その19 空の青さは世界一
出たっきり邦人の読者の皆様
明けましておめでとうございます。
旧年に引き続き、本年も宜しくお願い致します。
昨年12月8日から22日まで日本、22-30日をマレーシアに行ってきまし
た。
初夏のニュージーランドから、真冬の日本、そこから常夏のマレーシアと着替
えの忙しい旅でした。
特に日本は、私が着いたとたんに雪でした。
なんでも過去20年間で一番寒かったとか。
マレーシアで着る夏服も持参していたので、あんまり荷物は持てず、日本では
友人からコート、手袋、帽子まで借りて怪しげな格好で動き回りました。
なにしろこっちでは冬でも日中は15度くらいはあるし、ほとんど車で移動する
のでコート持ってません。
日本の電車の中は快適だけど、外を歩き回るのは、本当に寒かったです。
今回は旅で行った日本とマレーシア、ニュージーランドの交通について書いて
見ます。
日本は2週間の滞在で、南は九州、北は東京まで行く予定があったので。JR
パスを利用しました。
これは、2週間45100円で新幹線ののぞみ以外JRすべての線の乗れると
いう便利なもの。指定券も含まれるので、予定がわかって入る時は、取っておく
と快適。外国人と海外永住の日本人が、日本以外の国で購入できます。
日本に入国してから最寄のJR、みどりの窓口でJAPAN RAIL PASSに引き換え
て使い始められます。
私は今回は関空から入国したので、関空のみどりの窓口でパスに換え、はるか
に乗って京都に向かいました。
関空をでると、ねずみ色の建物とどんよりした空という景色が続きます。
私の旅行期間中、大雪のせいで東京行きの新幹線が1時間以上、地方各線でも
遅れが目立ちました。
ニュージーランドだと遅れても、まあそのうちくるでしょとのんびり構えて待
ってます。日本は時間通り列車が走るものという考えがあるから、遅れるとい
うとみんなイライラしているように見えました。
それにしても、遅れは天候のせいでJRのせいではないんだから、そんなにた
びたびお詫びのアナウンス入れなくてもいいと思うんだけど。
市内バスの中でも案内のアナウンスがご丁寧で、何度も流れるので耳障りでう
るさく感じる。
たとえば、バス。
「つぎは土居町。長府病院へはここでお降りになると便利です」
降車ボタンをおす。ビンポン
「次停まります」
これがえんえんと繰り返される。
これがニュージーランドだといっさいアナウンスが流れない。うたたねでもし
てぼたんを押し忘れたら終点まで行ってしまう。最低次どこに停まるかくらい
のアナウンスはしてもいいと思うのだが。
これは普段オークランドのバスに乗り慣れない旅行者には不安で不便である。
地図を見て、行き先をちゃんと確認してから乗らないと、とんでもないところ
に行ってしまう。
ニュージーだと乗る時に行き先か区間数を言って料金を払います。
日本は後払いですね。乗る時に整理券をとって、降りる時に整理券に載ってい
る番号を表示を見て払う。
私は、今、実家のある下関の秋根から唐戸までバスに乗り、バス代が490円
もかかりあまりの高さにびっくり。整理券の私の番号が乗ったときから20番目
以上になり、だんだん料金が高くなっていくのでひやひやしました。日本は利
用客が少ないせいか地方のほうが都市部より交通費高いですね。
おまけに平日でも1時間に一本しかバスがなく、土日は始発が10時台という
ありさま。京都に戻る日はやむなく、新下関駅までタクシーを使いました。
この辺は車がないと生活していけないなと実感。
幸いに徒歩5分のところにスーパーがあるので、車を持たない両親もなんとか
生活していけてるようです。
1月にオークランドへ帰ってきて、市内の美容室までバスの乗ったら、前たし
か片道$4.20が$5(約430円)に値上がりしていた。
距離にして15キロしかないのに、ここもバス代高い。市内だとパーキングに1
時間$6かかるし、メーター気にしながら動き回るはいやだしバスで行ったけ
ど、車のほうが安くついたかも。
オークランドの交通手段はバスか自家用車。鉄道は駅までバスが行っていない、
便数が少ないので乗り手が少ない。駅まで車で行くくらいなら、そのまま目的
地まで車で行くでしょう。
オークランドでは10年ほどまえから、鉄道を充実させ、駅でPark & Ridesし
て市内の車の停滞を緩和させる計画がうちだされている。しかしながら、付近
住民が立ち退きを渋ったり、地元民の反対等でなかなか整備は進んでいない。
地下鉄も環状線も当分できそうになく、できたとしてもこの人口では採算取れ
