メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

映画監督 篠田正浩 at フィルムセンター

2010-02-20 20:15:39 | Weblog
本日から京橋のフィルムセンターで特集上映です

篠田正浩監督作品

午前中は新宿で別件あるため、午後から参加

2時の
乾いた湖

5時の
夕陽に赤い俺の顔

は篠田正浩監督自身の解説あるというのでそれを楽しみに

乾いた湖
は60年安保の学生運動を舞台にしているが、当時新人の寺山修司の関心は日本人は米国に飼われた豚、という主張が繰り返し展開される。

混浴やボクシングなど、その後の寺山修司作品に繰り返し登場するモチーフが登場しており、寺山修司作品の元ネタ帳としても楽しめる!
ただ、ストーリーは行きあたりばったりで、着地点がわからず、イライラするというか、眠くなる。

上映後の篠田正浩監督自身の解説で、音楽は結核で寝た切りの武満徹夫妻宅を尋ねたら、助監督のシナリオ同人誌読んでたとか、劇伴にブルーノートが付いてきたとか、
撮影所の人間関係とか

今年も安保の年なのに情けないとか、

寺山修司との脚本つくりかたや、缶詰めの旅館の部屋の隣で大島渚が「デモに行く奴は豚だ!」と言ってたのがセリフに取り込まれてる(てか、この映画のテーマではないのか?)

とか、

この映画が一番現代的、あとはドンドン古い時代を扱ったとか(札幌オリンピックは除き)

とか。

篠田正浩監督に直接質問出来て良かった。
今こそ「乾いた湖2」撮るべき時期ですってば!!

文化庁メディア芸術祭14日(最終日)

2010-02-15 07:26:16 | Weblog
乃木坂駅真上の国立新美術館での、文化庁メディア芸術祭、もう四回出動したが最終日になった

今日も朝から講堂一直線
(1)シーグラフアメリカ
(2)メディア芸術とはシンポジウム
(3)サマーウオーズ

10時前に新美術館着くが講堂の前に行列長い。さすがに最終日でサマーウオーズ。

(1)は米国のコマーシャルやら、おフランスやドイツやらの短編やらILMのスタートレックやトランスフォーマー2のメイキング付きデモ、デジタルドメインのデモ、ラストはピクサーの短編でシメ

ピクサーの短編は、「カールじいさん」の同時上映の雲とコウノトリの奴で、やはりシナリオ、技術とも頭3つ抜けている感じ。劇場でもカールじいさんより面白いでした。

豚組昼飯食べ放題で補給後、シンポジウム。
劇場本体とメディア芸術の関係を整理して問い直し。それを森達也がまた自分の好きな問いに置き換えて議論続く


アートを見せるのに作品製作と展示の二工程あるが、印刷、写真、動画、ラジオ、テレビ、ネットと展示方式が増えて変わり、二工程を区分出来なくなったり、展示方式が重要な作品が増えたりして来た訳ですがそこに分かりやすさを求められた(インタビューにおけるボイスオーバーとか)ため日本のテレビは衰退、

また、映画オーシャンズは音響は殆ど作り物で、映像で同じことしたらドキュメンタリーでなくなるので問題、音響は大切なはず、とも


サマーウオーズは今更付け足しもないが、この作品はフィルム上映よりもプロジェクター上映が適しているのを実感。オズワールド(ケネディ暗殺犯人ではない)の描写はディスプレイが似合う。フィルムのグレーンは似合わない(入道雲を除き)

クレヨンしんちゃんモーレツ大人帝国の逆襲を、9.11後の劇場上映で再び見たときも初見以上に泣けたが、この作品も年を越して、より良い上映条件で見るとなお泣ける。
観客全員がスクリーンに凄まじく集中。招待券で昼寝に来てる客はいないからね。
(隣りに座っていた学生風の男は上映中懸命にメモとっていたが、この映画もいずれ教科書扱いか?)

また、二階会場にいき、「海獣の子供」など読む
通い詰めた祭りでありました

文化庁メディア芸術祭13日シンポジウム大会

2010-02-13 20:36:39 | Weblog
乃木坂駅真上の国立新美術館での、文化庁メディア芸術祭、もう3出動した!

