メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

男たちの大和

2005-12-30 04:43:31 | Weblog
2005/12/27
レイトショーにて鑑賞。

東映と角川春樹事務所の提携作品、
特撮も東映系の特撮研究所。

がんばって特撮しているが、どうしても前後に
現代の泣かせエピソードが入るので萎える。

大和60回忌としてふさわしいかというと、貫禄
がないなあ、と感じる。

(タイタニックや、宇宙戦争と比べても・・制作費ということではなくて)

この感覚はなぜか、とういと、
制服の似合う俳優がいない、いなくなったためであろう。

また、合成のソフトエッジが人物に食い込み気味で
逆光のように感じられる。これが、とくに大和甲板の
場面で、宗教画風のような印象を与えるため、逆に
重厚感が失われているとも思われる。

(「3丁目の夕日」がかもす重量感に及ばないという感覚)

とはいえタカラの連斬模型シリーズ 男たちの大和
http://www.butsuyoku.net/shokugan/m_yamato/index.html
1セット買いました。

これはディティールすごいが、部品が小さくて壊れたり
無くしたり、とにかく組立が難しかった。




劇団うりんこ公演 「弟の戦争」

2005-12-27 07:46:04 | Weblog
2005年12月18日、19時、北とぴあ・さくらホールにて公演

こども劇場(観劇会)が合同で集客し、ほぼ満員。
実は私もこども劇場のご招待での観劇。

脚本・演出は鐘下辰男。

鐘下辰男の率いる演劇企画集団:THE・ガジラは、

1990年8月
 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・京都』 @新宿THEATER/TOPS
1991年4月
 『曽根崎心中』 @新宿THEATER/TOPS

を鑑賞している。
感情をキリキリ刺激する独特の演出、熱演で、その後も活躍を続けて今に
いたっている。

劇団うりんこでどのような演出をするのか、
ヒサシブリの鐘下節はどうか・・・

舞台に3階建ての工事現場の足場を組み立て、その中で役者を走らせ、
飛ばせ、ぶつけさせ、やりたい放題。
役者を休ませない、気を抜かせない、観客の神経をいらだだせる演出は
健在、舞台装置によりさらにパワーアップ。

戦争は、いまや殺戮をテレビ生中継で楽しむもの、
になってしまったが、

それがいかに異常なことなのかを、テレビならぬ演劇で、
演劇でしかできない表現で、観客に伝えるか。

その手法はラストまで一気につらぬかれ・・・と思ったら、
ラストのオチはなんだか不要な気がする。
西洋人には、どうしても合理性を求められるため、必要な
オチではあると思うが、それで作品のインパクトが落ちた
ような気がする。

とはいえ、やはり、「戦争」と「日常生活」のリンクを
緊密に舞台装置、演技、騒音で観客に提示するこの舞台は
おもしろい。

高学年の観劇には、お勧めします。

キングコング2005

2005-12-25 13:42:31 | Weblog
12月22日は南大沢のトーホーシネマズの開館4周年記念で1000円均一。

そうとは知らず、キングコングをレイトショーの時間に鑑賞。

仕事帰りだから当然たが。

しかし3時間超は長すぎ。

映画のトップシーンは波止場から必死で出航するベンチャー丸にして、あとは出発までの回想シーンで漂着までつなげば上映時間を30分は節約出来るはず。

それをできなかったのは、
「3時間未満の映画は作らない」と思い上がった指輪監督の悪弊である。

子供連れや堅い椅子のことを考えよ!

後でDVDで6時間版でも出すのでしょう?
あ~あ、いやだなぁ。
さて、

イケニエを捧げる場面からこの映画はやっとキングコング映画となる。

草食恐竜の障害物競争から押し寿司状態、

から始まり追いつ、戻り、肉食恐竜の綱渡り対決まで一気に見せてくれる。

ニューヨークではてんで弱いキングコング。
我が家、島では我がもの顔なのに。

そう、これはホームとアウェイの違いなのだ!

だとしたら、島での色々な戦いを対照的に再現して見せるべきだ。
それで3時間超えるなら許そう。

トイレが心配なら上映1時間後の入場をおすすめします。



素晴らしき特撮人生 佐原健二 小学舘

2005-12-25 10:44:35 | Weblog
橋本図書館は映画演劇関係の蔵書も充実していて、佐原健二の本も置いてあった。

早速読んだ。

ウルトラQでの思い出話がメインなのだが、娯楽のメインが映画からテレビに移行する時代の、映画界の様子、本多猪四郎との交友や、黒澤明が肩で風切って歩いていた時代の描写が貴重である。

本当に幸せな特撮人生だと思うが、それも努力と人徳が呼び寄せた運命と言える。

制服俳優の列伝としても読める。

今は黒部進が制服俳優の系列に連なるのだろうか?

チキンリトル3D

2005-12-24 11:31:00 | Weblog
チキンリトルの飛び出す3D上映である。

新築の多摩センターのワーナーマイカルで特別料金2000円。

しかし特殊上映方式オタクの私としては見逃せない。

12月23日の夕方6時の回。

チキンリトルと同じメガネをボックスオフィスでもらい、開演てともに装着。
これはおみやげにもって帰っていいとのこと。回収して消毒するコストの方が高くつくという判断か。

ディズニーのマークから3D化されている。
立体感は控えめ。

だが新開発デジタル上映「クリスシステム」(投影する窓を見上げると、デジタルプロジェクターのブランド、クリスの文字が見えたので)の、首を傾けてもクロストークのないのは画像くっきりで楽。