ないだろうな。
東南アジアの国々で世界最新技術の地下鉄、鉄道が導入されてきているのに、
ニュージーランドは10年たっても変わっていないかも。
その点、日本は地下鉄やら私鉄もあってとても便利。鉄道大国です。
マレーシアのクアラルンプールでも、モノレールがあり通勤に利用されていた。
チャイナタウンからツインタワーまで1.2リギット(80円?)と安かった。
日本では新幹線によく乗った。快適だけど、新幹線ってなんであんなに味気な
いんだろう。トンネルが多いせいかもしれない。
新幹線は外国人利用客のために、英語のアナウンスが流れる。
新幹線にはサイレントカーがあり、この車両ではアナウンスがいっさい流れな
かった。
それより地方の特急電車のほうが、旅らしい味わいがあってよかった。
福岡から長崎までの特急は途中、上り線との待ち合わせをして時間がかかった
が楽しかった。
子供の頃、聞きなれた町の名前をきき、古い町並みを期待していた記憶との違
いに驚いたり、あるいはあまりのさびれようにがっかりされられたりした。
外国に住んでいるせいか、あるいは年のせいか、最近自分の故郷を見に、確か
め行きたくなっている。外国に長年住んでいても、自分のルートは大切で、
私は日本人であり、ここで育ったいう想いを持っている。
私の田舎は観光地でもなく、ただの九州の地方都市である。
子供の頃の通学路を歩いて見た。道草してお地蔵さんを見に行ったりした。
今歩くとこんなに道狭かったかしら、こんなに学校は近かったかしらと思う。
それに町並みも、私の故郷に違いないが、私は思いいがいていたイメージから
ずれ、目の前にあるのは別物のさびれた田舎道なのだ。
40年の歳月が流れているのだから当たり前である。
雪の朝、関空に向かうべく滋賀県の守山駅で待っていた時のこと。
前日からの大雪で朝のダイヤの遅れがあり、10分おきぐらいにアナウンスがは
いる。それがいつものテープのアナウンスと重なって、いったいどの汽車が先
にはいるのか聞き取れなくて、やかましくますます混乱してしまった。
大雪注意報がでていたので、用心のため1時間早く守山駅を出たのだけれど、
関空はクリスマスを利用して海外にでかける旅行者でごったがえしていて、チ
ェックインに2時間もかかった。
後から聞くと、私がでた1時間後に大雪のため湖西線は不通になったそうであ
る。危機一髪であった。
12月22日からのマレーシアは主に長距離バス、観光バス、タクシーに乗った。
私達はクアラルンプールのチャイナタウン近くのバスターミナルから、ペナン
まで5時間の長距離バスに乗った。
切符は前日にしか発売されない。数十あるバスの会社から、ペナン行きを探し
あてるのに苦労して、またその中から良さそうなエアコン付のVIPバスを捜す
のが大変。
日本の地下鉄の駅並みの込みようで、呼び込みもはげしく、エアコンもきいて
おらず熱気でむんむんしている。エスニックな匂いもまじって、気分が悪くな
りそうだった。
当日バスに乗り込むまで、本当に乗れるかどうか不安であった。
ターミナルへ続くメインロードは、発車待ちのバス、十数台はエンジンをかけ
っぱなしで数珠つなぎで待機しているので、周辺の停滞に拍車をかけ、排気ガ
スで息苦しくなる。ここは歩行者には優しくないところです。
チャイナタウンからツインタワーまでタクシーに乗った。行きは20リギット
だった。帰りはメーター付のタクシーで9リギットだった。行きにインド人ド
ライバーにぼられている。
マレーシアのタクシーは乗る前に値段を決める。この相場が旅行者である私達
にはわからない。
それにしても、どこへいってもタクシードライバーはインド人が多いですね。
地元オークランドもそうであるし、スウェーデンに行った時も、空港からイン
ド人のタクシーに乗った。
12月31日に、オークランド空港にたどりついた時は、いつものことながら空
気が澄んでいて、本当に空が青いと思った。
東京もそうだか、クアラルンプールも晴天でも空はどんより曇っていた。
排気ガス、大気汚染のせいだ。真夏のマレーシアで歩き回ったが、日焼けしな
かった。ここでは30分でも炎天下にいると焼けてしまう。
先日の新聞によると、NZ人は同緯度に住むアメリカ人よりも、約40%以上も強
い紫外線にさらされているという。薄くなり続けるオゾン層、キウイのアウト
ドア・ライフスタイルと同時に、NZの空気が澄んでいることが主な理由だとい
う。
今日は日焼け止めを塗って、ビーチにでも行ってみようかな。
出たっきり邦人の読者の皆様
