ノラネコの群れ。 これはこれで幸せなのだ!
ノラネコの寿命は飼いネコの3分の1の3〜5年だそうです。
飼いネコには20年以上生きるものもいます。(先代のチョロは20年生きました)
飼いネコは、なに不自由ない、暖かい住居と栄養に満ちた食事で幸せそうです。
しかし、ほとんどの飼いネコは、不妊、去勢手術を受け、自分の子孫を残せません。
恵まれた生活のようですが、生き物にとって一番重要な子孫を残すと言うことが出来ないわけです。
ノラネコは、食べ物に不自由し、住み家もせいぜい雨をしのげる所でしかありません。
また、子ネコにはカラス、オスネコ、イタチなどの肉食獣と周辺にてきが多く、生き残るのも大変です。
母ネコも乳を出すために、懸命なエサ探しをしなくてはなりません。
ろくにエサも取れず、乳の出が悪くなり、栄養失調で死んでしまう子もたくさん出ます。
それでも、飼いネコよりノラネコになることを選ぶネコがいるそうです。
飼いネコで育ち、自由に外に出られる環境で育てていると、ある日ぷっつり消息を絶ち、
交通事故にでも遭ったのだろうかとあきらめて2〜3年経つて、自宅から遠く離れたところで
ばったり会ったという話もあります。
名前を呼んだら寄ってきて、再会を喜んでいる風だったのですが、
後を追ってくることもなく、またヤブの中に消えてしまったそうです。
ノラネコの自由な生活の方がよいと判断したのでしょうね。
ネコの幸せは本人に聞かなくては分かりませんが、うちのネコはこの生活に満足しているはずというのは
飼い主の勝手な思い込みかもしれませんね。