メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

ターシャ・テューダート展@高崎市美術館

2009-07-31 20:00:55 | Weblog
秘密の花園の挿し絵や犬を主人公にした絵本シリーズで米国の国民的絵本作家のターシャ・テューダーの作品展である

死んだ兄の身代わりにと肖像画家の母が失明のリスクしょい産んだ娘

だが両親は離婚し、全く別の家庭に預けられる。
そこで絵画の才能は伸ばせた。
自身も23歳で結婚して絵本が売れて四人産むが離婚して四人とも引き取り育てる。

印税で買った農地で草花を手入れし、ろうそくを作り、美味しいお菓子を作って夕方は紅茶飲み暮らす日々

会場にいる男性は私一人、あとは憧れのカントリーライフに羨みのため息つくオバサンばかり。

使用した食器や服や自作人形など見ると、94歳で昨年死んだ彼女は幸せな生涯と言えるだろうが、男性の要らない女の世界に生きた人だと思う。

成人男性を殆ど描いていないのはゴーギャンと同じ。
だがゴーギャンとターシャではまるで合わないだろうけど。

そこで

ターシャ・テューダーの性転換もの(一部で流行り)を構想してみる。

出宇田多謝は、鉄道模型作家とヤオイ作家の間に生まれた
ロボットジオラマ作品で有名になりワンフェスで知り合ったコスプレイヤーと結婚するが、やがて離婚し子供を引き取る
原型印税で群馬の廃工場を買い取り、コツコツとリアルスケールのロボットフィギュアを作りながら息子に手伝いさせながら、長生きする

というストーリーになるかな?

紙のおとぎばなしと刀剣博物館

2009-07-29 17:47:22 | Weblog
オリンピック青少年総合センターで
アートインAsibinaの
「紙のおとぎばなし」

を鑑賞する

ナジェダ・アレクセーワ演出で、白い紙の素朴な人形が一寸法師・ミーツ・ロシアンゴブリンな話が縦横無尽に展開して楽しめる。舞台はたった四人で全ての役を演じており、一寸法師が旅立った後、ロシア編ぬなってからは飛んだり光ったりエアギターしたり、と次々に技を繰り出し、時には客席の子供にボケを打ったりして飽きさせない。

日本の繊細さとロシアの大胆さ、そして日本民話とロシア民話の幸せな合わせ技だと思う。

オチも良いし、なんと教育的なオチがすっと入ってくる。
自分はもう成長しないと諦めてる(諦めることが大人だと勘違いしている)大人こそ見るべき作品

大人も楽しめるというか子供に分かるんかいなという所もあるが、子供もそれ位の方がいいかも。役者もまだ固い所あるけれど自分のものになると人気高まると思う。

で、刀剣博物館に歩く。参宮橋から10分、道は分かりにくいので案内板探しながら行かねばならないし4時入場締め切り

525円で入る

私以外は外人2人のみ、窓口一人、警備員2人で、客とスタッフが同数

展示にはあまり有り難さがわからない素っ気なさだが休憩コーナーで販売パンフレットが各種全部読めるので全部読んで入場料の元を取った
という関連性薄い二つを見たのでした

金田伊功氏追悼

2009-07-28 22:15:02 | Weblog
その画面構成、動き、というより「煌めき」が凄い、アニメーター。

CGで数値制御で動くアニメばかりで、パソコン彩色で思い切ったデフォルメが受付られなくなって、アニメ本来の面白さを忘れたアニメ界にガツンと衝撃を下して欲しかったのに。

学生の頃に伊功作画をパロディにした自主制作アニメや同人誌作った思い出があります。(というかたは少なくないと思います)

CGで作った絵を一度ぶっ壊すような暴力的作画がみたいですが、映すスクリーンが地上のものでないのが寂しい

改めて感謝申し上げます。