誰が日本の広告を変えていくのか?【家電販売店とアクトビラ】

2008年04月06日 | 誰が日本の広告を変えていくのか
インターネットにつながったテレビを利用してネットサービスを行う「アクトビラ」。

パソコンを使うのと同じように、さまざまな情報や動画をテレビで入手することができ、放送でのコマーシャルだけでなく、新たな広告配信メディアがテレビ受像機を通じて誕生する期待が高まっています。

そこでの前提となるのは、言うまでも無くテレビがインターネットにつながっていることです。

では、誰がテレビをインターネットにつなげるのでしょうか?

普通、テレビを購入したときには、その販売店がテレビの設置やアンテナの設置や接続をし、さらにテレビ側のチャンネル設定をして、リモコンの電源とチャンネルボタンを押せばテレビ放送を見れるようにしてくれます。通販とかディスカウントショップで買った場合標準でそのようなサービスをしてくれないこともあるかもしれませんが、その場合も有料でしてくれるのが一般的ですね。

そこで、いくつかの量販店のテレビ設置についてのページを調べてみました。

ジャパネットたかた「テレビの設置について」
http://www.japanet.co.jp/shopping/internet/inte04-10-recycle.html

ヨドバシカメラ「テレビのご注文から設置まで」
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/customer/55595535.html

上新電機「アンテナ工事について」
http://joshinweb.jp/av/antenna.html

どちらのページを見ても、テレビとインターネットを接続する件についての記述が見当たりません。

そこで、メーカーのサイトを調べてみました。
Panasonicのお客様サポートのページ。
http://panasonic.jp/support/actvila/index.html
アクトビラを閲覧するためのサポート情報が載っています。

対応環境についてのページはこちらです。
http://panasonic.jp/support/actvila/infra/index.html

しかし、、

これらの情報を読み込んで、テレビをインターネットに接続する人ってどれほどいるのか、私にははなはだ疑問であります。

「そもそも、アクトビラって、家庭にブロードバンド環境がある人なんだから、一度はパソコンとインターネットをつなぐ経験があるはずだから、テレビをつなぐのもできるでしょう」

という発言もなかなか説得力があります。

でもしかし、

2011年に向けてのあと3年の間に3,000万台を越えるテレビ購入者がすべて当たり前のように、自分の力でテレビとインターネットをつなぐことをするとは到底考えられないのですが・・。

やっぱり、家電販売店が力をつけていくしかないように感じます。

家電販売店も日本の広告を変えていく1プレーヤーであると言えます。


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