メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

トレインスポッティング

2005-10-29 21:39:46 | Weblog
橋本MOVIXで音楽映画特集しています。
今週は「トレインスポッティング」

今週は疲労がたまっている上でハロウィーンのイベント手伝されているので、寝てしまうかもと思ったら、嬉しいことにこの映画、とても面白い上で編集も良く緊急感あふれ、ちょっとも眠くならなかった。
主演はあのジェダイ・マスターのユワン・マクレガー。

この頃からフォースが使えた?

スターウォーズイヤーの締めくくりみたいな映画???

オクスリはいけませんね!

スコットランドは凄いなあ。牛も狂いますよ。



サレジオ高専・育英祭

2005-10-29 19:24:25 | Weblog
10月29日午後、町田に建ったサレジオ高専の育英祭を見物。

私は機械工学を修めたのですが、この高専はロボットや人力飛行機などを授業に取り入れたと宣伝し、学園祭でも進学相談をしている。
子供の進学先候補のひとつとして偵察の意味もある。

で、校門をくぐったわけですが、あまり華やかな雰囲気はない。

大学の学園祭みたいなあちこちからのバンド演奏や呼び込みなどは期待してないけど、それにしても。

新築の校舎はとても綺麗で渡り廊下も広く、そのわりに生徒数が少ない感じ。そのかわり一人分の発表スペースは広く、デザイン科の生徒は模造紙1枚づつスケッチやら練習課題やら卒業制作やらを展示していて、それはちょっと羨ましい。

また夢工房という小工場には歴代の卒業制作自動車や飛行機が工作機械とともに寿司詰め状態。

ただし、展示や卒業研究に、ちょっと突っ込んだ質問すると、とたんに分からなくなる、実験の意味が解ってない、目的に対して成果不十分なところがすぐに露呈する。まあ、二十歳未満なんでしょうがないか。
俺があの歳の時はどうだったか?

体育館で演劇、とかなんとか喫茶店、とかが無いのが物足りない原因か。

でもその分生徒一人一人の到達度を示していたのだろう。

生徒集めには努力中であるよう。

学食で320円のカレーを食い、父母会のけんちん汁百円(値下げ済み)を食った。

そうそう、プログラム演習で、Z80のボードを作り、楽譜データを演奏させていた。

Z80はまだ現役なのですね!
懐かしい・・・




東京国際映画祭・シレンティウム

2005-10-29 12:56:06 | Weblog
10月23日4時のシレンティウムというオーストリア映画を見た。

当日、ニックパークと宮崎駿監督の対談を聴く前にチケットを買うことが出来た。

ということは、前評判は良くないのかな?
とも思ったが・・
会場は7番スクリーン、バルコニー席のある大きな劇場。さすがに満席にはならなかった。

映画は紹介からは宗教がらみのサイコサスペンスかと思ったら、カソリックの腐敗とザルツブルグ音楽祭の暗黒面を暴く連続殺人事件とそれに巻き込まれる私立探偵の話だった。

チケット買う時には、上映に特にイベントはないとのことだったが、緊急に上映後のティーチ。

こうしたサプライズもあるのが映画祭のいいところ。

登場したのはこの映画の世界セールス担当の女性。

この映画はオーストリアの人気作家のシリーズものの映画化で、同じ監督・主演の映画としても2作品目とのこと。

そのためオーストリアだけで資金調達が出来たとのこと。オーストリアでは大ヒット、ドイツでは観客が良く笑い、ブラックユーモア作品としてヒットしたと。スペイン、メキシコでも受けたとのこと。

それで、日本での盛り上がりに欠ける客の反応が意外だったようだ。

そうか!

これはギャグ映画だったのか!

最初にそう教えてくれてたら、ちゃんと笑えたのにね!
笑っちゃいけない映画みたいな始まり方なんだもん。

客席からの質問のなかで、「わたしはカソリックだが不愉快な作品だった」という意見もあった。

宗教観も印象を左右するようだ。

日本ではヒットさせづらい作品と思います。ほんと。

売り方を、Jホラーのようにして客をだませばちょっとは入るかも。

といったところでした。





対談!ニック・パーク×宮崎駿の企画あれこれ

2005-10-23 20:57:53 | Weblog
東京国際映画祭特別企画のチケットが運良く入手できて聴講かなう。
場所は六本木ヒルズのタワーホールというヒルズのタワー内にある大型会議場みたいな所。
略歴紹介後に両者登場します。
作品を背負って来たニック・パークの方がメインと思われますが、ニックの方が宮崎駿の前で興奮していると言うか、スターに会えたファンと言う感じでした。

