メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

春のめざめ@メディアアートフェスティバルin都立写真美術館

2007-02-25 22:36:02 | Weblog
本日、ふとっぱらの文化庁のお陰で公開予定の作品を只で観られた。

今日の最初の上映の学生CG作品集は、焼き付きのヒドイ液晶プロジェクターの上映でちょっとなんだったのだが、これはさすがにフィルム上映です。
ジブリ提供のフィルムです。

でも、なんだかフィルムにゴミが多く、退色したような色調でヌケが悪く、ちょっとガッカリです。

ロードショーのプリントもこんな焼き上がりなのでしょうか?

テレビで紹介される一部は、テレビの方で勝手に色補正したもの???

アイマックス版を品川で見たいぞ!
老人と海、のしたたるような色彩のシャワーをまた浴びたいぞ!

もっと見ていたいが、90分作るには10年かかるだろうから仕方ないか。

この監督、女性恐怖の気があるような。ま、繊細な男性はそうだけどな・・・

30分の作品ではあるが、しっかり胸キュンさせられました。


【映画】墨攻

2007-02-24 07:38:54 | Weblog
墨攻を、例によってMOVIXメンズデーで見ました。

日本の小説の、マンガ化が、中国人民解放軍を動員した巨大戦争活劇になっている。

で、墨攻ちゃんも、無敵の超人ではなくて、悩んだり、女に追いかけられたり、裏切られたり、と人間的。

腐女子は、墨攻ちゃんと周りの男との組み合わせを妄想しながら見てるんだろうな。なんせ、服を脱いで迫ってくるヒロインを追い返すのだから。
でも、最後はヒロインを失ってロリコンに 走るのか???これは大減点か。

なんていう冗談はさておき、城の攻防だけに話を絞り込んでいる潔さ、CGで増やしているとはいえ兵士大量動員の迫力で、最後まで眠くならずにみれた。
もしかして、角川春樹映画「チンギス・ハーン」よりも兵士の数が多かったりして?

最近、仕事のこと、職場のこと、で思うところ多くて、この映画も見ているうちに、これが企業戦争だったら(もちろん殺し合いするわけではないけれど)、職場での出来事だったら、などとアダプテーションして考えてしまう。

なんにせよ、見ていて、あんな能力のある人が、うちの職場にもちょっときて、上ややら下やら同僚やらに教えて欲しいよなぁ。でも、業務改革後の扱い難しそうだなぁ・・・とかね。

阪本善尚撮影監督の手腕が発揮され、フィルムも東映で現像しているので、香港映画にありがちなよどんだ色彩、フォーカスがなく、素晴らしい。

トウキョウワンダーサイトめぐりの旅(本郷・渋谷)

2007-02-24 07:27:17 | Weblog
2007/2/12

石原都知事の息子も参画しているので有名な都肝煎りのアート事業。
で、まずは本郷サイトに行ってみた。

御茶ノ水と水道橋の中間にある、つたのからまる3階建ての小さいビルの一階。
お茶の水駅から歩いていくと、大通りから奥にはいった、静かな通りにそれはあった。
飛び入り参加は出来ないが見物は出来るというので、入ってみる。

壁は真っ白、シンプルな内装の20畳程の部屋にガラクタがイッパイ。

ベンディングというイベントで、壊れたオモチャなどを曲げたりくっつけたりするワークショップ。十人程の若者(?)がゴチャゴチャ作業している。

オモチャ病院のイベントではない。オモチャを修理してないから。
壁には、模範製作として(?)色々ねじ曲がった棒、パイプの突き刺さったオモチャがキャンバスに貼り付けられて、展示されていた。
その様子に拍子抜けしながら、もう一つの、渋谷のサイトに向かうのであった。
そのまま、水道橋まで歩いた。
後楽園も、またいろいろ改築が進んでいるようす。

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毒を喰らわば皿まで?

