メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

映画 サウンド・オブ・サンダー

2006-03-30 21:46:12 | Weblog
SFの解るピーター・ハイアムズ監督、快調な一作。

ハンディはあるが、
・チェコでの撮影(制作費節約のためチェコで撮影する映画は最近多いよね)
・解像度低いCG(あの恐竜のポリゴンは今のレベルからみて少ない。博物館
 の恐竜デモビデオの方がまだましだよ)

 でも、そこは撮影監督兼業の意地でバレにくくサスペンス盛り上げてくれる。
 コントラストをあげて、ディティールは黒くつぶし、画質を低いところで統一して、ボロがでにくくしてある。ドキュメンタリーに近い雰囲気もでたしね。

物語の舞台は2055年のシカゴ。
私は二十年前に仕事で行っただけだが、ループ(高架電車)が懐かしい。そう、あんな雰囲気。50年後にはシド・ミードデザインの車が走り回って、ああなっちゃうのね。

2055年に襲いかかる巨大ほ乳類の不気味さが気に入った。
地球にはかつて、恐竜が滅んだあとに、巨大哺乳類の時代があったのだが、進化が狂うと、その時代も変化、敷延して、あんな風になってしまうかも????

吸血こうもりみたいなのは、「ヴァン・ヘルシング」に登場した化け物のCGデータを流用したのではないか?という疑惑もあるが。


登場する女性群もも最後までアクションで活躍するので、女性も退屈せずスクリーンに声援(または悲鳴)を送れると思うし。
ということでデートにも役立つ映画と思いますのでおすすめします。

美少女、メガネっ娘、メイドなどの属性は出ませんのであしからず。



日米宇宙探査シンポジウム~その2

2006-03-28 17:59:13 | Weblog
パネル討論会が終了した。

JAXA川口教授もさっきのプレゼンで言い足りない所を補完し、サイエンスライター松浦さんも意見を述べて(ブログほど過激ではないが)いた。

今は、宇宙の「宝の地図」を作っているというステータスであるという意見、情報衛星という成果報告のない役人天国な予算に4千億円取られた、などを聞き、なるほど、なるほど。

有人飛行についても、
1)予算と技術の制約
2)人間でなければならない合理的理由付け

という制約で、有人にこだわらず効率的な運営すべきと私も思った。

米国の宇宙ステーション計画はもう破綻が見えているし。
(日本が作ったユニット「きぼう」はいつ打ち上げされるんだか?)

今年、来年も色々な探査結果がもたらされる予定だからそれは楽しみ。

はやぶさのサンプルリターンも、中身詰まっているといいな。
2010年の帰還待ち。


そして私は何をするか?

息子を宇宙飛行士にするのを、まだ諦めきってないけど・・・



日米宇宙探査シンポジウム

2006-03-28 15:46:11 | Weblog
今日は日本科学未来館で日米宇宙探査シンポジウムに参加。

「はやぶさ」のサンプルリターンの実際などの解説。

ちゃんと戻ってくるかハラハラしましたが、2010年の帰還を待たれよ、ですが、結構危ういミッションくぐりぬけたことがわかった。

詳細は雑誌サイエンス掲載まで秘密、と念を押されましたが、雑誌発表が待たれます。

これからパネル討論が始まるので一旦送信します。



博物館三昧 (2006/03/18 )

2006-03-24 12:24:53 | Weblog
2006/03/18

・江戸東京博物館
 →「江戸の学び」の企画展のチケットが
 金券屋で特価190円(26日までの開催だからか)
 なので買い、お出かけ
 日本は教育大国であることを確認。
 昔の人(江戸時代の寺子屋)は、文具がみな貴重だったから、薄い墨で、
 同じ半紙に何度も何度もなぞって字を書き練習していたのがよく分かりました。
 寺子屋の数は、未だ定説がなく、実はびっくりするほどたくさんの寺子屋が江戸には
 あったかも、というのも面白かった。


