ゲートに阻まれ、下川の「七尺ニレ」に会いにいけなかった僕とGPZは、239を東へ。天北峠を越えてオホーツクへの分水嶺を越え、西興部村に入った。西興部から天塩川の上流域にくるっと回って帰路に着こうと考えたからだった。天北峠を越え、下ってくると国道脇に大きな看板。「行者の滝、4.5㎞」とある。 . . . 本文を読む
剣淵町の開拓記念樹に別れを告げ、剣淵駅から国道40号へ戻ると、そのまま国道を横断して道道205号線に入った。上士別峠を越え、天塩川の上流域に入って道道61号線に合流、さらに道道101号線に乗り換えて北上、下川町へと向かう。『下川の七尺ニレ』と呼ばれるニレの巨木があるはずだ。 . . . 本文を読む
3連休の最終日、北海道地方は地域によって、晴れ、曇り、雨とモザイク模様の天気。残りシーズンも少なくなり、休日晴天の組み合わせも後何日あるか分かりません。今朝チェックした天気予報では、石狩地方では日中晴れ。そこで、午前中だけ、ちょこっとバイクで秋を探しに散歩に行くことにしました。 . . . 本文を読む
5月5日は子どもの日でした。我が家の子どもはさっさと友だちと遊びに出かけてしまい、残った両親は、天気もいいので桜を見にちょっとだけおでかけすることにしました。札幌市西区の琴似発寒川の堤防沿いの桜です。美しく、満開でした。
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この1週間くらい、北海道は非常に涼しく、むしろ寒いくらいの日々が続いています。今日はまた雨でした。約2ヶ月前、6月のある日に支笏湖と札幌の間、恵庭の漁川(いざりがわ)上流域の支流、ラルマナイ川にかかる3つの滝を訪れましたので、ご紹介します。 . . . 本文を読む
赤井川村のカルデラの春景色を堪能したら、赤井川小樽線、国道393号線で小樽市毛無山に向かう。
…つもりで走っていたのだ。
が、つい、毛無山に向かう右曲がりの角で、今まで行ったことのないまっすぐな道についつい踏み入れてしまった。 . . . 本文を読む
星置。美しい地名です。この美しい名前の土地は、札幌市手稲区と小樽市星野町との境を流れる「星置川」に由来し、手稲山の北斜面から流れ落ちる星置川は昔、右岸は泥炭地と湿地、左岸は砂地の土地でした。今では札幌市のベッドタウンとして開発されています。今日訪ねたのは、星置川の二つの有名な滝のうち、下流にある「星置の滝」です . . . 本文を読む
9月9日(日)午後3時50分 石狩市 石狩川河口付近。カーブを曲がると石狩川の河口の原野の姿とその縁を行く道が見えた。海岸段丘の段の部分が、崖のような斜面となって立ち上がり、その下に道が走り、右手に原野が広がっている。段丘の突端の先に光っている水は、旧知津狩川。その向こうに遠く巨大な清掃工場が見える。風は秋色。誰もいない道をバイクで疾走する。 . . . 本文を読む
(前回のつづき)
9月9日(日) 午前8時10分
国道452号は、夕張市から山の中のみを走り、芦別市へ抜ける約150㎞の山岳道だ。
今では完全舗装の2車線の道だが、20年前はダートだった。
20年前、1987年夏。
僕はGPz400F-Ⅱで、友人のセロー225とともに、この道を走っていた。
GPzはオンロード車。セローはオフロードバイク。
友人はオンロードでダートを走る僕のペースに合わせて . . . 本文を読む
層雲峡は、北海道一の大河、石狩川の上流、大雪山から流れ出した水が集まり、旭川方面へと流れようとする途中にある、柱状節理の岩肌が迫る渓谷である。
ここも北海道の他の地に漏れず、温泉が湧いている。
国道はこの難所をいくつものトンネルで越えていくが、その旧道沿い(20年前はメインルートだったが)に、落差100mの大きな滝が双子のように流れている。
銀河の滝、流星の滝である。
日本百名瀑にも選ばれたこ . . . 本文を読む
今年は記録的暖冬だったが、4月に入ってからはむしろ平年より、寒い日が多く、降雪も頻繁にある。山あいも雪解けは進んではいるものの、春本番にはもう少し時間がかかりそうな、そんな4月の前半である。
先日、車で尻別川上流域から中流域をたまたま通ることがあった。
尻別川は、道央、支笏湖近くの恵庭岳付近を源流に持ち、秀峰羊蹄山、ニセコ山系を巻くように西に流れ、日本海にそそぐ川である。
春から秋にはニセコ付近 . . . 本文を読む
旅の終わりに、利尻に沈む夕日が見たい。天塩川河口からオロロンラインを北上。
幌別の風力発電の風車群を過ぎると、道以外には人工物の何も見えない道が続く。
電柱も、ガードレールもない。秋の夕暮れ、冷え込んでくる空気を感じながら、薄雲の晴れることを祈りつつ、ひたすらバイクを北に走らせる。
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美深、音威子府、中川と、川は遠い町々をつなぎながら流れて行く。サロベツ原野。いよいよ天塩川の旅も終わりが近い。幌延手前から蛇行を繰り返し、多くの三日月湖を作り出した流れは、日本海に向けて西に向かい、海の近くで南に向きを変える。天塩川を下る 第3回。天塩町で川は日本海へと解き放たれて行く。
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士別で剣淵川と合流した天塩川は名寄盆地を北に流れる。川幅は徐々に広がり、水量のたっぷりとした流れは滔々(とうとう)と下っていく。名寄付近は、広々とした明るい風景が広がっている。名寄市を過ぎると、北見山地と天塩山地に挟まれ、山あいを縫うように流れる。天塩川を下る第2回、中流で小さな無人駅と出会った。
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天塩川は北海道の中央から北に向かって流れる川で、源流は北見山地天塩岳(1557,6m)、河口は日本海、天塩町。長さ256km、流域面積5,590k㎡で、信濃川、利根川、石狩川に次ぐ、日本でも有数の大きな川である。2005年9月、僕とGPZ1100は天塩川の全貌を体感すべく、まずは源流域、天塩岳の懐へと向かった。
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