メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

レジェンド・オブ・ゾロならぬスパイ・キッズ・ゾロ

2006-01-27 18:27:35 | Weblog
またまたまた、
橋本MOVIXのメンズデーでの鑑賞。

この一作目、マスク・オブ・ゾロ(1998年)は息子と初めて見に行った
非アニメ・非特撮長編映画。まだ小さかったが、いっしょに最後まで
楽しめたことが、思い出に残る映画。

さて今回は1人寂しく鑑賞。
息子は友達と「有頂天ホテル」だ。

以下、ネタバレしますので要注意。
私は存分に楽しんだと申し添え、



ネタバレ開始。


今回は息子も大きくなり、親の血は争えぬ熱血派。
敵は鉄道で一儲けの守銭奴と思いきや、世界征服を
たくらむ悪の秘密結社。
懐かしい!

そして、
ゾロはカリフォルニアの米国加盟、
南北戦争の北軍勝利
のために活躍するという、なんと素晴らしい英雄だ!

ハリウッドの繁栄はゾロのおかげ!!

今回は、そのハリウッド映画でもも食傷気味の家族愛賛歌!

でも、やたらゾロしたがる夫を懲らしめ,
「ゾロが必要なのはあなただけ」と言い放つ妻。
これは主人公のアイデンティティの危機だ。
これはキツイ。
ここで悩むとバットマン・ビギンズになってしまうが、
さすがにバンデラスはそれより離婚に悩む。
こりゃ離婚弁護士ものもトッピングしてある欲張りな脚本。

難をいうと,前半の土地の権利書騒動と、後半の秘密結社
騒動の関連がとても弱い。

続編まで間が空きすぎたので、2本分のネタをまとめて
一つにして、米国社会問題をちょっとまぶして、一本の
映画にしたのではなかろうか???

それはともかく、鉄道爆破のミニチュアは、
あの指輪物語、キングコングのWETA(ニュージーランド)製
である。
WETAの最近、仕事してますねえ。まあ、一度でかい仕事を
したあとで、みんなを食わせていくためには色々やるでしょう。

これからも注目の特撮工房ですね。

なんだか、全体が「スパイ・キッズ」みたい。

これは、「スパイ・キッズ・0(ゼロ)」ならぬ、「スパイ・キッズ・ゾロ」
なのだろう。

続編ではガールフレンドと一緒に、米国の平和を守るのだろう。
そういや、シャークボーイとマグマガール、ってそんな映画?
ぜんぜん違う?