 そのあと、和算を楽しむボランティア活動があったので、ちょっとその会場
 (江戸博の会議室)を覗く。
 サタデースクールのネタになるかと思ったのでした。でも、まじめにやると
 90分かかるというので、追加問題の教材までいただいて退席、常設展を覗く。
 今日はハードスケジュールなのです。
 
 常設展の方では、「かっぽれ」のパフォーマンスを楽しんだり、
 ひな祭りの展示を楽しんだり。
 常設展も展示替えがひんぱんで、リピーターには楽しいです。

 というところで急ぎJRに乗り、次の目的地、上野に向かう。

・国立科学博物館
 →ナスカ展初日。地上絵CGバーチャルツアーは、プロジェクター3面スクリーンを眺めるだけで、 観客は操作できないが、そのシアターの前に 同じCGデータを操作できるパソコンが4台あり、2分30秒プレイできるので並んで、試す。
  CGデータの解像度を知ろうと、地上絵をズームするが、一定距離以上近づけない。
 バーチャルツアーでは、ちゃんと地面から飛び立つのにね。あまり自由にすると、フライトシュミレータと間違えてとんでもないことをしようとするのを制限しているのだろう。
  マリア・ライヘの立てた赤い観測塔の下をくぐり抜けるとかね。(できっこないって)
  私は1989年にペルーを訪れ、セスナで地上絵を見たのだが、昼に近く、太陽が高くなっていたので地上絵のコントラストが低くなりよく見えなかった。
  
 それに比べて、CGはくっきり、ハイコントラストで地上絵がよく見えます。
  
  
 さて、アトラクション以外で、一番人気があったのは、子供のミイラ。
  ここは一番の人だかり。
  子どもの亡骸なんですから、どうしても気になりますよね。
  これ、日本の展示会用に解析し、展示したのだが、調査報告のビデオが上映されていて、そこに登場する研究室の棚にはまだまだミイラの袋がいっぱい。
  当分、展示会用のネタはあるということか。


・国立博物館
  パスポートがあるので常設展示はフリーパス、上野に来たついでに入る。
  入場期限は4時半だが、国立科学博物館で時間を使ったので、4時10分頃に入場。
  本日の目玉は、

 (1)聖徳太子御忌日記念 特別公開
    「国宝・天寿国繍帳と聖徳太子像」
 (2)高野コレクション-浅井忠の油彩画
 (3)幕末の怪しき仏画―狩野一信の五百羅漢図
 (4)日本の博物学シリーズ
    医学-医学館旧蔵資料を中心に-
 (5)国宝室の「地獄草子」

 ということで、けっこうお腹いっぱいになりました。


 ところで、コメントを寄せていただいた

 hideさん

 は、どの展示の担当なのでしょうか?
 それとも、文部科学省の方?
 担当を教えていただけませんでしょうか。


大人の科学マガジン Vol.9 (9) Gakken Mook

2006-03-22 07:48:19 | Weblog
大人の科学マガジン Vol.9 (9) Gakken Mook

ピンホール型プラネタリウムが付録。

ビックカメラのポイントがあったので、それで購入。

しばらくツンドクだったのだが、この春分の日の休みを使って制作。

ひさしぶりに「学研の学習と科学」を作る感覚がよみがえる。

12面体の星の刻まれたプレート(恒星原版)を両面テープで組み上げるのがちょっと
大変。

スイッチを入れると、部屋中に星のつぶつぶが撒き散らかされる。

天井だけでなく、水平線以下、部屋の壁も机も戸棚も布団も、

みなプラネタリウムのスクリーンとなる。

これが2000円ちょっとで手に入るとは。

しかし、次の日には両面テープが剥がれてバラバラに。
また作り直さなきゃ。

ウォレスとグルミット「野菜畑で大ピンチ」

2006-03-20 15:59:29 | Weblog
今日は橋本市合併記念でMOVIX橋本は千円均一。

ウォレスとグルミットを鑑賞する。

日本語版のみ上映だがこのような人形アニメは字幕で画面が汚れない方がいい。

ギャグも効いて、アクションの盛り上げも凄い。

もっとノンビリが好みの人には評判悪いかもね。

英語のギャグも多い気がしたが、想像で補う。
それはまた後で楽しもう。

ダンボールの文字など笑った。

これは安心してオススメできます。


ドラえもん のび太の恐竜2006(2回目)

