医大生・たきいです。

医大生的独言。

確かに医学部ってホグワーツ。

2015-02-23 23:59:59 | 医大生的生活

ブログ村で面白い記事見つけました。

「ホグワーツと医学部は似ている」-元文系・再受験主婦の医学生ライフ

おおおなるほど…!!医学部のお偉い先生ってなぜか髭もじゃの先生多いっすよね(笑)。ホグワーツ。よしこれはパクリ記事でお茶を濁します。医大生・たきいです。




医学部と寮生活というのは相性がいいらしく、全国にそれなりにあるようです。1年生だけ寮生活必須というパターンはよく聞く気がします。どこの医学部寮でも同じような感じみたいですが、新入生で10人前後のグループが作られることがほとんど。くじ引きで1年間一緒に過ごす仲間が決まります。

あ、これってまさしくハリポの組み分け帽子じゃありませんか。



グリフィンドールにスリザリン。それぞれの寮にカラーがあるように、医学部寮の小グループ(うちではラウンジといいます)にも不思議なことにそれぞれの雰囲気があるわけです。そのラウンジは全部で10数個。慣れない初めての寮生活も、ラウンジが一緒になった新入生同士手を取り合って生活していきます。協力して試験対策をするときから、ここには書けないようなことをするときまでずっと一緒に過ごします。大浴場にはみんなで行って、毎日が修学旅行のよう。

1年生ラウンジは、医学部1年生を終えた後解散して、次にやってくる新入生にラウンジを明け渡します。それでも、1年間寝食を共にした仲間とはずっと仲がいいわけです。仲がよいのはラウンジの同級生同士だけではなく、出身ラウンジの先輩後輩とも。上級生は自分の出身ラウンジに足を運んで新入生のお世話をするわけです。

桜の季節が近づいてきました。医学部寮は、新入生のみなさんをお待ちしております。






(魔法使いにはなりたくない人(笑))

OSCEわず

2015-02-21 23:39:53 | 医大生的生活

なんやかんやいろいろちょいちょいオスキーやらかした気がしますが(笑)、とりあえず明日から遊びます。勉強ばっかしてたら、いつの間にか外が春めいていましたよ。暖かくてびっくり。こういうこと感じさせちゃううちの大学のカリキュラム怖すぎです。医大生・たきいです。



オスキーです。OSCEと書いてオスキー。前日に不安になってOSCEネタを書いてた医大生ブログ村の先輩たちの記事とかまわってみたのですが、

「日本語話せれば受かる」
「どう見ても茶番」
「人格が崩壊していなければOK」

的なことも書いてあってなおさら不安になりました(笑)。そんなこと言われたら落ちたら余計に恥ずかしいじゃないですか。笑

きっと喉元過ぎて熱さを忘れていらっしゃるに違いありません。と思って気持ちを立て直します。

試験本番、結構緊張します。あれやり忘れたこれやり忘れた、あそこであれやればよかった、ここでああすればよかったと、試験直後は気付かぬけれど、しばらく時間が経ってからは叶わぬ恋に悶々とするかのように後悔の順列組み合わせが始まります。

そんな茶番感が漂うとさえ言われるOSCEでございますが、受験していてこんなことを思いました。


OSCEとは、大学病院への就職試験である。


学生の病棟実習への参加の可否が問われるOSCE。学生実習はもちろん就活とは異なります。しかし、医業とはサービス業。白衣を着ていれば病院の一員に他なりません。

医学部というのは、医師国家試験さえパスすれば就職率は100パーセントに限りなく近いわけです。それだけ、他の業界と比べて「就活」に力を入れる土壌がありません。したがって、「人間力」を見られるような試験に違和感を持たざるを得ないのが、この業界に染まり始めた我々なのです。ほとんどの医学部生は気づいていないような気もしますが、「こんなの意味ない」と愚痴をこぼす前に、我々は考えるべきことがあるのかもしれません。

そんな哲学的思考に耽っていたらいくつか手技を間違ったわたくしなのでした。笑







(模擬患者の知ってる後輩にやるのが恥ずかし過ぎた人(笑))

OSCE練習なう

2015-02-20 23:59:15 | 医大生的生活
OSCEの練習してます。寮で友達と一緒に。誰かが患者さん役になって服を脱いでもらったり身体を触らせてもらったりするわけですが、


「キャーッッッ!

