下仁田ねぎパイ:ご当地パイ

2007年11月18日 | 人生は食である。
下仁田ねぎパイをいただきました。

しもねた、、、、ではなく、下仁田ねぎとは?

早速パッケージに印刷されていた原料供給元の「甘楽富岡農業協同組合」を検索。

トップには、「ようこそ!かぶらの里へ JA甘楽富岡ホームページ」が表示されます。んん? かぶらの里だって?サイトにアクセスしましたところ、たしかに下仁田ねぎも栽培しているようですが、今はかぶらが一押しのようです。これからの季節おでんの かぶら を私は好きです。


では、次に群馬県甘楽郡下仁田町のサイトに行ってみましょう。さすがにこちらには「下仁田ネギ」の話というページがあります。

それによりますと、

ねぎは我が国では、「日本書紀」にネギの名が出てくるほか、平安に編集された「本草和名」にも書かれています。
下仁田ネギについての由来は明らかではないが、江戸文化2年11月8日付で『ネギ200本至急送れ、運送代はいくらかかってもよい』という趣旨の江戸大名、旗本からのものと思われる名主宛の手紙が残されており、当時すでに下仁田ネギが栽培され、珍重されていたことがわかっています。


ということであります。

ネギはねぎとして、下仁田ねぎパイであります。

お味は、ずばり、、、、、、微妙~~~。

一つ一つ袋に入ったパイを口に入れると、そこには下仁田ねぎの世界が広がるのであります。

第一印象は、「ネギ臭いパイ」。しかしポリポリと味わうとネギ特有の甘みがパイ生地と溶け合って新しい味覚を覚えるのであります。食べるたびに"微妙"が"絶妙"に変わっていく摩訶不思議なパイであります。

ご当地パイとして全国にその名声をとどろかす浜松は"うなぎパイ"に比べると、圧倒的な存在感を人の脳裏に焼き付けるでありましょう。一生忘れられない味ですね。

ネギ類は加熱するとほのかに甘みを感じてそれが、ネギの美味しさといえるのではないでしょうか。そういった意味でこちらのねぎパイもなんともいえない美味しさをかもし出しております。

たしかに、糖分の多いネギほど美味しく感じるという研究結果があります。 農林水産省 農林水産研究情報センターのレポート

[要約]

加熱調理後のネギの“総合的なおいしさ”に対しては、官能評価の“甘み”の寄与率がもっとも高く、生ネギの分析値でブドウ糖と果糖の含量が多いネギは、加熱調理後おいしいと評価される。



下仁田ねぎパイはこのネギの"甘さ"を上手に使って作られたお菓子です。日本人も古来から食しているネギの奥深さを感じさせる逸品と言えます。



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