2006-03-19 21:13:30 | Weblog
本日、ドラえもんの2回目を鑑賞しました。

WBCで王監督率いる日本野球が韓国を6-0で破って、胸のつかえがとれたあとに、トーホーシネマズに。

今回は女連れ、というかオバサンをつれて、私はシネマイレージカードで6点たまったので無料招待。

劇場は、前回は最大の劇場だが、今回はその半分の大きさ劇場。

今回も泣きました。だくだく。途中ダレないため、2回目でも退屈することがない。

今回は、エスパー魔美やリサイクル業者を探したり、しずかちゃんのパンチラを数えながら見る余裕もあったが、タイムパトロールが帰還したあとは、もう泣かされることが分かっていて、しっかり泣かされました。



なんだかもう一度見てしまいそう。

シリアナ

2006-03-17 08:08:33 | Weblog
例によってMOVIXのメンズデーで。

あのバカ中学生の修学旅行を描いたみたいなアホ映画
「オーシャンズ12」からはマット・デイモンが居残り。

複数箇所で話が進み、陰謀も策謀もスクリーンの裏側で
ジトジト進むのであるが、もっとわかりやすく出来たの
になぁ。

米国のエネルギー浪費癖が世界紛争の原因の一つ、
京都議定書も無視せざるを得ないわけですね。

メタンハイドレードの開発者には中東から刺客が来そうだな。



イーオン・フラックス

2006-03-12 08:30:09 | Weblog
ドン・キホーテに侵略されたオリジンを救い出すため、
イーオンから派遣されたクノイチの忍者活劇

なわけはなくて、MTVの作ったアニメの実写化。

主演のシャリーズ・セロンの前作「スタンドアップ」(ノースカントリー)
がとても良かったので、また彼女を見たくて、例によってレイトショー
に出かけたのだ。

しかし・・・

活劇は突然アクションも、そしてMTV制作だから音楽も、激しくなって
眠気がさめるのだが、それ以外は睡魔に襲われる。

なんだか、敵役に魅力が無いせいか、
見ている観客のテンションを引っ張っていけないようす。

忍者ファッションはカッコよく、スタイル抜群、シャリーズ
・セロンの魅力は引き出されているが、ロケ場所がみんな
借り物くさくて、なんだか0011ナポレオン・ソロを
見ているような安っぽさ。(このたとえは古すぎか?)
この雰囲気なら、「プリズナーNo.6」的な展開でもあれば、
とも思うが、MTVの制作では理解不能というか無理か。

ということで、
セロンのファンにはお奨めしますが、
疲労たまっていたら寝ちゃうので気をつけてね。


ドラえもん のび太の恐竜2006

2006-03-11 16:46:23 | Weblog
私は、ドラえもん長編映画は1作目からすべて劇場で見ている。
はじめは一人で、そして妻と、そして息子と・・・
息子も大きくなり、映画も一休みして振り出しからの
再映画化となった。

私も、今回はたった一人での鑑賞。

見事に、添え物ナシの一本立て上映。

2度泣いた。見事に作品がよみがえった。

主人公たちを見る目も成熟し、きちんとした人間として
扱われている。

ときどき、作画が乱れるというか、荒々しい絵柄になるが、
CGアニメ映画が氾濫する世の中に手書きのタッチをあえて
残そうという意図なのだろう。

天国の藤子・F・不二夫先生が見たらどういって誉めるだろうか。
照れくさがるだろうか。