渋谷駅から、またちょっと歩くのだ。NHK方向に登って行く方向の、パルコ1・2のある交差点の右側。

渋谷区立勤労福祉会館、各種公共施設の入居しているビルの奥です。
ここの展示は
「WAVE・FRONT・オーストラリア現代アートの最前線」
として、500円徴収される。

チケットのシリアル番号は628番
昨年12月20日からだと、一日の入場者は12人位という計算になる。
こりや盛況なことで。
会場ではオーストラリア現代作家のインスタレーション作品がいくつか上映されている。
重力というものを意識させる、物理学的というか肉体的というか、ひっくるめてフィジカルな作品。

作品の一つは、お金を払った会場ではなく、建物の外、道路の反対がわから、建物の窓を見ないといけない作品。
外に出たけれど、どこに上映されているかとてもわかりにくくて建物まわりをぐるぐる回ってしまった。見つけたので写真を撮りました。(3枚目の写真)
金払った人には見えないのか~~~~?
周りは渋谷らしい激しい電飾のるつぼ。ぜんぜん目立ってないぞ~~~~

なんだかなあ~
都民税払ってるけど、無駄に使われてるな~
特に金をかけた、デザインに気を遣った内装にも見えない。まあ、少ない予算で、白いイメージで統一しました、
と言われれば、そうですかと言うしかないですけど。

というか、
児童会館で子供を遊ばせてイベントしてるのと同じレベルだ。
そんな作品に、料金集める係を置いて、黒字になるわけもないとは思うが、(黒字をねらってもいないのだろうけど)これがそもそも狙った若いアーチスト支援になっているのだろうか???

アニメはトウキョウの地場産業、ヘブンズアーチストで大道芸人を支援、その次は若いアーチスト支援・・・と都知事の施策は続いてきたわけだが・・・

少子化で児童会館の需要がなくなり、対象年齢をアップしただけ?
でも、オーストラリア現代作家を招くとかは辛うじて評価出来る。

いまは都民税の無駄使いでも、何年後には有名作家を見い出したとか、の成果を出せるかも知れない。


【CSアニメ】キング・オブ・ヒル、シンプソンズ

2007-02-11 20:10:05 | Weblog
【CSアニメ】キング・オブ・ヒル、シンプソンズ
CSのフォックスチャンネルで毎日放映の
「キング・オブ・ヒル」
「ザ・シンプソンズ」
の二本立て。

キングオブヒルは、以前から評判は聞いていたけど、今回の放映でまとめて見られている。
なるほど、じわじわと面白さが伝わって来る。
実写のホームドラマではキツ過ぎる話も描ける。
字幕放映で、原語ではこんな表現になるのか!
と言うのもわかり楽しい。

シンプソンズはWOWOWを契約していた時に見ていたが、最近は見てなかったので、未見エピソードを楽しんでいる。

毎日放映なためハードディスクに溜り気味なのでせっせと消費している。
パワーレンジャーロストギャラクシー以来のCSの中毒性格の番組です。



【映画】ディパーテッド

2007-02-11 20:08:41 | Weblog
例によりMOVIXのメンズデーにて鑑賞です。
さすがにスコセッシの技というか編集のわざで長丁場を眠らせずに見せる。
いやもう、殆んどのキャストが死に、リヤ王状態である。
何より恐いのは、米国では犯罪犯すのも捕まえるのもみな警官だということ。
警察機構が多重なためみんな重なっているのだ。
(日本は土建屋利権が多重になっていますが)
まあこれは米国原産の映画ではなくて、香港映画のリメークだから寝返りが多重債務なわけですけど。
で、生き延びた女医の生む子供はどっちの子供?
まさかそれで続編はつくるまいが。

でも、富豪と結婚して遺産相続してから子どもを産んで急死したプレイメイト、
子どもの父親に何人も名乗り出る(私も名乗り出たい)という実話もあるから、これをヒントに続編が作られるかも???


【映画】どろろ

2007-02-09 01:03:46 | Weblog
「どろろ」
トーホーシネマズの6回見て1回タダということで昼の回を鑑賞。
妻夫木くんが百鬼丸、柴崎コウがどろろ。
どろろ、育ちすぎというか、いったいどうしてこんなキャスティング???
柴崎コウは映画版「世界の中心で・・・」 いらい、おじゃまキャラのような・・・
とはいえ、妻夫木くいはやけにつるつるした顔でかわいい。まあ、作り物の顔、
というわけだが、ロケ中に柴崎に精気を吸い取られていた?

