メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

韓国アニメーション最新事情(パルテノン多摩)映画祭II

2006-10-29 17:45:55 | Weblog
10月28日のパルテノン多摩の上映、映画祭IIを見る。

「地獄」ヨン・サンホ監督作品が強烈です。
「手紙」チャン・ヒョンユン監督作品はは日本的恋愛描写、女の敵は女、的な描写が面白かった。

「パパが必要」
広島国際アニメーション映画祭2006出品でCSのカートゥーンネットワークで一部放送された作品。
その番組のインタビューで製作費と生活費の境目がなくなったとか、となりのトトロのファンであるとか語っていた。
トトロのあまりに素直な影響下にあり、パクリと糾弾するより素直に拍手したくなり作品。

もっと長いバージョンで見たい。


「刑而上学的な蝶々効果の芸術的表現」
パク・キワン監督作品

実写背景に手書き風キャラの合成です
表情のつけかたが上手くて話に引き込まれます。

高畑勲の「おじゃまんが山田くん」を彼にリメークさせたい。

では次の上映がありますのでこれにて。



ラーメン花月のラーメン太郎

2006-10-23 18:16:15 | Weblog
風邪気味なんです。

帰宅までに寒気がしそうなので、途中駅前のラーメン花月にてラーメンを食った。

期間限定の
ラーメン太郎
680円

を注文した。
写真ではわからないかもしれませんが、あからさまに

ラーメン二郎

のパクリである。
味も具も麺も。
味は醤油ベースの背油タップリ、麺は太麺
キャベツ、モヤシタップリで他にトッピングなし。

違いすぎるのは分量ですね。

680円なのだが、
二郎の650円にかなうには、大盛150円と焼豚増量200円計1030円はかける必要がある。キャベツも増やすともう100円か。

二郎の凄さが再認出来るラーメンです。

無論、物足りない分、激辛ニラと生ニンニク生しぼりの無料オプションをタップリかけて風邪の寒気を追い払うのだった。

で、ラーメン花月にはもう一つ、冬季限定メニューの

道頓堀あまウマラーメン

というのもあるんだけど、これはかの

ラーメン神座(かむくら)

のパクリではないのか?

ラーメン花月はラーメンのコピー天国か~?
どうせならフカヒレラーメンとか伊勢海老ラーメンとかを安くコピーしなよな!

あ、体が熱ってきた。
風邪も吹き飛ぶか。



東京国際映画祭「青燕」

2006-10-22 20:07:38 | Weblog
東京国際映画祭「青燕」

「多細胞少女」に引き続き鑑賞。

これはまた、強烈な映画。
米国や中国でも撮影したという、1920~30年代の複葉機がバンバン飛んで壊れて、飛行機映画マニア必見であるのはもちろんだが、映像も充実、音楽の盛り上げもうまいのだ。
韓国映画なのに舞台は殆どが日本の立川飛行機学校。
台詞も日本語の方が多くらい。韓国映画にありがちな、日本人に関する紋切り型表現も少なくて、スクリーンの世界にのめり込める。

参考Webページ
http://pinoccio.at.webry.info/200512/article_34.html
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/yunjonchan_seien.html
http://www.platon.co.jp/~kei/korea/hito/pak.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/29/20051229000000.html

オフィシャルホームページ
 →韓国語版だが、壁紙、スチル、スクリーンセーバーがダウンロードできる。
http://event.movie.daum.net/tab/chungyeon/

この映画、ヒロインが親日的ということで、非難され、攻撃され、韓国での上映が1週間早く終了する、という悲運の映画でもある。

韓国人は、これが素直に、性別の壁、国の壁、そして歴史の荒波にもまれながらも、大空への夢を実現するためにすさまじい努力をした女性の悲話として純粋に物語として鑑賞することができないとは、可愛そうなことだ。

(劇中、日本人が韓国人にかなりひどい拷問をする場面があり、心苦しいところがある。が、日本人を単なる極悪非道に描いていない監督の演出は素晴らしい)

もっとも、「多細胞少女」の質疑にもあったように、実は韓国の大多数は、こうした韓国の女性の偉人に対して関心が無く、ただ、反日を日常の不満のはけ口にしている(?)人には、格好のキャンペーンの材料として消費されただけなのかもしれない。(なかなかうかがい知ることはできないが)
海外で評判をとれば、韓国内でも正当に評価されると思う。

飛行シーンは、CGも多用しているが、迫力があり、スーパーマンリターンズの旅客機のシーンとは別の爆風・酸欠を感じさせる演出で楽しめる。
いやほんと、見ていて高山病というか酸欠状態になって息が詰まってしまいました。

