の現在までを描いている。

途中に、めぐみさんのいろいろな弟思いの可愛らしい写真が挿入され、ソロの肉声(合唱の練習)が流れ、また拉致から一年半後の小川広ショーの「尋ね人」のコーナーで帰ってきてと叫ぶ両親のビデオが流れる。

何度も泣きそうになる。子供が拐われたら、と我が身になってしまうから。

そして、訴え続けているうち、父は泣く役、母は訴える役と役割分担が出来てくるのがなんだか面白いけど、面白いといっちゃあいけないんだろう。

めぐみを待つ生活から身についた生き延びる知恵であり、他の拉致被害家族には会えずに死んでしまった人もいて、それが画面で紹介されるのまた哀しい。
両親にとっての
戦いは、
長生きし、
訴え続けること。

かの土地に渡って調べたいとはいえ、行くには危険過ぎる。

この映画の完結編を早く見たい。

上映終了しても、体の中で何か怒りというか感動というか変なものが渦巻いている感覚があり、ゆっくりと席を立った。