メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

映画 ブラッド・ダイヤモンド

2007-04-27 13:50:37 | Weblog
MOVIXのメンズデーにて鑑賞。夜9時半から二時間半、長いからなぁ、寝ちゃうかなあ、という心配はブッ飛ぶ、骨太なアクション・アドベンチャー・内戦大作です。

骨細とは、たとえばオーシャンズ・シリーズのことだ。こんどは13だって。このまま男はつらいよを超えてもダラダラダラ続き作るのか?
オーシャンズ100になったら一人1分づつしか出演できないぞ。

それはさておき、ディカプリオ君はディパーティッドに続き最後に××してしまい、いつもいつもご苦労様です。これではアカデミー賞取れないわけだ。

ジェニファー・コネリーも堂々としたオバサンになっておりますが、(ダリオ・アルジェントに可愛がられて、ウジのプールに突き落とされてた頃が懐かしい)
それでもメリハリあるボディで男をたぶらかす。まあ、戦地の男はたいていの女にたぶらかされますが。

国全体がホームレスという果てない内戦の戦場に、正義はとうに無くなりひたすら物欲のみ。

それを引き起こすダイヤモンド、私は買わなくて良かった。家にいるオバサンは4月生まれだけどね。

いや、このエンターテイメント魂と、ディカプリオの捨て身の演技に拍手します。

これがアフリカだ!

我が家に帰るとここも内戦状態、常態。

これが我が家だ!



映画 サンシャイン2057

2007-04-24 20:56:03 | Weblog
久しぶりにMOVIXのメンズデーで映画鑑賞。

サンシャイン2057というタイトルにちょい躊躇する。
むかし学研とNHKが似た名前の詰らない映画を作って、スクリーンに「金還せ」
と魂の叫びをぶつけたくなる映画がありますた。
あの映画の日本人脚本家はもう仕事が無いだろうと思ったら日本映画も人材不足なのか、アニメの脚本書いているようです。

て、どうでもいいことで。

この映画はそれと比較するのも変な話ですが、しっかり面白いです。

宇宙船の設定、位置関係が引き起こすトラベル、サスペンス。

あまり説明なくストーリーがどんどん進むのでおいてけぼりな観客もいたことだろうと思いますが。

定番の「宇宙船緊急乗換え」や「冷たい方程式」もありました。

ただ、これは「欧米か!」SFにありがちな「神と対話する人物」の登場は正直しんどいです。勘弁してくれ、といいたいです。

エコテロリストの方がまし・・・でも「コスモス」であったからなあ。


ともあれ、柳田理科雄的ツッコミ所もいろいろありましたが、宇宙SF好きは見るべきです

怪奇大作戦セカンドファイル(2)

2007-04-11 09:04:03 | Weblog
怪奇大作戦セカンドファイル(2)をハイビジョンで鑑賞しました。

(1)にはハイビジョンが間にあわず、というか見逃しで、4月30日のBS2放送待ち。

で、食いいるように液晶テレビを見入ったのですが、昭和風俗再現に実相寺撮影再現、とニ兎を追って、ついでに科学的オチをつけて、45分で収めるのはそりゃ無理というものか。

本編90分+メイキング90分のブルーレイディスクバージョンが発売されるのではないでしょうか。

ハイビジョンの解像度を使い昭和ディティールは描いていたが、深みが足りないというか。

それはさておき、
昭和風俗は東京たてもの園メインだが、越生やら五日市やらの古い町並みも利用しているようす。

廃線の都電の再現もあったが車内のシーンはなし。

ふつう、車内で逆光でモノローグのシーンを斜めアングルで撮影するだろう、実相寺なら!

まあ、そこまで、引き継ぎ監督はワガママ言えなかったのだろう。

トータスが活躍しないのはオリジナルを継承している。

いっそ、

「古民家買います」

として、東京の開発で壊される民家を買いあさる老人とSRIマドンナの恋愛仕立てにしたら面白かったのでは?

来週もハイビジョンで見るため十時にテレビへダッシュだ!


人形劇「キャバレーデカダンス」

2007-04-09 08:42:14 | Weblog
2007年4月3日
青山円形劇場でのSOMAジヤパンツアー最終公演
「キャバレーデカダンス」
を見ました。

カナダはケベック州に本拠がある人形劇です。

男性二人の人形出遣いと女性一人が司会役の仮面役です。

文楽、また、ライオンキングを思わせますが、内容はキャバレーのショーを人形達が繰り広げる、かなり大人向けの内容。

黒人の女性歌手が途中で衣装を脱ぎ捨てたり、遣い手の服(全身黒のジャージ)を脱がそうとしたり、しまいには客席に進出し、男性お客さんの股間で演技したり、とヤリタイホウダイ、コリャ子供には見せられない?エンターテイメントでした。また、女性演者は網タイツ姿になると、その有難い足を活かして、三人合体で一人の女性歌手を演じたり。

これが文楽の三人出遣いに最も近い訳ですが、足遣いが人間の生足と言う違いはありますが。

劇の進行とともに客席もほぐれて来て、爆笑、拍手、入り乱れ。

歌は録音で、そこに振り付けしますが、出遣いなのに操作と言うよりボケ役で人形と共演しているかのような操者がとても巧かったです。
歌、セリフはフランス語だったり英語だったり。ケベック州はフランス語圏でしたよね。訛りのキツイ英語のようでしたが、劇を楽しむのに言葉はあまり関係ありません。

むしろ、大人としての経験の方が必要かも?
東京青山の、大人の夜と言う感じです。

青山円形劇場をプロセミアムに使っていたので、舞台が回転したりはしないのですが、回転するバージョンがあっても面白いかと。

客席もほぼ満員です。
未就学児童面お断りとはいえ、客層の年齢が高いと言う印象です。
子供劇場関係者、また、演劇、人形劇関係者が多数、参考のため客席にいたのではないかて推察します。

70分程の舞台が終り、カーテンコール数回。

楽しみました!



東京ミッドタウンの安藤忠雄美術館

2007-04-01 11:26:41 | Weblog
で、開業二日目の東京ミッドタウンの庭で桜を眺めていると、

21_21デザインサイトと言う角張った建物で「安藤忠雄2006年の現場、悪戦苦闘」をやっていて入館時間ギリギリだが千円払って見たのであった。

最近の安藤忠雄、でありますが、都知事には立候補していない。

21_21デザインサイト自体の作り方の解説とか、最近の仕事とか。

注目は、いま渋谷の地下に作っている東急東横線地下駅です。

地下に宇宙船というかUFOというか、地宙船というものがスッポリ埋め込まれてしまうのだ。

ロズウェルもビックリ!

緊急浮遊装置までは付いてないと思いますけど。

21_21デザインサイト自体の構想は2004年末までスッタモンダしていたようで、それから詳細設計、施工と、大変な突貫工事で、しかもコンクリート打ちっぱなしの外観を綺麗に仕上げるため、現場の方の苦労心痛思い遣られます。

まあ、デザイナーのワガママに付き合えるだけ加工技術、材料技術が向上したからで。

レオナルド・ダビンチは物凄い構想を次々立てるも、材料や加工の技術が当時はまったく追い付かず、戦争で資金難になったり、スケッチ見てると可哀想になる。

もちろん、ダビンチが今生きていれば黒川紀章と安藤忠雄を足して5億倍した位な建築家になって次々凄い建物を竣工させちゃうでしょうね。