宮崎駿の方が発言の主導権取っていた感じでした。
宮崎は自分で「映画は見れば分かる、今日はニックにいろいろ話して欲しい」と言っていながらたくさんしゃべっていた。

それでも、やりたいこと、資本、その兼ね合いで苦労するが金のためとか、言われてしたことはない、と宮崎が言えば、ニックは「一番の制約は時間」と言っていた。長編人形アニメーションはとにかく時間がかかるから。
それでもアードマンスタジオは色々な部門ができて、自分でやりきれないアイディアを他の人に任せたりできるとか。

アードマンスタジオはスタジオの方で、人の管理が大変みたいと宮崎はアードマン創立者の発言からかぎつけて、自身もジブリの所帯養っていくプレッシャーを吐露していた。

宮崎はヨーロッパのクリエイターから本当に尊敬を集めているらしいのは、ニックのスターを見るような視線からも十分うかがえる。
自分の作家性を貫いてしかも高い娯楽性があり高い評価があるというのは、スピルバーグも羨むとか噂があった。
その秘密にニックも迫りたかった様子。
まあ、対談ごときで分かることではないが、ニックは同じステージにいるだけで嬉しいようだった。

本国に帰ったら自慢できる、というか羨ましがられるだろうことは間違いない。

とはいえ、ウォレスとグルミットの新作キャンペーンで四ヶ月も旅暮らしだとか。

休ませてあげてよ!米国資本が入ったせいでキャンペーンこきつかわれている。
宮崎監督もそれは心配してました。

最後にウォレスとグルミットの着ぐるみ登場、昨日アードマンスタジオから届いたという宮崎監督の粘土胸像がニックからプレゼントされて終了しました。


東京国際映画祭・アジアの風「もう一度」

2005-10-23 00:05:38 | Weblog
東京国際映画祭が開幕した。
この映画祭が始まった頃は、上映スケジュールみて熱心に鑑賞計画立てたりしたが、最近は数本みればましという感じ。
昨年は六本木ヒルズで当日券が深夜上映しかなくしょうがなく待っているうちに大地震があったりしたっけ。

今年はアジアの風シリーズ「もう一度」をル・シネマ1にて鑑賞。
当日、何か見たいなあと思いサイトを見て、ぴあでチケット買えるようなので購入。しかし、ぴあは利用料105円、紙チケットにだすとまた100円、と、ひさびさにぴあをつかうといろいなオプション料金とられるようになっていた。

さて映画は、なんと2時間40分の長い長いセブ島の観光恋愛売春映画。
最後にプロデューサー(実は美人弁護士)、監督、主演男優のティーチ・イン。

これがあるから、映画祭は面白い。というか、単に映画を見るだけでは・・・ちょっと長くて退屈した映画なので。

セブの観光状況、日本人観光客の行動、(世界中で)売春と観光が一体化していること、などが議論になった。
フィリピン映画界も苦しく、新作映画を作りにくい状況であるようで、もうフィルムを使った映画で資金回収は困難とのこと。嗚呼。

主演男優に、正価1500円に205円ぴあに追加支払いで入手したチケットにサインしてもらいました。それぐらいしなきゃ、追加分うかばれませんです。
主演男優は実はカーレーサーが本業、ダイビングはやっつけ練習で撮影したとか。

横浜トリエンナーレ、その2

2005-10-16 17:31:50 | Weblog
殆どの展示を観て、パフォーマンスもいくつか眺めて、後は日没後のパフォーマンスとやらを待つのみ。

現代アートということで、素材も現代のものなのは当然だが、とりわけプロジェクター、CG、プラズマディスプレイの役割が大きい。
早い話、自分だけの劇場を簡単に(以前より)構築し、客を引きずり込める。
屋外のパフォーマンスは野外上映会。潮風がちょっと寒い。
ベイブリッジもランドマークタワーも電飾を身にまとい、全身を輝かせた客船が行き交うのを背景にした上映会。
なんか韓国インディーズアニメーション的な寒さも感じる。
いや、ホントに潮風が寒いんだってば。
風邪ひかぬよう帰宅しよう。

山下公園に戻るシャトルバスのなかで「なんか感性磨かれるよね~」と言っている女性がいた。「普段使ってない脳の部分使うから」

私はそこまで到達できなかったが、感性鈍ったのか、いつも使っている脳を今日も使ったからか・・・いずれにしても心地よい疲労感であった。

公園では大道芸。途中の明治屋でビールを買い飲む。
横浜中華街でフカヒレ肉まん食い、よしもと水族館をひやかし、(入場には至らず)、そのまま関内駅まで歩いてしまった。