また、結構自由にドラマチックに脚色してありデート映画にも適するでしょう。

ということで飛行機映画マニア、また恋愛映画の好きな女性も誘える映画として、公開されたらご活用くださいまし。

東京国際映画祭「多細胞少女」

2006-10-21 18:17:10 | Weblog
東京国際映画祭の渋谷会場の最初の上映映画である韓国映画
「多細胞少女」
を見た。

プログラムに載ってないサプライズ上映です。

ウェッブコミックが原作のエッチ系青春映画です。

で、なんだか水10のゴリエの登場するコントみたいなのが延々と続く。

アグネス・チャンの青春映画みたいな歌と踊りあり、

途中「学校の怪談」もあり、身分差のある悲恋あり、性同一不全あり、グエムルの怪物あり、いや、竜か、

とりあえず盛りだくさんです。

で、上映終了後にこれまたサプライズな監督のティーチインがあった。

で、がまん出来ずに質問しました。

「役立たず高校」の無宗教クラスの歴史の授業で、韓国歴史認識に関する興味深い表現について。

と、ここで次の映画「青燕」が始まるので、続きはまたあとで。

で、「青燕」が終了しますた。これはまた激しく歴史認識を迫る映画でしたが、それはさておき。

役立たず高校の歴史の授業で、先生は生徒から歴史認識を訂正させられ、ヤケクソになって自分の尻を女生徒に鞭で打たせる。

先生はマゾだったのです。

また、学校は実は墓場の上で、祟りがあり、なぜかそのため女学生が真面目に勉強しはじめて、さっきの鞭のサド女学生は日本語勉強しはじめるが、何の複線でもなかった。


で、監督の答えは、

韓国にも愛国新植え付けの頭ごなし歴史教育は存在するが、学生は無視、無関心である。
関心をよびおこすため入れたシーンとのこと。



冬のソナタ・ザ・ミュージカル

2006-10-11 23:25:50 | Weblog
今、新宿コマ劇場で
「冬のソナタ・ミュージカル」
を上演している。
上演開始1週間。

S席11000円のところ、招待券を貰い、新宿に出かける。

生活の糧の仕事が長引き、しかも飯田橋で線路に入った奴のために中央線が遅れてしまい、新宿コマ劇場に着いたのは8時過ぎ。

中央線リスク炸裂、劇は6時半から始まり7時40分から8時まで休憩です。この20分の間に飲み食いさせるのが、劇場の儲けになるのだ。
で、私が劇場に入った時には残り50分未満、1時間ドラマの一回分ということか。

1番扉から、懐中電灯持った係員に誘導されて指定席へ。

ステージでは病に倒れたチュンサンを取り合う劇が進行していた。

チュンサンはイ・サンヒョン、ユジンはイム・ガンヒ。

ユジンの役は目が光り、表情も良く動き、首も長く、着こなしもよく、可愛い。

チュンサンは眼鏡なし。

そして、手術しないと死んでしまうのに、手術するとユジンとの記憶を無くすと言うので手術を拒否する。

チョンサンは(テレビ通りなら)母親に記憶を改造されユジンとの初恋の記憶を封印されていたわけで、

命か記憶かの究極の選択で、もちろん客席のほとんどを占めるオバサンを泣かせるべく結末になるのだか、

しかし、私なら自分の記憶を蘇らすべき記録やビデオやらメモやらを用意してから手術受けると思うが。

つまり独り「トータル・リコール」するのだ。これで何か不満があるか?

さて、役者はヒタイにマイクを張り付けて韓国語で歌う。
ステージ左右に同じ内容のに日本語字幕がでる。

前の方の席だと役者と字幕をいったりきたりせねばならない。


そこら辺が感激が盛り上がらなかった原因か。カーテンコール後に泣いているオバサンはいなかった。


舞台なのだからもっと悪どく盛り上げて欲しかった。


フラれたものの嘆き、思い出をつづる歌の連打とかね。

で、韓国づいたついでに歌舞伎町の北に行き、南大門市場で韓国食品買って帰宅したのだ。

辛い料理食えば、泣けるかな。


クライマーズハイ

2006-10-08 22:10:58 | Weblog
先週、今週とNHKで再放送したドラマ。
日航123便の墜落事故を題材とし、地方新聞社を舞台としている。

熱い演出で、ドラマに引きずり込まれるが、
その一方で、たかが新聞の発行にこんなに熱くなれるものだろうか、
とも思う。

あの事故から21年も経っているのだ。
新聞、というか紙メディアの役割も変化した。

新聞記者は、自分で特ダネさがすより,「きっこの日記」の
裏をとる方に忙しい。

夜中に宿舎のトイレに侵入して関係者を詰問する荒技新聞記者が
登場したが、いまは使えないだろうなあ・・・もっと凶悪化している
かもしれないが。

新聞の販売と編集が仲が悪いというのも、
メーカーで営業と開発が仲が悪いのと相似だなあ、とは思いましたが
地方新聞社は一つの建屋に全機能がある分対立は激しいのだろうと
推察します。