くすぐったいんだモン///」


とか男同士で叫び始める奴がいるのでいい感じでホモ集団っぽくなってきました。そんな夜の医学部寮にようこそ。医大生・たきいです。




「ネクタイの着用が望ましい」

というのがオスキーの注意事項。ネクタイの上に白衣です。「好きな言葉は、情熱です。」みたいなギャグをかましたくてしょうがありません(笑)

そういえば、特にこどもを相手にするようなドクターはあえてネクタイを締めないことも多いんだとか。白衣さえ敢えて着ないこともあるらしい。

そういった例外事項を包含できるようにでしょうか。マニュアルには

「白衣を着用する」
ではなく
「ユニフォーム(白衣)を着用する」

って書かれてあるので、お偉い先生方は流石だなと思います。細かい日本語に配慮できているのには好感が持てます。

でも、まずは基本をおさえなさいってことで白衣にネクタイなのでしょう。

でも、診察中にネクタイ締めている医者の割合ってどれくらいなのかな…と気になったわたくしなのでした。笑

勘でいきます。

3割。

結構いい線?







(地味にオスキーイケるか心配な人(笑))



【医学部入試】志望理由が弱い?

2015-02-19 21:20:10 | 医大生的生活

あゆさんからコメントいただきました!

「こんにちは、高校三年の医学部受験生です。面接のことで、先生に医学部への志望理由が弱いと言われ、困っています。
因みにたきいさんは何と答えましたか?」


返信を以って、本日のブログとさせていただきます。医大生・たきいです。



ご質問いただいていろいろ考えてみましたが、アドバイスを2点ほど。

1.きっかけではなく理由を語る

「こどもの頃かかりつけの小児科の先生に憧れて…」
「喘息だったので呼吸器内科医に…」

「それがきっかけで」

みたいな話よく聞きますよね。本音としては結構なことです。でも、こういうエピソードを使っちゃうのは「作文」としてはヘタで、センスがない気がします。「きっかけ」を語るほど時間に余裕はないはずです。

1)目指している医師像
2)それがどうして社会に貢献しているか

に注目するとシンプルにまとまる気がするので、よかったら参考にしてください。

私の場合は…。
……同級生たちも数多くこのブログ読んでくれているので若干恥ずかしいですが、せっかくコメントいただいたので書きますね笑
上記の項目にならって書けば、

1)地域医療に従事する医師
2)人の命はみな平等であるはずなのに、その暮らしぶりを支える医療に都市部と地域で格差があることに対して疑問を持っていた。自分が医師となり、地域医療に従事することで少しでもその格差を解消したい。

みたいなことを答えようと当時は思っていました。というのも、意外に面接本番で聞かれなかった気がします笑

あぁ、恥ずかしすぎて、「直ちに勉強しますごめんなさい」状態なうです(笑)
なるべく具体的な医師像を思い浮かべられるかどうか。まずは10年後、どんな医者になっているか。この機会によく考えてみてください。
医者といってもいろいろいるわけです。医学部に入学するともっと分かってくるかと思いますが、医者の仕事って案外幅があります。全体の95%以上を占める臨床医も、各々専門とする診療科は多岐にわたるといったことばかりに留まらず、顕微鏡を覗いている先生や、白衣を脱いでネクタイを締めてお役所勤務という先生もいれば、企業における健康面でのサポートをする先生もいます。いろんな選択肢がある中で、自分はこういった医者になりたい…!と答えられるとなおよいでしょう。


因みに、周囲の医大生たちにアンケート調査をしてみたら
「俺、入試本番で志望理由が弱いって言われたわ(笑)」
だなんて言っている私の友人も元気に医大生をやっておりますので(笑)、本番でうまく話せなくても心配しなくていいかもしれません。


2.どうして志望理由が聞かれるか

医学部に入ると実感するかと思いますが、医学部での勉強は、入学前に想像したものより遥かに大変なのです。もっとのんびり勉強できるかと思っていたのですが、とんだ誤解でした。難関と言われる医学部入試をクリアしても、医学教育に苦戦する人は少なくありません。
それだけハードな医学教育に立ち向かうだけの「情熱」があるかどうか。それが問われているのが医学部面接の志望動機に他ならないと考えます。


「君の面接官をやったんだけど覚えてる?」
と先生から声をかけられた友人がいました。先生は続けて、


「あのとき、『勉強を第一に頑張ります』と言ってたよね? だから頑張らないといけないよ」


結局、こういうことなのです。





ご質問に対するお答えができていないかもしれませんが、こんなところです。

あゆさんの志望校合格をお祈りしております。
あゆさんのおかげで初心を思い出せました。お互い頑張りましょう( ´ ▽ ` )ノ






(CBTの疲労がヤバすぎて死んだように寝てた人(笑))