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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

光る目

2015年12月22日 | 日記

ネコの目は、暗いところで、不気味に光ります。

これは、夜行性動物一般に見られる現象で、網膜の下に、タペタムと呼ばれる反射板のような層があるためです。

わずかな光をこの反射層を使って、増幅し、感度を増すのです。

しかし、昔の人は、やはり、この目に不気味さを感じたのです。



それに、繁殖期のあの鳴き声です。徹夜で鳴きまくりますので、ヨーロッパで、

宗教の指導者のご機嫌をそこねたのは間違いありません。

「ネコは魔女の使い」である、ということで迫害され、殺されまくりました。

この結果は、ご存知のように、ヨーロッパのペストの大流行です。

ネコがいなくなったため、ネズミが異常繁殖し、ネズミが媒介するペストが流行したのです。

たしかに、暗闇で光っているネコの目は不気味ですね。

いまは、だれもネコは魔女の使いだと云われてもまったく信じませんけど、当時は大まじめだったのですね。

エジプトでは神としてあがめられ、ミイラにまでされましたが、

ネコは受難の歴史をも生きぬいているペットなのです。