今日は朝から講堂一直線
(1)アート部門映像作品
(2)エンターテイメント部門シンポジウム
(3)屋根裏のポムネンカ
(4)アヌシー映画祭

4本立て計六時間
途中、ミッドタウンのギャラリーも覗いてみた。工芸大やらの写真学科の発表が続いている

シンポジウムは
日々の音色
ニューヨーク在住のクリエーター、NARUTOゲームクリエーター、電気グルーヴPVクリエーターが揃って、映像の作り方がそれぞれ異なるのが対照的で面白い


日々の音色はMacブック内蔵カメラ使い世界中から映像集めてシンクロしたのがまるで対面しているかのような印象作っている

電気グルーヴはなんと撮影四時間、編集2日、民生用カメラ使用のあっと驚く低予算で絵コンテもなく作った、職人だから出来る割り切りの作品

NARUTOは、ソフトウェアハウスの内情暴露というか、いつもイケてるアニメーション鑑賞しながらモデリングやレンダリングやプログラミングしているのが凄いてか羨ましいような羨ましくないような。


ポムネンカ対ハナ肇の人形対決は、知恵比べでポムネンカ側の勝利
ポムネンカモドキが不気味

アヌシー映画祭は人攫いドキュメンタリーアニメーションが怖い怖い。

なかなかなかなか楽しんだまる1日!
こうしたアニメーション上映回で逢うだろうと思っていた人に逢ったし。
メディア芸術祭のアンケート書いてから帰宅。

タートルトーク/バレンタイン土産なう

2010-02-11 15:09:31 | Weblog
わざわざバレンタイン土産のために千葉県くんだりまで。

でも、新ネタのタートルトークは面白い。亀とリップシンク、モーションキャプチャリングで完全双方向会話が出来る。ギャグもジャングルクルーズより洗練されていて笑える。

C.C.コロンビア号の中枢にやっと入れました。コロンビア号の内部構造もわかり、船モデルファン必見!ではないが、相変わらずディテールに手を抜かずにやっている。

室井滋も何パターンかありそうな。

ミッキーの実在は信じられなくても亀のクラッシュは信じられる。

文化庁メディア芸術祭14日まで開催、明日は金田伊功シンポジウム

2010-02-10 12:52:56 | Weblog
乃木坂駅真上の国立新美術館での、文化庁メディア芸術祭、もう二回出動したのだが、会場でも観覧者みなiphoneでつぶやきながら見ていて、私もツイートするばかりで日記を忘れる。
明日の金田伊功シンポジウムでお宝が見れそうだが私は別のテーマパークに行くため参加出来ず。皆様におかれては是非とも早めに出かけてご観覧下さいませ。

シンポジウムも、宮本茂やアート部門や、シーグラフではピクサーのカーズのスピンオフ「メーターの東京ドリフト」を見た。

プレゼンも土日CG作家やらシカフやら、学生CGやら…

漫画も色々座り読み

竜巻中心体験もしました

「メーターの東京ドリフト」は、さすがにピクサーで、それまで上映された他の短編とは画質クォリティー違います。

お話は、メーターが日本車レッカーして東京に着いたら、もうオランダに行けば風車、みたいな感じで、東京に行けば改造車でドリフト合戦、てな感じ。メーターもバリバリ改造してクレヨンしんちゃんか河童のクーか、という勢いで東京タワーを駆け上る。

さすがに車しかいない世界なので、歩行者溢れる渋谷駅前のスクランブルには行けない。


あと1日は、通いたい文化庁メディア芸術祭でした。

ハッピーフライト

2010-02-01 12:52:14 | Weblog
どうせフジテレビ映画だからテレビ放送まで待てばいいやと待って、見た
一本のフライトに話を絞り込んだ脚本は伏線も練り込まれて面白いが、どうせなら羽田沖に水没してゴムボート救出する話にして欲しかったがANA協力がなくなってしまうだろうし佛田特撮監督でも処理仕切れなくなるし、予算が10倍だろうし

空港舞台裏の取材はなかなかのもので、監督インタビュー読むとそのネタでテレビシリーズ作るのか?と思ったが作られてない。

しかし、空の密室はヘビークレーマー要請ギプスなのか。気をつけないと。機内持ち込みはまた厳しくなったし!