明けましておめでとうございます。
旧年に引き続き、本年も宜しくお願い致します。
昨年12月8日から22日まで日本、22-30日をマレーシアに行ってきまし
た。
初夏のニュージーランドから、真冬の日本、そこから常夏のマレーシアと着替
えの忙しい旅でした。
特に日本は、私が着いたとたんに雪でした。
なんでも過去20年間で一番寒かったとか。
マレーシアで着る夏服も持参していたので、あんまり荷物は持てず、日本では
友人からコート、手袋、帽子まで借りて怪しげな格好で動き回りました。
なにしろこっちでは冬でも日中は15度くらいはあるし、ほとんど車で移動する
のでコート持ってません。
日本の電車の中は快適だけど、外を歩き回るのは、本当に寒かったです。
今回は旅で行った日本とマレーシア、ニュージーランドの交通について書いて
見ます。
日本は2週間の滞在で、南は九州、北は東京まで行く予定があったので。JR
パスを利用しました。
これは、2週間45100円で新幹線ののぞみ以外JRすべての線の乗れると
いう便利なもの。指定券も含まれるので、予定がわかって入る時は、取っておく
と快適。外国人と海外永住の日本人が、日本以外の国で購入できます。
日本に入国してから最寄のJR、みどりの窓口でJAPAN RAIL PASSに引き換え
て使い始められます。
私は今回は関空から入国したので、関空のみどりの窓口でパスに換え、はるか
に乗って京都に向かいました。
関空をでると、ねずみ色の建物とどんよりした空という景色が続きます。
私の旅行期間中、大雪のせいで東京行きの新幹線が1時間以上、地方各線でも
遅れが目立ちました。
ニュージーランドだと遅れても、まあそのうちくるでしょとのんびり構えて待
ってます。日本は時間通り列車が走るものという考えがあるから、遅れるとい
うとみんなイライラしているように見えました。
それにしても、遅れは天候のせいでJRのせいではないんだから、そんなにた
びたびお詫びのアナウンス入れなくてもいいと思うんだけど。
市内バスの中でも案内のアナウンスがご丁寧で、何度も流れるので耳障りでう
るさく感じる。
たとえば、バス。
「つぎは土居町。長府病院へはここでお降りになると便利です」
降車ボタンをおす。ビンポン
「次停まります」
これがえんえんと繰り返される。
これがニュージーランドだといっさいアナウンスが流れない。うたたねでもし
てぼたんを押し忘れたら終点まで行ってしまう。最低次どこに停まるかくらい
のアナウンスはしてもいいと思うのだが。
これは普段オークランドのバスに乗り慣れない旅行者には不安で不便である。
地図を見て、行き先をちゃんと確認してから乗らないと、とんでもないところ
に行ってしまう。
ニュージーだと乗る時に行き先か区間数を言って料金を払います。
日本は後払いですね。乗る時に整理券をとって、降りる時に整理券に載ってい
る番号を表示を見て払う。
私は、今、実家のある下関の秋根から唐戸までバスに乗り、バス代が490円
もかかりあまりの高さにびっくり。整理券の私の番号が乗ったときから20番目
以上になり、だんだん料金が高くなっていくのでひやひやしました。日本は利
用客が少ないせいか地方のほうが都市部より交通費高いですね。
おまけに平日でも1時間に一本しかバスがなく、土日は始発が10時台という
ありさま。京都に戻る日はやむなく、新下関駅までタクシーを使いました。
この辺は車がないと生活していけないなと実感。
幸いに徒歩5分のところにスーパーがあるので、車を持たない両親もなんとか
生活していけてるようです。
1月にオークランドへ帰ってきて、市内の美容室までバスの乗ったら、前たし
か片道$4.20が$5(約430円)に値上がりしていた。
距離にして15キロしかないのに、ここもバス代高い。市内だとパーキングに1
時間$6かかるし、メーター気にしながら動き回るはいやだしバスで行ったけ
ど、車のほうが安くついたかも。
オークランドの交通手段はバスか自家用車。鉄道は駅までバスが行っていない、
便数が少ないので乗り手が少ない。駅まで車で行くくらいなら、そのまま目的
地まで車で行くでしょう。
オークランドでは10年ほどまえから、鉄道を充実させ、駅でPark & Ridesし
て市内の車の停滞を緩和させる計画がうちだされている。しかしながら、付近
住民が立ち退きを渋ったり、地元民の反対等でなかなか整備は進んでいない。
地下鉄も環状線も当分できそうになく、できたとしてもこの人口では採算取れ
ないだろうな。
東南アジアの国々で世界最新技術の地下鉄、鉄道が導入されてきているのに、