風景、アクション振り付け、CG、そして原作、どれも、どこにも無い国のどこにも似ていない世界を作り上げていた。かなりのオリジナリティ。どろろのイメージ違いは、もうどうにもならないけれど、面白かった。
百鬼丸のテーマは、ブラックジャックのピノコでもまた繰り返されるわけですが、
「失われた肉体を求める」という行為が、身体性をなくしつつある現代人に向けた
メッセージとなっている。

ところで、トーホーシネマズのTHXシアター、音は良いのだが画面の中央付近がピンぼけになる。
他の映画でも、このスクリーンではピンぼけだったから、劇場固有の問題のようだ。今度そうなったは文句言おう。

さて、ここで続編どろろ2がどうなるか予測してみた。

あ、2で収まらなくて、どろろ3もあるよ。

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どろろ2
・回復!男のシンボル

 どう考えても続編では男のシンボルを回復した百鬼丸が、どろろに迫る?のではないかと思う。そのときはどんな描写になるのか?
 そして、期待に胸振るわすどろろが見るのは、生まれたときのままの男のシンボルだったりして?  (どろろ、ガックシ)

 しかし、エンディング前にどろろは百鬼丸にチンロックかまし、かなり痛がる。
 これは、じつはもう男のシンボルを回収済みというメッセージであろう。
 続編での回想シーンで、回復シーンを表現する、というのもありそうですが。(無いか、) このあたりを二次創作した同人誌は夏のビッグサイトでいくつも読めるとは思うけれど。
 (腐女子向けには、なぜかどろろも男のシンボルをもらってしまうとか、それは妖怪がニューハーフからもらったものだったとかね)

・戦国自衛隊どろろ

 あのニュージーランドの平野に建つオシロは、石油精製コンビナートのような煙突も含めて、「戦国自衛隊1549」の城の「続編」のようである。
 つまり、中井貴一は、タイムスリップした自衛隊のテクノロジーを利用して、天下統一を狙ったのではなかろうか。
 その自衛隊は、誰の「意志」でタイムスリップしたのか?

 でも、なかなか領土拡大が進まないと悩むのが、妙にリアルだったりするけれど。

・手のひらに粥

 原作を読むとトラウマになるあのシーンは絶対欲しい

・WETA怪獣登場

 あの風景を見ていると、なんでWETA怪獣登場しないのか不思議に思う。ドワーフや魔女やライオンや、キングコングや怪傑ゾロがでてきてもおかしくない風景。


●で、続編 「どろろ2」の完全予想


 ・百鬼丸の弟は、元自衛隊・鹿賀丈史が造反し、幽閉する。喉を潰される。
 ・同じくくさりにつながれた母親が、手に粥を盛り食わせる
 ・どろろは復活した男のシンボルでついに妊娠する
 ・百鬼丸は48部位回収の最後に、自衛隊をやっつけたくないか聞かれる。もちろんだ。その条件は?
  もちろん、どろろが産む予定の子どもの部位である。
 ・どろろはソレを知り自殺しようとするが、どろろは死に、また「ひるこ」が生まれる。
 ・部位をもらって復活したロードオブザリングス妖怪が自衛隊と激突、百鬼丸は鹿賀丈史を天守閣に追い詰める
 ・天守閣大爆発、百鬼丸の弟は兄の子ども、「ひるこ」
  と、部位集めの旅にでる。

    →第3作(完結編)につづく

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どろろ3(完結)


寿海亡き後、「ひるこ」を背負い多宝丸は妖怪退治の旅に出る。

国の統一はかつての部下によって成されて、平和が続く。だれも戦乱の時代を忘れたかのよう。そんななかで怪しいものを担ぎ、刀を振り回す多宝丸はキチガイ扱い。

それでも妖怪をやっつけて、部位を戻していく内に「ひるこ」は女の子であることがわかる。そう、男装の少女となって(マンガのオリジナルイメージで)多宝丸についていく。そして、あと少しでグランドスラムというところで、兄・百鬼丸の亡霊が現れる。もう妖怪退治はやめろと。

クライマックス、燃え落ちる地獄堂で最後の妖怪をやっつけるときに、魔物は言う。
「また戦乱の世がおとずれる。
 我々は平和を守ってきたのだ。
 戦乱の時期に、恨みを持って死んだものの心の力
 を使い、人間の世界を修正してきたのだ。
 しかし、魔像も地獄道も消え、また混乱の世になる」
「うそだ!」
 
 多宝丸は妖怪と差し違え。
 体をすべて回復した「少女どろろ」は、後に彫刻師と
 なり、戦乱の世の中で、魔像を彫る。

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これじゃ、「猿の惑星」のようなエンドレスドラマに
なってしまう!