中国制だよ、香港アトム

ＣＧ映像版鉄腕アトムでありますが、これからのビジネス展開を考えた脚色はかなりあざとく、

（１）赤対青
（２）空中都市対下層社会
（この軸はディズニーの白人優位主義映画、ウォール・Ｅを連想させてとても不愉快だ）
（３）専横対対話
（４）子を失った親対親を失った子
などなど対立軸をいろいろ加えている、

その分、成長しない子供という泣かせのポイントは薄くなっているが、第一話ではやむを得ないところか

実働部隊は香港のイマジスタジオで、映画の最後にはまるでハリウッドに来たらユニバーサルスタジオに来いみたいな広告が出てくる。

手塚アニメはセルアニメーションは上海で制作してたが今は香港、そのうちもっと南下してベトナムなフィリピンで作る？

で、世界マーケットに出るには いいストーリーとは思うし、 （よくマーケティングしてあると思う）青騎士のエピソードはちゃんと取っておいてあるのもいいんだけど、なんだか寂しい。

エンディングに日本テレビ版の主題歌が流れるとその寂しさもひとしお。