リトル君は主人公なので羽根の描写は細かいが、父親は手を抜いており、ただのゴムまりに見える。父親らしく、羽毛を表現してほしかった。

という,デジタル表現にちょっと不満はあるけれど、見ているうちに、けなげなリトルくんが可愛らしくなってくる。人生はまだやり直せると教えてくれる。

うちの子どももあんなに可愛い時期がしったなあ、と目を細める・・・


ということで、
最新3D技術知りたい方は要チェック。
ここと舞浜でしか上映してないから。

アイマックス版 ハリーポッター 炎のゴブレット 鑑賞

2005-12-14 04:47:42 | Weblog
で、寄り道してから品川。

品川プリンスホテルもクリスマス一色、エプソンアクアスタジアムへの上り坂も電飾のイルカたちがキラキラと泳いでいる。

16時15分の回をクレジットカードで買う。2000円。
しかし、前売り券の人は差額200円で入れるらしい。

なんと!
なら前売り券買っておくんだった。
前売り券がいままで使えなかったから、
今日は事前準備なくきていたのに・・・

差額200円で巨大スクリーンが鑑賞できるのだから安いよ!

で、この映画は長いせいか、予告もなくいきなり上映。

巨大スクリーン、大出力スピーカーの威力絶大、
活劇シーンでは爆発音が体にビリビリ響き、
馬車や帆船のディティールが迫ってくる。

活劇が後半少なく尻窄みなってくるという映画評を見たが、
アイマックス版をみてそんな感想は出るわけがない。
最後までビリビリきます。
まあ、シリーズものの宿命というか、長い原作を前後の
話のつながりをつけて描くため、ストーリー展開が強引
ですが、でも上映時間が5時間もあったら疲れますから。

35mmフィルム版とは別物です。

「チャーリーとチョコレート工場」は、
わざわざアイマックスで見るほどではないクオリティ
というか活劇内容であったが、これはやっぱり大画面
大音響で正解。

しかし、この魔法学校の試練は、友人・恋人を巻き込み、
死にそうになるところまでやるのは、なんともやりすぎ?
とも思ってしまう。

まだ12歳くらいなのに?
彼ら魔法使いには、日本にきて、少年たちに悪さするオトナ
たちを征伐してほしいですね!

アイマックス版 ハリーポッター 炎のゴブレット 途中下車:大井町牛八

2005-12-13 21:41:27 | Weblog
2005.12.10

日本科学未来館から品川のメルシャン・アイマックスシアターに移動。

りんかい線で大井町に降りる。
ここでJRに乗り換えるのだが、
大井町に学生時代の思い出がある。

大井武蔵野劇場という名画座(瀕死語)によく通っていたのだ。
その時、腹ごしらえは大井町駅東口の近く、牛友チェーンの
牛丼、カレーである。

いまは、改名して「牛八」に
http://gyuhachi.at.infoseek.co.jp/index.html
なっている。

この名物「スタミナカレー」の、小、辛口、サラダセット、
しめて650円を食べる。(写真)

小で普通の外食チェーンの並くらい。中や大になると、
「胃拡張に挑戦」な量になる。昔は挑戦したが、さすがに
今は無理。

どろっとしたカレー、タマネギの間からギトギトに光る豚肉。
申し訳程度にゆで卵の破片をまぶして、しょっぱいドレッシングを
ぶっかけたキャベツサラダもこの濃い味にぴったり。

壁には武富士のティッシュが壁を横断するように積み上げられており、
来店のお約束で一つもらって後にする。

ここから一駅で、きらびやかな品川プリンスホテルに向かうのである。

日本科学未来館のメガスターその3

2005-12-11 10:02:31 | Weblog
いよいよメガスターである。

満員である。

ギリギリなので端っこに座る。西の地平線近く。

プラネタリウムにありがちな、プラネタリウム所在地の夜景から、星を増やしていく。、

そして時間経過で夜空が回転し、ついに500万の銀河の星を集めた天の川が東の地平線から立ち上ってくる。

地上600Kmの星の眺め、そして太陽系外からの眺め。


技術解説が挟まるが、見せ場は天の川。


天の川に始まって天の川に終わるプラネタリウム。

それだけ。
ちょっと物足りないないが、次の番組ではまた工夫されると期待して未来館を後にした。

日本科学未来館のメガスターその2

2005-12-10 20:19:36 | Weblog
メガスターの時間まで全天周映画「アースストーリー」を見る。
動物園の実写とCGの恐竜の合成はうまくいっており、リアルなジュラシックパークはこうかも、と思わせる。

一時外出して留学会館にあるヤマザキデイリーストアで弁当を買い、船の博物館の桟橋で船を眺めながら昼食。

戻るとアシモの実演。もうアシモの実演は何度も生で見ているが、小さい子供が拍手しながら夢中で見ている、外国人も夢中でビデオ回す、会場の雰囲気を味わうのはまたいいものだ。

バーチャルシアターやサイエンス+フィクション企画展をまた見ているうちにメガスターの開場時間になった。

この企画展、良くテキスト見るとけっこう内容あるのだが、それでは狙っているアートとサイエンスの融合という目的から、アートが抜けてしまうのでは?

横浜トリエンナーレの方がよほどサイエンスしていて、しかもアートしてる。

という感想を素直にアンケートに書いてから、いよいよメガスターのシアターに向かった。



日本科学未来館のメガスター

2005-12-10 11:28:04 | Weblog
日本科学未来館に来た。
もちろんメガスターを見るためで、土日はすぐ整理券なくなるとの事で十時開館に間に合わせようとしたが、りんかい線駅から走って着いたら開館5分過ぎ、けっこうな行列。
すでに1回目は満席。
2時の回を確保。

11時過ぎにはその回も満席のよう。あと3時の回が残るだけ。

それまでドイツから持ち込んだ企画展、「サイエンス+フィクション」、を見るがあまりぱっとせず。
最近、ドイツは科学に貢献してないせいか?