でも、そんなに熱くなってもあんた、新聞そのものを、みんなが
読まなくなってるんだよ、今は。

そう思うと、歴史劇を見ているような気分になり、
私自身の気分の整理もつかなくなる。
新聞記事の差し替えのため、新聞輸送のトラックのキーを盗むという
のもあまりにアナクロな手法。電子メールの時代に、切手貼った手紙を
出しているかのような・・・時代劇だな。

御巣高山編のラストは、読者投書論争になって、なんだか収まりがつかず
に打ち切られ、ドラマは登山シーンで終わる。
親子の断絶解消のドラマも欲張ったため。

とにかく、熱く、辛く、そしてアナクロなドラマに、私の気持ちも
混乱したままに、でもその気持ちを伝えたくてこのブログを書いている
次第。問題作、内容も、その形式も、時代の変化も含めての問題作、だ。

劇中,飛行機内での遺書が映し出される。これはホントに見ていてつらい。




スケバン刑事~コードネーム麻宮サキ~その2

2006-10-08 17:20:06 | Weblog
十月六日の記事の続き

で、丸山昇一脚本のキャラクター掘り下げは、何を掘り下げているのか?

徳川の埋蔵金ではなくて、ここはやはり深作親子を掘り下げているのだ。

初代スケバン刑事はやはり深作欣二(父親)で、娘が深作健太ということ。

男を見る眼がないと言うのは、色々女優と浮名をながした父親を指しているわけで、

丸山昇一脚本がなんでそういう仕掛けをしついるかと言えば、
その仕掛けにより、
深作健太の松浦亜弥への演出に気合いが入ることまで計算に入れてのことだろう。

ジブリの鈴木プロデューサーよりも凄い計略であります。

というか鈴木プロデューサーは今回そこまで計略が進めなかったと言うことか。

手塚真は、もうブランド維持に努めて、テレビでは良心的コメンテイターと言う、一番賢い選択をしている。退屈ではあろうけれど。

で、内容からみて、スケバン刑事は圧勝と行きたいところだが、客は入ってない。

やはり、歴代のスケバン刑事の娘たちを集めて、

「スケバン刑事娘。」
でも結成するしかないか。



スケバン刑事~コードネーム麻宮サキ~

2006-10-06 17:21:06 | Weblog
例によってメンズデーの鑑賞

夜9時の回は観客十人未満。

では映画は?

東映マークはCG加工されて、シブキが東映のトライアングルのなかをくぐり抜けて目の前に飛んで来る。

わたしはアクション映画は前から3列以内で見ることにしているので、シブキの粒が見えるのです。

で、前評判はあまり良くないこの映画だが、脚本が丸山昇一だから見る気になった。

丸山脚本なら損はしまい、いや、あややファンには理解及ばぬ所まで私なら堪能できるはすだ、と。

深作健太は、少なくともジブリよりは才能が遺伝している。偉大な親を持つと大変とは思うが、手塚真も含め父親不在の家庭でどう過ごしていたかが仕事に反映してる。

健太はイジメの負の体験を、バトロワ2よりも上手くなった演出で描き、サキのラストバトルのキメセリフに説得力をつけている。

テレビシリーズをしっかりリスペクトしているのもいい。

丸山昇一のキャラクター描きこみが見ていて心地良い。

というか、テレビシリーズ知らない人は低い評価してしまうのだろうと、余計な心配してしまう。

期間限定特命刑事だが、続編になると、

期間延長特命刑事

さらに続けば

期間無制限特命刑事

になるだろう。
望み薄いけど。

そして、竹内力が歴代のスケバン刑事に産ませたスケバン刑事二世軍団が結成されるのだろうけど。


わたしはとても楽しんで見てましたが、近ごろの若い人には敷居が高い(横滑り?)作品かも。

残念です。


吉野家の牛丼を食った

2006-10-05 20:15:05 | Weblog
添付写真の牛丼を食った。

吉野家の十月の牛丼まつり最終日だ。
通勤途中にある吉野家は、毎日十一時からのメニューで、出勤の時はまだ、帰宅の時は売り切れ、が四日続いたのだ。

そのためおあづけを食らった犬状態になり、今朝は吉野家の向かい側にある松屋のオーストラリア牛丼350円を食ったのであった。

で、つかのま牛丼の飢えをしのいだその帰り道、また品切かと見れば、なんと、あるのだ!

わたしは迷わず着席して牛丼並を注文した。
一日で牛丼食べ比べをしてしまった。

何年かぶりの吉牛は、味が薄め。最終日までタレをケチり引き伸ばしたせいであろうが、それでも肉を噛み締めれば、懐かしく、約30年前に初めて食べた、これが牛丼の味なのだと刷りこまれた、あの味か少しだけ滲出してくる。

たかか牛丼されど牛丼である。

また一か月食えないのか。まあ、豚丼の味にも慣れてきたのでパニックにはならないだろうが。

憎むべきは狂牛病と米国農務省か。

でも日本人は飼い馴らされてしまったが。