ニュージーランドは10年たっても変わっていないかも。
その点、日本は地下鉄やら私鉄もあってとても便利。鉄道大国です。
マレーシアのクアラルンプールでも、モノレールがあり通勤に利用されていた。
チャイナタウンからツインタワーまで1.2リギット(80円?)と安かった。
日本では新幹線によく乗った。快適だけど、新幹線ってなんであんなに味気な
いんだろう。トンネルが多いせいかもしれない。
新幹線は外国人利用客のために、英語のアナウンスが流れる。
新幹線にはサイレントカーがあり、この車両ではアナウンスがいっさい流れな
かった。
それより地方の特急電車のほうが、旅らしい味わいがあってよかった。
福岡から長崎までの特急は途中、上り線との待ち合わせをして時間がかかった
が楽しかった。
子供の頃、聞きなれた町の名前をきき、古い町並みを期待していた記憶との違
いに驚いたり、あるいはあまりのさびれようにがっかりされられたりした。
外国に住んでいるせいか、あるいは年のせいか、最近自分の故郷を見に、確か
め行きたくなっている。外国に長年住んでいても、自分のルートは大切で、
私は日本人であり、ここで育ったいう想いを持っている。
私の田舎は観光地でもなく、ただの九州の地方都市である。
子供の頃の通学路を歩いて見た。道草してお地蔵さんを見に行ったりした。
今歩くとこんなに道狭かったかしら、こんなに学校は近かったかしらと思う。
それに町並みも、私の故郷に違いないが、私は思いいがいていたイメージから
ずれ、目の前にあるのは別物のさびれた田舎道なのだ。
40年の歳月が流れているのだから当たり前である。
雪の朝、関空に向かうべく滋賀県の守山駅で待っていた時のこと。
前日からの大雪で朝のダイヤの遅れがあり、10分おきぐらいにアナウンスがは
いる。それがいつものテープのアナウンスと重なって、いったいどの汽車が先
にはいるのか聞き取れなくて、やかましくますます混乱してしまった。
大雪注意報がでていたので、用心のため1時間早く守山駅を出たのだけれど、
関空はクリスマスを利用して海外にでかける旅行者でごったがえしていて、チ
ェックインに2時間もかかった。
後から聞くと、私がでた1時間後に大雪のため湖西線は不通になったそうであ
る。危機一髪であった。
12月22日からのマレーシアは主に長距離バス、観光バス、タクシーに乗った。
私達はクアラルンプールのチャイナタウン近くのバスターミナルから、ペナン
まで5時間の長距離バスに乗った。
切符は前日にしか発売されない。数十あるバスの会社から、ペナン行きを探し
あてるのに苦労して、またその中から良さそうなエアコン付のVIPバスを捜す
のが大変。
日本の地下鉄の駅並みの込みようで、呼び込みもはげしく、エアコンもきいて
おらず熱気でむんむんしている。エスニックな匂いもまじって、気分が悪くな
りそうだった。
当日バスに乗り込むまで、本当に乗れるかどうか不安であった。
ターミナルへ続くメインロードは、発車待ちのバス、十数台はエンジンをかけ
っぱなしで数珠つなぎで待機しているので、周辺の停滞に拍車をかけ、排気ガ
スで息苦しくなる。ここは歩行者には優しくないところです。
チャイナタウンからツインタワーまでタクシーに乗った。行きは20リギット
だった。帰りはメーター付のタクシーで9リギットだった。行きにインド人ド
ライバーにぼられている。
マレーシアのタクシーは乗る前に値段を決める。この相場が旅行者である私達
にはわからない。
それにしても、どこへいってもタクシードライバーはインド人が多いですね。
地元オークランドもそうであるし、スウェーデンに行った時も、空港からイン
ド人のタクシーに乗った。
12月31日に、オークランド空港にたどりついた時は、いつものことながら空
気が澄んでいて、本当に空が青いと思った。
東京もそうだか、クアラルンプールも晴天でも空はどんより曇っていた。
排気ガス、大気汚染のせいだ。真夏のマレーシアで歩き回ったが、日焼けしな
かった。ここでは30分でも炎天下にいると焼けてしまう。
先日の新聞によると、NZ人は同緯度に住むアメリカ人よりも、約40%以上も強
い紫外線にさらされているという。薄くなり続けるオゾン層、キウイのアウト
ドア・ライフスタイルと同時に、NZの空気が澄んでいることが主な理由だとい
う。
今日は日焼け止めを塗って、ビーチにでも行ってみようかな。
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