メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

現代アートに舞台裏 サラ・ソーントン著

2009-10-06 19:17:38 | Weblog
鈴木泰雄訳
ランダムハウス講談社・刊
2009年5月13日1刷発行
本体2200円

アートを見るだけでなくたまにはアートの本を読もうと図書館から借りる

エスノグラフィの手法で現代アートの舞台裏、制作や流通や宣伝などを観察レポートしている

日本からは村上隆が観察対象

村上隆は今やイブ・サン・ローランな立場で(C)村上隆作品の量産指揮をする立場である。だが、休みなく働いているらしいし、社員の面倒見はアンディ・ウォーホルよりよいらしい。


エスノグラフィは観察から洞察へと導いてこそ価値があるが、著者サラ・ソーントンは其処まで至らず、読者に委ねている

つまりは、エスノグラフィでいう「ダウンローディング」迄だが、それでも素材が面白ければそれでいいではないか

で、村上隆に話戻すと、

日本のオタク文化流用してボロ儲けという悪いイメージの割にはワーカホリックで、広井王子や押井守よりは良心的に見える。

東京芸大の陳列館で村上隆の自画像を見たことがあるが、学生の彼は、なんと痩せていた!

うえたアートがくせいはふとったアートゴロにしんかした!
コインをごおくえんひろった!

まあ、私は今後とも村上隆工房関連作品を買うことはないだろうが、次な何をパクるのかは興味深くウォッチしていく事でしょう!