メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

日本橋HDDVDプラネタリウム

2007-05-06 19:32:02 | Weblog
日本橋HDDVDプラネタリウムは東京駅と神田駅の中間、地下鉄三越前の上、三井タワーの向かいにある。

作品は2本です。

(1)純プラネタリウムな大メガスター2製作者みずからナレーションする【800円

(2)米国製宇宙旅行CG映画付き【千円】

で、このプラネタリウムの投影ドームは、ありがちな半球ではなくかなり平たく、お皿を裏返した感じです。

それが、プラネタリウムの星空の回転には有効です。

星空が周辺で速く、中央でゆっくりです。

で、地平線に消える星が自分に迫るように感じられます。

500万個の星がです。

星の解像度の高さとピントの深さが両立しているメガスター2ならでは、他に真似できない効果です!


あまりに美し過ぎて、フッと夢の世界に誘われそうになりますが、そこは堪えてマブタを開いて見るべし!

米国CGは、宇宙をいろんな尺度で見せてくれて、まさに我々は星のカケラであることを実感させる。

終了後、日本橋のビルの谷間から濁った夕暮れ空を見上げて、地上の人間の小さな振る舞いと宇宙をどうしても比較してしまうのでした。


【演劇】ドリル魂(扉座)

2007-05-06 19:26:06 | Weblog
4月28日
新宿東口紀伊国屋ホール二時の回

久しぶりの紀伊国屋ホールです。
昔は野田秀樹全盛の頃は、ステージカブリツキの位置に座布団敷いて、野田秀樹のセリフと共に飛び散る唾を浴びながらワル・キュー・レの演劇を見上げていたのは遠い日の思いで。

扉座も勿論ここで・・・フォーティンブラスを見たはず。

で、新作「ドリル魂」はパンフによればミュージカルを目指すがミュージカルをリスペクトするあまり、まだミュージカルとは名乗らないけれど、歌って踊れるようになった扉座を見てくれ!

という意欲満々な作品です。

冒頭、客席前から二列まで、ヘルメットとマスクが配られる。

マイヘルメット持参の客もいる。

ということで、いやおう無く期待がもりあがる。

ドラマはステージでなく、工事現場で起こっている!


シルクド・ソレイユもあるでよ。二度も!

工事現場の恋には、世界最大の手作り指輪が似合う。(コンクリ製)

耐震偽装、引きこもり、計画倒産、帝国陸軍の亡霊、様々な現場の問題を歌って踊って解決する!

これは奉納ミュージカルだった!

という事で「日本ものづくり協会推薦」的な演劇はスカッと終わる。

カーテンコールでは再演の予告もあり、見逃した人は扉座ホームページを要チェックだ。

出店では座長・横内謙介みずから自著をサインしながら売っていて、買い求めたついでに聞くと、奥さんは学校の先生という堅い商売。
その分、夫はステージで夢を追い掛けていられるですね! と、納得です。

再演狙いの方は、最前列狙い、マイヘルメット用意していきましょう。

青少年に教育効果ありますね。ちょい説教臭いとこあるけど、建物か建て直し出来るように、人生も建て直し出来るよ!

と歌いあげてますし、工事現場の騒音で、眠気も醒めるでしょうから。