横浜トリエンナーレ

2005-10-16 14:17:50 | Weblog
アートサーカス・横浜トリエンナーレを見ている。
午後2時からのダンスパフォーマンスを見ているが動きがない。
展示の方は各プロジェクトともかぶらす面白くできている。
巨大サッカーゲームは燃える。
子どもたちも退屈せず見て遊んでいる。
もうしばらく会場に居ます。


お宝鑑定館

2005-10-16 09:57:35 | Weblog
多摩境の紳士服の青山の開店セールに、チラシ持参者全員プレゼントのキティ茶碗を貰いに行ったついでに足を伸ばし、南下していくと、お宝鑑定館、という怪しげな店を見つけたのです。
そこは外装も内装も黒で統一され、穴蔵か秘密基地かという雰囲気。町田市小山町七○五の一。
入り口には遊技用パチスロ、次に米軍放出品、DVDやゲームの中古、フィギュア、プラモ、アナログレコード、古着、古漫画、古写真集、カードゲーム・・・
出口にはガシャポン、駐車場脇には小さな小さなバッティングセンター
完全なオタクマーケット。
中野ブロードウェイのある部分を切り抜き煮絞めた感じ。
一度に手がつけられない感じなので、エバゲリのガシャポンを捻る。シンジ、シンジ、女子高生レイと出たところで止める。
町田街道はさんだ向かいが百円回転寿司なのでしばし摘んで休憩。夕方、雨が大降りになったので慌て帰宅。
天気悪いが収穫あった土曜日であった。

ブエナビスタソシアルクラブ

2005-10-16 09:57:20 | Weblog
橋本MOVIXにて音楽映画特集をしている。
ブエナビスタソシアルクラブは1日2回5百円で上映。
これで会員カードにポイントも貯まりお徳。
映画は老演奏家のライヴにインタビューだ。が、ベーカム撮影をフィルムに焼いているので画質が悪くて目が悪くなったのかと思うほど。
ベンダース監督としては日程、費用、機動力などからやむを得なかったのだと思う。
フィルム起こしはとても丁寧と思います。普通もっと酷い画質になる。
1998年だとソニーハイビジョンカメラもルーカスに気に入られるよう努力してた頃だったから。 でもライヴはせめてハイビジョン撮影出来たと思うけど。
音響はドルビーデジタルで堪能出来る。
音響で唯一の欠点は、ライ・クーダーの声だけやけに大きくクリアなこと。
プロデューサーだからしかたないかぁ?


ああ女神さまっ @ラジオ会館 in 秋葉

2005-10-12 00:31:26 | Weblog
国立博物館の帰りに吸い込まれるかのように、秋葉原下車。吸い込まれるように、ラジオ会館。この最上階には、「ああ女神さまっ」原画展開催とのことで吸い込まれるように鑑賞。

まあ、この手のイベントはリトグラフ即売会とセットになっていて、じっと鑑賞しているとセールスレディが「なにかお気に入りの作品は?」などとすり寄ってくるため、落ち着いて鑑賞できないものだが、それでも藤島康介の原画が見られるのだから我慢して入場。入場は無料でした。

修正の少ない、うまい、迷いの無いペンですいすい仕上げているように見える。
まあ、そんな原画を選んで展示したのではあろうけれど、創作の秘密を知りたいという向きには物足りない原画であったか。

カラー口絵、カバーイラストの展示もあり、そしてそれをリトグラフ化したものを30~60万円程度で即売。

しかしリトグラフになると、ホワイトの修正や下書きの線の消しのこしなどが分からず、つまらない。藤子Fの原画複製は、そのタッチまでわかる素晴らしいモノであったが、リトグラフはつまらない。鑑賞するだけならそれでもいいのだろうけれど、ならコミックスの表紙をスキャンして拡大プリントすればいいじゃん、て、私的複製の範囲内でないといけませんが。

だから、ホワイトの塗りあとまでわかる複製画キボンヌ。買わないけど。

と、「講談社アフタヌーン編集部に必ず届くアンケート」には書きました。

もちろん、編集部でフィルターにかけられて藤島康介にいくわけですが、私の意見は編集室にだけ届けばいいので、まあいいかと。

といいつつ、雨の秋葉を後にした。