医大生・たきいです。

医大生的独言。

3年がかりで8文字覚える

2015-02-17 19:56:57 | 医大生的生活

ブログで酒飲んだ話を書きすぎているせいか、いろんな方からいただく差し入れが酒のつまみっぽいものばかり(笑)。うん。嬉しいです。そんな中で「チョコパイ」っていうかわいいものをちゃんと差し入れしてくれる県人会の後輩ちゃんたち大好きだよ。医大生・たきいです。





関節リウマチという病気があって、医学生が記憶すべきその単純X線像として「関節裂隙の狭小化」というのがある。昨夏、アレルギー膠原病学の系統講義ではじめて関節リウマチを学んだときには、まるで自分の頭はザルであるかのように長期記憶にはならなかった。整形外科学で関節リウマチがもう一回出てきて、ようやくしっかり覚えられた。自分の中で知識が常識に変わった実感があった。何回もやらないと頭に入らない。自分ってバカだなとつくづく実感した瞬間。ちょっと虚しい。

今度の試験に向けて免疫学を復習していた。あれどうだったっけ…と思ったところがあったので、1年生のときにまとめていたノートを本棚から引っ張り出した。担当教授が県人会の先生だったこともあって、ノートを作るくらいやや真面目に勉強していたのである。

目的のところを探そうとノートをペラペラめくる。免疫学の講義の中でも関節リウマチがちょびっと出てきたことくらいは覚えていた。驚くことに関節リウマチについてもちょっとまとめてあって、そこには「関節裂隙の狭小化」という文字が。完全に自分の字だ。ちょっと笑ってしまった。「お前、これ書いたときなんも分かってなかっただろ~」と、1年生のときの自分にすかさずツッコんだ。

3回目の「関節裂隙の狭小化」。実は3年もかけて、ようやくたったの8文字を記憶できたとか自分アホすぎである。医学を学ぶというのは果てしない。






(学食のチキンライス大盛が大盛すぎて激しく眠い人(笑))