広告系ブロガー新年会:織田浩一氏メッセージ

2008年01月12日 | 人生はマーケティングもある。
部署のキックオフを今年は東京でいたしましたので、タカヒロノリヒコ(mediologic.com) 、カワグチソウ ( 広告会議 )カワムラヨシヒロ ( コウコクデアソブ )各氏が仕切られた「広告系ブロガー新年会」に参加するチャンスをいただきました。
「応募倍率約2倍と予想を上回る応募の中、見事座席を獲得された(招待メールから)」ということで、年初からラッキーな体験でした。
関係各位(とりわけ魚民渋谷南口駅前店のスタッフの皆様)には、心から感謝申し上げます。

いわゆるαブロガーと呼ばれる方や、ネット業界での重鎮といった方も混じっての大宴会は、同時に大々自己紹介会でもあり、会場全面で熱い議論がなされていました。(訳あって最後まで参加いたしませんで、失礼しました。)

そのなか、日本を代表するαブロガーの一人、織田浩一氏が遠くアメリカシアトルからがYOUTUBEを通じてビデオメッセージを寄せられました。
現物はこちら
現場では大きな音が立てられず、逐一タカヒロ氏が代弁されておられましたが、その全文を下に上げます。

☆織田さんご本人には、許諾をいただいていませんので、まずかったらメールください→織田様 



Ad-Innovator織田です。

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いします。

広告系ブロガー新年会ということで非常~~に参加したいイベントなのですが、都合がつかず、シアトルからビデオメッセージという形でこのように参加させていただきます。

昨年末のAd-Innogatoreのポストで、2007年は広告経済激変の年だというふうにお伝えしました。

露出からエンゲージメントへ。ターゲティングもデモグラフィックからさまざまなターゲティングへ、料金体系もCPMからCPC,CPAへと大きく変化していきました。
同時に広告プレーヤー経済も変化しました。MicrosoftがaQuantiveを買収して広告業界に参入したり、googleもテレビ、ラジオ、新聞など、マス広告の売買のサービスをしております。

消費者も、コンテンツ制作や広告制作に参入し、広告制作が広告代理店の独占のものではなくなっています。海外の広告業界やメディア業界、それに、日本でも消費者には大きな変化があるように見えますが、日本の広告業界にはさほど大きな変化があるようには見えません。

とういうよりも、みずから大きな変化を作りつつというのではなく、どちらかというと、変化を後追いしているように見えます。

これが、会社の組織の問題なのか、人材の問題なのか、それとも、報酬制度の問題なのか、はたまた、クライアントである広告主の人材や、組織の問題であるか、さまざまな議論があるかと思います。

僕も、この部分について変化を与えたいと思い、Ad-Innovaterを始め、また、「テレビCM崩壊」を出版しましたが、まだまだ議論を深める必要があるというふうに考えています。

そこで、この「広告系Blogger」の集まりが、その大きなきっかけになればとゆうふうに期待しております。

ぜひぜひ、広告業界をまたいで、いろんな議論が起こってくれることを期待しています。

これからも、シアトルからさまざまな新しい広告手法、あるいは、業界の変化、あるいは、技術の変化について情報を提供していきたいと思っております。

そして、また、第二回、あるいは、第三回の広告系ブロガーミーティングの集まりの時には、ぜひぜひ参加したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

それでは、皆さん。幅広くそして深い議論をおおいに楽しんでください。



さて、この新年会に参加されたブロガーの皆さん、そして、参加されたブロガーのブログを読まれている皆さん、議論をその場に終わらせること無く、ブロガーはブログでさらなる議論を深めていき、そして、それが新しい形のムーブメントになるようにがんばろうではありませんか。

ということで、つづく・・・