昔から、「猫は自分の死期を悟り、飼い主の前から姿を消して、ひっそりと人知れず死ぬ。」
とよく言われてきました。
これはやはりどちらかというと迷信に近いものです。
「ねこの秘密」に書いてありますが、自由に家の外に出られる猫たちは
交通事故などに遭うことが多く、ねこは大けがをすると、とにかく狭いすき間などに潜り込む習性があります。
体が全身がぴったりとくっつくような狭いところが安心するのだそうです。
そこに隠れて、怪我が少しでも良くなるのを待つうちに重傷の場合は治ることなくそこで命を絶つことが多いのです。
そんなこととはつゆ知らず、飼い主は死期を悟って身を隠したと思い、死体で見つかった猫をやはりそうだったのか・・・と
昔から伝わっている言葉を思いだし、確信するわけです。
猫は大けがしても、人間なら身動きも出来ない怪我でも痛みをあまり感じずに動くことが出来るのです。
ネコは、痛みを感じないように、怪我をするとエンドルフィンという脳内物質が大量に分泌されるためです。